STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

♪ レ・ヴァン・フランセ

2009年11月28日 | 音楽(コンサート)
あれから4年。さらに完璧。

○日時 2009年11月29日(土) 16時08分~18時35分
○会場 松本市音楽文化ホール
○演奏 ポール・メイエ(クラリネット)
    エマニュエル・パユ(フルート)
    フランソワ・ルルー(オーボエ)
    ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)
    エリック・ル・サージュ(ピアノ)
○プログラム
    マルティヌー「六重奏曲」
    ラヴェル「クープランの墓」(木管五重奏版)
    カプレ「ピアノと管楽器のための五重奏曲」ニ長調
    シューマン「幻想小曲集」作品88
    ヒンデミット「五つの管楽器のための小室内楽」作品24-2
    プーランク「六重奏曲」
 アンコール
    プーランク「六重奏曲」第1楽章から
    マルティヌー「六重奏曲」から第5楽章

久々に楽しみにしていたコンサート。
前回は2005年の来日の時、この音文ホールにも訪れて素晴らしい演奏の記憶が残っているのです。以来このメンバーで録音された「プーランク室内楽曲集」のCDも聴き、プーランクの曲の面白さを痛感させられ愛聴盤になっています。
プログラムは割りと馴染みの少ない曲が多かったのですが、アンサンブルの完璧さ・・・それぞれの奏者は演奏行為を楽しみながらそれを追及している、言い換えれば、1回限りという舞台上での可能性を追求している感があって、思わず楽章間や曲間ではため息が出てしまいました。
特に曲をリードしていたパユとルルーは、お互いの駆け引きが見えるようで楽しめたです。

国際宇宙ステーションの通過(11月27日)

2009年11月27日 | 星空
雲が多い空でしたが、昨夜に引き続き見えました。
先行する左側の明るい光跡がステーション、右の暗い光跡がシャトルです。

> シャトルは、地球帰還のため離れていき、見えないと思います。

と書きましたが、まだステーションとシャトルは並走していました。
西に見える夏の大三角形の中を通過して、南に見える木星の上方を通っていきました。昨夜はその間隔が約10度ほどでしたが、当夜は約30度ほど。間隔が広がってきたようです。ついでの、飛行機も点滅しながら通過していました。
シャトルの帰着のことはよく知りませんが、いつまでこの並走は見られるのでしょうか。

国際宇宙ステーションの通過(11月26日)

2009年11月26日 | 星空
夕方、国際宇宙ステーションとスペースシャトルの通過が見られました。
仕事終わって直後の時間帯、条件の悪い市街地の駐車場で撮影しました。
18日にスペースシャトル「アトランティス」がドッキング。昨夜地球帰還のため、分離したばかりで、当夜はステーションとシャトルが並走している様子が眺められましたよ!
写真は15秒露出で、二つの光跡が重なりかけて写っていますが、分かりますでしょうか。右上方にカシオペヤ座が見えています。
明るさはステーションの方が輝きが上、木星をしのぎ金星並みの明るさでした。シャトルの方は木星並みでした。
明るい光点が並んで動いてゆくのは、なかなか見ごたえありました。

条件の良いステーションの通過予報は次のとおり。
・11月27日(金)17時50分頃(西の空・・・北西から南西へ)
・11月29日(日)16時59分頃(天頂やや西の空・・・北西から南東へ)日没直後

シャトルは、地球帰還のため離れていき、見えないと思います。

益川敏英氏、講演会(松本大学)

2009年11月21日 | 科学・技術
2008年ノーベル物理学賞を受賞された、京都産業大学教授の益川敏英氏の講演会が松本大学第一体育館で行われました。ノーベル賞受賞者の講演を身近に聞くことができる機会はそうはないこと。聴講申込みをした次第です。
定員1000人ということで、大きな体育館いっぱいになりました。
講演は「科学と現代社会」というテーマでした。今日まで多岐にわたる科学の発展については、科学・研究者による失敗の繰り返しにより、現在の基礎科学は発展してきた・・・と本日の講演を理解しました。
現代の科学は、大規模化してその研究にもお金がかかるようになっている。自身行ってきた理論科学はお金はかからないが、その成果を使う分野ではお金がかかる、とおっしゃっていました。

現在、国予算の仕分け作業が進められ基礎科学に関わる予算が削られ始めています。
現政府も、その辺を考えてほしいと思います。

桔梗小学校「星空観察会」

2009年11月15日 | 星仲間
14日、木曽町のシンポジウムを終えて、塩尻市立桔梗小学校の「星空観察会」へ参加しました。桔梗小PTAの主催で、桔梗小の学校開放講座として行われたとのことです。
塩尻到着時には、ちょうど開会した後でした。前日の雨も回復し、夜になって晴れてきて観察することができました。
前半は体育館に集まって、プラネタリウムソフトにより今夜見られる星空の予習。木星の見る位置。西空にまだ見える夏の大三角形から秋の星座の見え方を学びました。その後、近くの広場に移動して、用意した5台の天体望遠鏡に分かれて、それぞれ観察してもらいました。
参加者40名ほど。新型インフルエンザの影響か、予定より少なめの参加だったそうですが、その分、じっくりと観察することがでいたようです。
この夜、木星のガリレオ衛星相互食として、イオとガニメデによる掩蔽があり、ふたつの衛星がくっつき、またはなれていく様子が観察できました。
観察会中に、そんな機会があることはなかなかないです。

(写真上)
前半、体育館での事前学習の様子


(写真下)
観察会が終了し多くの参加者が帰った後、役員とその子どもたちが残って観察してもらった様子


木曽町で・・・天の川にやさしい街づくりシンポジウム

2009年11月15日 | 星仲間
木曽星の会が主催する「天の川にやさしい街づくりシンポジウム」に参加してきました。今年で3回目の開催だそうです。
11月14日(土) 木曽町木曽福島保健センター

4つの事例発表と、JAXA研究員による基調講演「かぐや・月から見た地球」がありました。
○光害防止条例制定から20年、岡山県美星町の取り組み(美星天文台 綾仁さん)
○星空のみえるまちづくり(熊本県民天文台 艶島さん)
○木曽町の夜空の暗さ調査(木曽青峰高校天文部)
○木曽の星空環境と夜間照明の共存を探る(木曽星の会)

美星町の発表は、全国初の光害防止条例の制定までの経緯、その後井原市に合併した現在の状況などの話をお聞きました。地方自治体の条例では、例がない前文があること、現在条例の適用範囲は、井原市全域ではなく、旧美星町地域限定であること、関連の審議会は現在行われていないことなど、課題があることを話されました。
熊本県民天文台の発表は、天文台のある城南町に導入した光が水平や上方に漏れない、いわゆる城南型防犯灯の導入の話をお聞きしました。
木曽青峰高校の発表は、スカイ・クオリティ・メーターを使った夜空の暗さ調査の発表で、塩尻星の会の取り組みを参考にして行ったそうです。塩尻~木曽地域で連携ができれば良いかと思います。
木曽星の会では、木曽郡内の星空観察会を通して、夜間照明のあり方を提言されていました。
それぞれ身の入った良い事例発表でした。



基調講演は、JAXAの固体惑星科学研究系教授、加藤学氏による講演で、話題となった、日本の月探査機「かぐや」の打ち上げから探査の成果について話されました。特に、NHKと共同で行った月面のハイジョン映像を何本か見せていただきましたが、NHKが未放送のものも数多くあり、じっくりと見いってしまいました。
いろいろと考えさせることもあったシンポジウムでした。



♪ 品川聖 ソロ・Ⅳ

2009年11月10日 | 音楽(コンサート)
雨音とヴィオラ・ダ・ガンバの響き…

○日時 2009年11月10日(火) 19:00~20:45
○会場 あがたの森文化会館(旧松本高等学校講堂)
○演奏 品川 聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
○プログラム
    カール・フリードリヒ・アーベル ヴィオラ・ダ・ガンバのための27の小品(全曲)

品川聖さんのヴィオラ・ダ・ガンバを聴くのはこれで3回目。前回は今年4月、フルートとチェンバロのトリオ。最初は2年くらい前・・・?ソロ・Ⅲと銘打ったコンサート。Ⅲ以来のソロコンサートということ。
会場のあがたの森は、以前も音楽を聴いたことがあります。講堂というと、デッドな響きを連想しそうですが、なかなか音響が良いのです。今回のヴィオラ・ダ・ガンバは、とてもマッチしていました。雅な深い呼吸による音楽…という感触で、時間感覚がゆったりとなった気分・・・。
コンサートホールではないので、外の雑音も入ります。開演後、雨が降り始めました。車のタイヤ音に雨音が混じり、会場のヴィオラ・ダ・ガンバの響きと交錯します。これがまた良い!
夢と現実とを行ったり来たりを繰り返し・・・。
ちょっと不思議な体験をした気分になりました。

今回、品川さんの新しいCDのリリース記念によるコンサートということで、同じアーベルの27の小品を納めたもの。会場で販売しており、もちろん買ってきました。終演後、サインもいただき帰路につきました。


四季の星空観察会(11月7日)

2009年11月07日 | 星仲間
今年最後となった四季の星空観察会。
このところ天候に恵まれず曇り続きでしたが、今年最後を飾るべく、好天に恵まれることができました。
11月にもなると、めっきり冷え込んできます。
そのせいか足が遠のいているのでしょうか。
開会時は1家族のみの参加でしたが、その後、ぽつぽつと訪れてきて、4~5家族、20名程度だったでしょうか。
西に傾いた夏の星座の星々から、M57リング星雲、アルビレオ、やぎ座にいる木星、すばる、M31アンドロメダ銀河などを見てもらいました。
肉眼では、やや西に傾いた夏の天の川がうっすらと確認。
東の空に昇ったばかりのくじら座には、長周期変光星ミラも見え、くじらの頭の配列を確認することができました。
写真は、観察中のドーム越しにすばるが輝く星空。

今年の観察会は終了しましたが、プライベートでは見る機会はあるでしょうし、また来年(おそらく)5月から観察会も再開するでしょう。

国際宇宙ステーションの通過(11月7日)

2009年11月07日 | 星空
久しぶりに、夕方見の国際宇宙ステーション通過が見られました。
前回の好条件の時期は天候不順だったか・・・見られるのは久しぶりの感。
18時12分頃、木星がいるやぎ座付近を通過していきました。
次第に高度が上がっていき、位置も木星と並んだ頃に、その明るさも木星の光度をしのぐようになってゆく。そうした移動と光度それぞれ変化していく様子は、なかなかスリリングなものだ。