STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

先端加速器科学技術推進シンポジウム 2013 in 信州

2013年01月26日 | 科学・技術


キッセイ文化ホールの国際会議室で開催されたシンポジウムに行ってきました。

現在、国際リニアコライダー(ILC)という直線型加速器を日本に誘致しようという動きがあります。(候補地は世界に5か所、うち日本に2か所・・・北上山地と九州の2か所)
先端加速器とILC計画についての理解を深めるため開催されたようです。3つの講演を聴きました。

「先端加速器の世界」信州大学理学部、竹下徹教授
「ここが違う、重粒子線がん治療」放射線医学総合研究所、辻井博彦フェロー
「ビックバンを再現する究極の加速器、国際リニアコライダー」高エネルギー加速器研究機構、鈴木厚人機構長

ヒックス粒子の発見も、加速器による研究の成果です。最近ではがん治療にも応用されています。全国14施設しかないという、加速器を応用した重粒子線治療施設が長野県で初めて相沢病院で建設されるそうです。
加速器って、実験分野だけでなく医療の分野でも活用されているのですね。
初めて知りました。

宇宙の始まり、ビックバンの本当の姿を解明することにもILC計画に期待されているそうです。

ILC計画、ぜひ日本に誘致してほしいですね。

グリーンエネルギー?

2011年11月05日 | 科学・技術
太陽光など自然エネルギーで発電した電力を、グリーンエネルギー(グリーン電力)というらしい。
グリーンエネルギーを使って、環境に配慮したイルミネーションやライトアップを…という動きがある。

そこまでしてイルミネーションを点けたり、ライトアップしたい?

夜は暗いままにしておくのが、自然への配慮ではないだろうか…。

スペースシャトル退役

2011年07月09日 | 科学・技術
スペースシャトル「アトランティス」打ち上げ。
NASAテレビのインターネット打ち上げ生中継を見ていた。
30年間宇宙開発に活躍してきたスペースシャトルが、この打ち上げが最後となる。
打ち上げ姿も本当にこれが見納め。
当初繰り返し使える飛行機型の機体が斬新だった。
さまざまな夢とドラマを与えてくれた。
ありがとう!!

益川敏英氏、講演会(松本大学)

2009年11月21日 | 科学・技術
2008年ノーベル物理学賞を受賞された、京都産業大学教授の益川敏英氏の講演会が松本大学第一体育館で行われました。ノーベル賞受賞者の講演を身近に聞くことができる機会はそうはないこと。聴講申込みをした次第です。
定員1000人ということで、大きな体育館いっぱいになりました。
講演は「科学と現代社会」というテーマでした。今日まで多岐にわたる科学の発展については、科学・研究者による失敗の繰り返しにより、現在の基礎科学は発展してきた・・・と本日の講演を理解しました。
現代の科学は、大規模化してその研究にもお金がかかるようになっている。自身行ってきた理論科学はお金はかからないが、その成果を使う分野ではお金がかかる、とおっしゃっていました。

現在、国予算の仕分け作業が進められ基礎科学に関わる予算が削られ始めています。
現政府も、その辺を考えてほしいと思います。

長野放送のニュースから

2007年07月06日 | 科学・技術
来月4日より、松本市時計博物館で、江戸時代の天文図が展示されるそうです。
1830年頃のもので、平賀源内らと活動していた朝野北水(アサノホクスイ)による天文図。彼は当時庶民に、天文学を教え、この天文図が教材として使われていたとのこと。本日県庁で公開されたことが長野放送のニュースで紹介されていました。縦横8.2m×3.4mという大きなもので、紙に書かれた天文図としては最大級のものだそう・・・。
写真は天文図の中の「彦星」の部分。アルタイルと両脇の星が三ツ星として描かれており、実際の星空のとおりです。
ぜひ見に行きたいですね。


スペースシャトルとISS

2007年06月13日 | 科学・技術
先日NASAのスペースシャトル「アトランティス」が打ち上げられた。
アトランティス号としては28回目の飛行。スペースシャトル通算118回目となるのだそう・・・。
今回の任務は、国際宇宙ステーション(ISS)の組み立てで、新しい太陽電池パネルの取付・・・。過去最大級の部品を組み当てるのだそうだ。
当初の帰還は6月20日午前3時44分(日本時間)だったが、打ち上げ後に耐熱パネルの損傷が分かり、2日間の延長となったよう・・・。

ところで、スペースシャトルやISSの飛行の様子。地上でも見えることがあるってこと、知っていますか?
明るい人工衛星は、光跡となって夜空の中を移動してゆく様子を見ることができます。見えるのは、人工衛星が夕方か明け方に自分の上空を通過する時だけ。地上は夜になっていても、人工衛星の軌道上はまだ太陽が当たっているので、この時だけ輝いて見えるのです。

あるサイトで見え方の予報が検索できるので、調べてみました。(当地、塩尻での予報)
15日頃から宵の空に見えてきそうです。
条件の良い日は、
6月18日 21時33分頃 北北西の空 高さ26度
6月20日 20時40分頃 北東の空 高さ28度
6月21日 21時00分頃 西の空 高さ79度
(※今後、軌道修正などで予報が変わるかもしれません)

高さとは、地平線からの角度ですが、高いほど条件が良いです。
21日の79度は、ほとんど天頂を通過するように見えると思います。

シャトルとステーションが合体しているので、かなり明るく輝くでしょう。

そろそろ梅雨入りの予感ですが、雲間からでも見えれば良いですね。


天ぷら廃油Carエコ旅プロジェクトⅠ

2006年10月14日 | 科学・技術
松本大学の文化祭に行ってきた。
先日行われた、天ぷら廃油で動く自動車で23日間の西日本の旅の成果報告を見るためだ。
実際旅に使った自動車も展示。ふつうのディーゼル自動車を少し改造するだけだという。実際実用化している廃油利用の燃料はBDFといい、触媒を使っているが、今回は廃油そのものだけを使うSVOという燃料を使ったという。つまり天ぷらを揚げた後の廃油でOK(ただし、ろ過が必要・・・といっても、遠心分離機にかけるだけ!)なのだそうだ。賞味期限が過ぎただけの油ならそのままOKなので、まさに廃油で自動車が動くという画期的な活用方法なのだ。実際西日本23日間の旅に出かけて帰ってきたという実践がその証・・・。
テレビ局も取材。実際廃油を給油(?)している様子も拝見。

SMART-1

2006年09月04日 | 科学・技術
2003年9月に打ち上げられたヨーロッパ宇宙機関(ESA)の月探査機「SMART-1」がその役目を終えた。
昨日午後2時過ぎのこと。最後に自らの体を月面に衝突されたのだ。残念ながら、日本ではその様子を見届けることはできなかったが、アフリカ大陸からハワイに至る地域では、衝突による閃光が観測されたようだ。閃光の様子やその後できたと思われるクレーターについては、今後地上の観測者により解析されるであろう。SMART-1は、月軌道上から約1年半の間、主に表面の地質調査や水の有無について探査を続けてきたのだが、その探査を終えても自分自身を、地上の観測者に託したのだった。
黄色の印が衝突地点。