STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

金環日食の発表会

2012年06月24日 | 2012金環日食
金環日食限界線共同観測プロジェクト 長野県塩尻市地域グループ
~限界線で見た金環日食、世紀の天文ショーを振り返る~
 塩尻地区発表会

6月24日、塩尻総合文化センターで開催されました。

5月21日の金環日食に関する、塩尻市内で行われた様々な取り組みについて報告されました。

市内小学校の代表として
桔梗小学校の小河先生から「みんなで見た!感じた!金環日食」
PTAが協力して、多くの児童が学校校庭に集まって、金環日食を一緒に体験し感動した様子が報告されました。


市内中学校を代表して
丘中学校の科学部から「限界線を探せ! 全校生徒の観測から」
全生徒が登校前に日食グラスで観測し、その結果を科学部の皆さんが独自に検証したうえ、限界線の位置を考察したという素晴らしい内容の発表でした。


丘中学校教諭の宮下先生から
「ビデオで測る!太陽の直径 限界線チームBの活動」
金環日食のビデオ映像をもとに、太陽の直径を精密に測るという取り組みがされています。
正確な時刻保持をもとにビデオ映像による検証の過程を紹介していただきました。


そのほか、塩尻星の会と中央公民館から塩尻市の限界線観測プロジェクトの取り組みと観測結果が報告されたほか、来賓の大西さん(長野高専教授)から全国の限界線観測に関する取り組みと本日発表された内容についても講評いただしました。
講評では、丘中学校科学部の発表に対して賛辞を贈っていたほか、塩尻市の限界線観測プロジェクトに対しても、学校と公民館が協力して行い、子どもたちと地域の人が一緒になって観測したという点に対して評価をいただきました。いずれも全国に誇れる取り組みであるとコメントいただきました。


塩尻に居ながら観測できた金環日食。今回、塩尻に居ながら聴くことができた金環日食の発表会…でした。


塩尻東地区ほたるまつり

2012年06月23日 | 地域社会
第6回目となる塩尻東地区ほたるまつり。
みどり湖を源流とする田川と、四沢川が流れる塩尻東地区は、ほたるが多く見られるところ。
地域の環境保全も兼ねて、ほたるまつりが開催されています。
塩尻東地区センターを会場に、内外で催し物を行ったあと、田川・四沢川のほたる鑑賞と星空観察が行われます。
塩尻星の会では、地区センターの室内で星の話をしたあと、駐車場で星空観察会を受け持ちました。

例年梅雨の時期でもあり、天候が悪いのですが、今年は梅雨の晴れ間。星空観察も行うことができました。

まず室内での話。
今年のメインイベントであった金環日食の報告。写真を見ながら、世紀の天体ショーであった金環日食を振り返っていただきました。



引き続き、星空観察。
観察のメインは月と土星。多少雲が残っていたものの、用意した天体望遠鏡でじっくりと観察していただきました。
土星のリングには皆さん感激。
天候のせいか、金環日食による天文熱が高まっていたせいかわかりませんが・・・例年より星空観察をしていただいた人数は多かったようでした。



落ち着いたところで、田川・四沢川へほたるを見に・・・。
こちらもピークを過ぎてしまったせいか、ほたるの光は少なかったです。


金環日食の発表会のお知らせ

2012年06月14日 | 2012金環日食
どなたでも自由に参加できます。
あの金環日食の感動を追体験しませんか!


金環日食限界線共同観測プロジェクト 長野県塩尻市地域グループ
~限界線で見た金環日食、世紀の天文ショーを振り返る~
 塩尻地区発表会

 今回の金環日食では、全国で多くの人が空を見上げ、そして様々な体験をしました。中でもここ塩尻は、金環日食と部分食の境目である北限界線が市内を通っていました。そのため、単に輪のような太陽が見える、という金環日食に比べてダイナミックな太陽の形の変化を見ることができました。それだけでなく、限界線付近での観測は、太陽の直径を精密に測る、という研究にも結びつく大切な観測となっています。
 金環日食から1ヶ月が経ち、それぞれの観測の結果の整理も進んできています。今日は、観測から得られた成果の発表をお聞きしながら、みんなで眺めた・体験した、世紀の天文ショーを振り返り、感動を共有するとともに、私たちがこの観測・体験から学んだ多くのことを確かめ合えたらと思います。

2 期 日
 2012年6月24日(日) 14時~16時
 
3 主 催
 金環日食限界線共同観測プロジェクト 長野県塩尻市地域グループ

4 共 催
 塩尻市教育委員会

5 会 場
 塩尻総合文化センター 301多目的室

6 内容発表
 ① 写真で振り返る金環日食
            発表者  塩尻星の会
 ② 金環日食を見よう! 塩尻市金環日食限界線共同観測プロジェクトの取り組み
   ・金環日食限界線共同観測プロジェクトの概要について 塩尻市地域グループ
   ・塩尻市金環日食限界線共同観測プロジェクトについて 中央公民館
 ③ みんなで見た!感じた!金環日食
            発表者  桔梗小学校教諭 小河 保宣さん
 ④ 限界線を探せ! 全校生徒の観測から
            発表者  丘中学校科学部のみなさん
 ⑤ ビデオで測る!太陽の直径 限界線チームBの活動
            発表者  塩尻地区地域グループ 宮下 和久さん
 ⑥ 金環日食観測の全国の取り組み
            助言者  金環日食に本委員会副委員長 大西 浩次さん

(6)ご意見・質問コーナー 

(7)予告編! 8月14日は金星食! (次回は2063年!)           
            発表者  塩尻星の会
   「今年第3番目のビックイベント、金星食が起こります。日食と同様、天体の動きを感じていただける
    貴重なチャンスです!花火大会も楽しいですが、こちらもぜひお楽しみに!ペルセウス座流星群の活
    動期、流れ星との競演も見られるかもしれません」
    潜入開始 14日 2時43分30秒 潜入終了 14日 2時44分35秒
    出現開始 14日 3時42分30秒 出現終了 14日 3時43分25秒

 (8)日本で最後に金環となった、福島県南相馬市における金環日食のビデオ鑑賞
    ・金環となった時刻が違います。(4分かけて月の影が西から東へ移動しています)

 (9)閉会


金星の太陽面通過

2012年06月06日 | 星空
6月6日は、金星の太陽面通過が起こりました。
前回は8年前。さらに前は125年前のこと。次回は105年後!
前回は6月9日でしたが、ちょうど梅雨入りにあたり、天候が悪く見ることができませんでした。
そのリベンジとなる今回。まさに一生最後の機会。
台風3号の動向が気になりましたが、あいにく雲の多い天候。でも回復傾向でしたので、晴れ間を待っていました。
平出遺跡公園で行われた観察会の会場に出向き、雲間から3回ほど顔を出しました。
金環日食の後であったせいか、観察会にはテレビ局をはじめマスコミ何社か来ていました。
天候のせいか、来場者はポツポツ。




雲間から顔を出した太陽に金星の大きな黒いシルエット!
よく見ると黒い球体のように感じます。独特のシルエット…。




天候は、どうも西の空に晴れ間が続いていたので移動することに…。
朝日村にある最終処分場の入り口に陣取りました。
それでもスッキリと晴れ渡る空にはなりません。
それでもしばらく晴れ間が続く時間が長くなりました。
そうしているうちに、第3接触の直前、大きな雲に覆われしばらくの間雲の中。
このまま終ってしまうのか・・・と思っているうちに、第3接触頃晴れ間が出てきました。
しかし、うす雲が残る状態で第4接触まで続き、金星も太陽から離れていきました。
この最後の接触時、一抹の寂しさを覚えました。
金星よ、サラバ!また105年後・・・。