STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

全国星空継続観察(その2)

2008年07月30日 | 星仲間
全国星空継続観察は、昭和63年から環境省が地方公共団体、学校、市民グループに呼びかけて、年2回(夏期と冬期)実施しているものです。
目的は、星空を観察するという身近な方法によって、大気の状況や光害のひとつである夜空が明るくなるという現象について、多くの人に考えてもらうことを目的としています。
環境省が提唱している観察方法は・・・
①肉眼による天の川の観察
②双眼鏡によること座の観察
③星空の写真撮影
の3つです。

塩尻市では、この観察を平成8年から行なってきた。その後、塩尻星の会が受け継いで続けてきたのだが、その中で過去2回、市民向けにこの観察を行なってみた。それは平成12年、13年。
しかし、その後続かず、再び塩尻星の会のメンバーで行なうように戻ってしまった。

地球温暖化問題や、昨今のライトダウンキャンペーンが行なわれるようになり、以前より光害問題が認知されるようになったため、再び市民向けに開催するように動き出した。
星空を観察という身近な・・・とは言っても、上記3つの観察のうち②は、慣れないとなかなかうまくできない観察だ。過去続かなかった原因のひとつにそれがある。
そこで、今回あえて、双眼鏡によること座の観察を省略し、その代わり、日本博物館協会の星空調査表を使わせていただいた。(写真)
夏は、はくちょう座の観察を行なう。はくちょう座の白星図があるので、見えた星を塗りつぶしてもらう、その塗りつぶした星の数によって“何等星まで見えたか”を確めてもらう・・・というものだ。

ガイダンス棟で、その説明。いざ、外へ出て観察を・・・という時、夜空は雲に覆われてしまった。しばらく待って、少しずつ雲が切れてきたのだが、雲はなかなか消えてくれない。そうした悪条件の中、皆さん熱心に観察され、観察ノートも書いてくれた。

観察ノートには、ワークシートとして、この観察をして気づいたこと、きれいな星空を守るにはどうしたら良いか、を書いてもらった。皆さん、率直な感想・意見を書いていた。
その感想・意見、はくちょう座の観察の集計については、また次回に。

全国星空継続観察(その1)

2008年07月29日 | 星仲間
環境省の全国星空継続観察の期間となった。
今年は7月24日から8月6日の間。
このところ塩尻星の会では、メンバーだけでこの観察を行なってきたが、やはり光害啓発のためには、市民向けに行なわなければならない・・・ということで、市民向けとしては平成13年以来の開催となった。
今年は、市生活環境課と中央公民館の協力により開催することができた。
会場は、平出遺跡公園ガイダンス棟。
観察の仕方の話と、引き続き観察ができる場所ということで、ここが選ばれた。
塩尻星の会独自で観察を行なってきたにも、ここ何年かは継続して平出遺跡公園を使わせてもらっていた経緯もある。

約20人の親子が参加。
絶好の天候かと思いきや、ガイダンス棟での話の最中に雲ってしまった。
しかし、粘り強く待っていた甲斐あって、雲は多いものの観察することができた。
今回、星空観察ワークシートとして、観察の記録として気づいたこと、きれいな星空を守るにはどうしたら良いか書いてもらった。
その集計は次回に・・・。
写真は、ガイダンス棟でのお話しを聞いている様子。


四季の星空観察会(7月26日)

2008年07月26日 | 気象
梅雨も明け、いよいよ7月に入って2回目となる四季の星空観察会。
ここ数日、昼間の最高気温が35℃くらいになり、夕方から下り坂の天候が続いていた。しかし、夜遅くなると回復し、木星の輝きを見ることができた。

今宵は・・・。
開会前、怪しい雲に覆われていたが、ところどころ青空がのぞいている。


げんば祭りの夜、はっきり晴れるか分からない状況の中、3組の家族9人の方が訪れてくれた。
開会後天候の回復を待っていたが、いよいよ怪しくなってきて解散となった。
その直後、雷とともに激しい雨!
しばし帰ることができなかった。
雨が落ち着いた頃帰途につく。
しかし、途中すごい雨。車もゆっくり走らないとあぶないほど。
市街地に入ると床下浸水になりそうに、水がついていた。
げんば祭りはどうなったのだろうか。


満月と木星の接近

2008年07月18日 | 星空
昨夜のことですが、満月と木星が接近していました。
月の方は雲がかかって彩雲のように輝いて見えました。
今シーズンの木星、いて座にいて南に低く見えるのですが、当夜の満月が木星の更に南側(下方)に見えていました。
こんな低空で南中する月も珍しい。

四季の星空観察会(7月12日)

2008年07月13日 | 星仲間
梅雨の晴れ間。素晴らしい快晴でした。
今年5月から始まった四季の星空観察会。これまでの2回、天候悪く星空をのぞむことができなかったが、ようやく晴れた!という感じ。
ドームの31センチ鏡。持参された双眼鏡など、それぞれで星空を楽しみました。

当夜は、今シーズン最後の観察チャンスとなる土星がメイン。
奇しくも、しし座で土星と火星が並んでいる。
薄明のもと、二つ並んだ星を見つけて、リングの傾きが浅くなった土星を観望。これでシーズンオフ。来年は、リングが真横に見える状態になって、リングの消失が起こる。
次に、南天に輝いている月を観察。欠け際に鋭い影を落とす、コペルニクス・クレーターが印象的。
最後に、はくちょう座のアルビレオ。違った色合いのペアを堪能することができた。

素晴らしい晴天であったせいか、悪天候続きで皆さん待ちわびていたせいか、30人近い多くの方が訪れてくれた。

次回は梅雨明けになっているはずの7月26日です。