STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

きょう(5月29日)の水星

2007年05月29日 | 星空
明日から天気が下り坂というので今夜の星空は期待していなかったが、ふと見てみると晴れているではないか。
既に薄明も終わりかけ。双眼鏡で西空を探すと、まだ水星は見えていた。透明度が落ちた低空ゆえ、肉眼では見えない。
急いで撮影。
この撮影時間19時52分だったが、山の端まだ高く、十分地平高度は保っている。
通常の最大離角では、見えている時間は30分程度だが、今回十分な離角があるので、もっと余裕がありそう。でも見えにくいことには変わりない。
探すには、まず双眼鏡で・・・。バードウォッチングする程度の双眼鏡で十分です。

明日から悪天候の予報なので、次回は6月1日か・・・。


最大離角前の水星

2007年05月27日 | 星空
6月2日に水星(太陽系で一番太陽に近い惑星)が夕方日没後の西空で、最も高く見える。
この日、水星は東方最大離角を迎える。西空に見えて、ナゼ東方なのか・・・?
単に太陽の東側で最も離れて見える・・・という意味。太陽が西に沈んでまだ見えている空は太陽の東側・・・ということなのだ。
分かりますか?
この東方最大離角。年に3回ほど起こるのだが、今回起こる最大離角が最も条件が良い(つまり、最も太陽から離れて・・・地平線上最も高く見えるということ)
さらに、夕空には宵の明星金星が輝いている。つまりふたつの内惑星が同時に見える、ということだ。こういう機会はなかなかないそう。

国立天文台では、内惑星ウィークというキャンペーンを行なっている。
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070601/

今宵は寒気が入って北西の風が強く、昼間の暑さからうって変わって肌寒くなった。冬空のようなちぎれ雲の合間に水星が見えた。
薄暮の残る空に影絵のようなちぎれ雲・・・。刻々と変化する雲の形・・・。
一瞬、2匹のエビか何かに囲まれているような水星を見た・・・。

四季の星空観察会(5月26日)

2007年05月27日 | 星仲間
前回のリベンジとなって好天に恵まれたが、折りしの黄砂のため、やや霞んだ夜空となった。それでも次第に透明度は増してきたので、良かった、良かった。

開会前、最大離角を控えた水星を見つけた。ここ天体観察ドームがあるいこいの森公園では、西山がやや小高くなっているのだが、わりと支障なく見つけることができた。
開会時間となって、約30人の一般参加者が来場。親子連れが多かった。
この時点で水星は山並みに没してしまったが、金星・土星・月・しし座γの順で、全員の方に観察してもらった。
黄砂の影響によりシーイング・透明度とも今ひとつではあったが・・・。
参加していただいた皆さん、各天体について自分の眼で見た印象、思ったこと・・・それぞれ何かあったと思う。それを脳裏の片隅において、これから経験する自然との対峙に活かしてもらえれば、これ幸いである。

黄砂

2007年05月27日 | 気象
本日は晴天なり・・・と思いきや、朝から太陽の輝きが弱い。天気予報によると、全国的に黄砂の影響があるとのこと。
確かに晴れているが、なんとなく薄曇りのような空模様。午後になっていくらか落ち着いてきたようだが、高ボッチ&鉢伏方面の東山はボンヤリ霞んでおり、北アルプス方面の西山は、ご覧のとおり山並みがほとんど見えられない状態・・・。

夕日・・・明日は天候下り坂

2007年05月24日 | 気象
穏やかな陽気が続いた。・・・とは言うものの、ここ二日ほどは真夏の陽気だったが。
明日は天候下り坂の予報。高層雲も厚みを増して、夕日が眩しくなく見られた。
先日入手した70~300mm望遠レンズにより夕日を撮影。300mmでもVR機能(手振防止)があるので、手軽に撮影できる。
高層雲により減光した太陽。黒点が出ていれば写っていたかも。
(ちなみに写真は周囲をトリミングしてあります)
予報では、明日の悪天候も明後日には回復の見込み。
26日は、2回目となる四季の星空観察会の予定・・・。

初夏の星空

2007年05月23日 | 星空
昼間の気温は上がり暑い一日だった。
夜になっても気温が下がらないので、夕涼みがてら天体観望。
あいかわらず、まばゆく輝く金星、しし座に鎮座する土星、土星を追い越してやはりしし座に鎮座する月・・・。観望対象は十分。
昨夜ほどシーイングは良くないが、ますまずの気流状態。しかし、天候下り坂傾向のためか、高層雲は去来している。

金星は若干膨らんだ半月状。全面を覆う白雲がまぶしい。金星像の中央が黒ずんでいるのは見かけ上の現象か。来月9日の東方最大離角に向けてさらに高く見えている。その後の三日月状の金星も楽しみ。

土星。この何年か、次第に土星のリングが細くなってきた。
今年のリングは、太からず、細からず・・・バランスの良い形だ。
衝が過ぎて久しい土星。薄明終わったこの時間は既に西の空に傾きつつあるが、まだ十分高度もあるので、落ち着いた気流のもと観察できる。

月。今宵月齢6で、明日が上弦の月となる。
欠け際には大きなクレーターはないが、晴れの海・静かの海の滑らかな地形が美しい情景。
(*写真は、やはり手軽に撮れるこの月にした)

そのほか、二重星である、しし座γ星(2.2等-3.5等、離角4.4秒)、ふたご座α星(1.9等-2.9等、離角4.5秒)を観望。落ち着いた気流の中楽しむことができた。

そろそろ水星も東方最大離角の日が近づき見やすくなってきている。
これは次回の楽しみとしよう。


月齢5の月

2007年05月22日 | 星空
早めに帰宅したので、薄明中に望遠鏡を用意。
先日金星に近づいていた月は、今夜土星の近くに移動している。
今夜はとてもシーイングが良い。
半月状の金星も観望。200倍程度では像の揺れを感じさせない。

コリメート法で月の撮影。今夜は月齢5。
この望遠鏡では、カメラアダプタによる撮影ではピントが合わないので、手持ちコリメートを敢行。
好シーイングのせいか、割とよく写ってくれた。
欠け際中央のテオフィルス・クレーターに落ちる影が印象的。
その近くの神酒の海付近の地形が興味深くよく見えている。
精妙な月の地形にしばし見入っていた。

天体観測講座Ⅰa

2007年05月21日 | 星仲間
県生涯学習推進センターの市民講座「天体観測講座Ⅰ ~星空へのいざない~」に参加してきた。
ここは県教育センターとの併用施設で、もともと教員の研修施設なのだが、最近では一般市民(県民)向けの講座も行なわれるようになってきた。その講座のひとつ。この施設には、50センチ、カセグレン式反射望遠鏡をもつ天文台がある。これは松本地域最大の望遠鏡だ。
3年前に始まった講座。当時は私も受講者として参加したのだが、昨年より、講座のサポート役として参加することになった。
そうした講座の今年初めての開催。
過去の講座では、なかなか晴れる機会がなく、今年は21日から25日までの晴れた日・・・という位置づけで実施されることになった。その初日、ようやく晴れる日に恵まれることとなった。
とは言うものの・・・。昼間真っ青な晴天で、夜も完璧な晴れ間を予感されたが、午後からにわかに雲が広がり、講座の最中も雲に悩まされることとなった。しかし、ねばった甲斐あったか、当夜見られる天体、月齢4の月、金星、土星、それにしし座のγ星(二重星のアルギエバ)を観察することができた。
講座の内容は、備品の8センチ屈折望遠鏡の組立てから操作、50センチによる観察など。
月面の携帯電話のカメラや持参のデジカメで、参加者みんな撮影にも熱中。
次回は11月に行なわれる予定。

月と金星の接近(5月20日)

2007年05月20日 | 星空
今日はぬけるような青空。でも空気は5月とはいえないような冷たさ。
風も強く、ちょっと気候が荒れているようです。

そんな中、今宵月と金星の接近が見られた。
日没とともに、寒気の影響と思われる黒っぽい雲が広がり、見えるかどうか危ぶまれたが何とか雲は回避。
冬のような透明度のもと、凛としてまばゆいような輝きの月と金星。
すぐに目にとまるような存在感があった。


光害調査進行中

2007年05月15日 | 星仲間
光害調査も順調に進行中。
sky quality meterを使うため、効率良くできる。
とある調査ポイントでの様子・・・。
木星が昇ってきた。もうそんな時間(光害調査は21時から22時の間で行なうのだ)・・・と思ったが、この季節既に昇ってきているのだ。
湖面に映った木星。
調査の間、星空は眺めるけど、星空を楽しめていない。
湖面に映った星影を愛でているのも良いかな。