STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

ミラフード館にて(4月24日)

2010年04月25日 | 星仲間
ミラフード館の当番に行ってきました。
4月下旬になっても寒い日が続く天候不順な気候ですが、ようやく晴れてくれました。
南側のグランドでは、ナイターソフトが始まっています。夜間照明がこうこうなのですが、21時前には消灯してくれました。それまでまぶしいほどの明るさだったドーム内は、静かに暗闇につつかれました。
好天にもかかわらず、見に来るお客さんは現れませんでしたので、月齢10の月と土星を自分だけで楽しみました。
消灯したあと、ドームのスリットから北斗七星が見えました。
写真では、8秒露出であまり星が写っていませんが、北斗の枡から土星・スピカあたりの星域がスリットごしに写っています。


♪ アンネ・ゾフィー・ムター ヴァイオリンリサイタル

2010年04月20日 | 音楽(コンサート)
待望のムター!松本へ登場

○ 日時 2010年4月20日 19時05分~20時45分
○ 会場 松本市音楽文化ホール
○ 演奏 アンネ・ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
     ランバート・オルキス(ピアノ)
○ プログラム
    ブラームス ヴァイオリンソナタ 第2番 イ長調 作品100
          ヴァイオリンソナタ 第1番 ト長調 作品78「雨の歌」
          ヴァイオリンソナタ 第3番 ニ短調 作品108
 アンコール
    ブラームス ハンガリー舞曲第2番
          子守歌(ララバイ)

 ムターの演奏は、ムターが16歳(だったか)にカラヤンと競演して録音したブラームスのヴァイオリン協奏曲が印象にあります。これが確かムターのレコーディングデビューだったかもしれません。以来注目していましたが、最近の録音では、モーツアルトのヴァイオリンソナタ集や協奏曲集がありました。
 今回の来日公演では、中規模ホールでは松本だけ、という貴重な機会に恵まれて聴くことができました。ムターの演奏は、線が太く大輪のひまわりのような形容詞で紹介されていることがあります。まさにそのとおりで、今夜のブラームスも、ちょうど音文周辺の公園が満開の桜に彩られていたように、鮮やかなものでした。もともと、このソナタ3曲は、晩年のブラームスの心境ごとく枯れた雰囲気のある曲ですが、ムターの演奏は、緩急交え、濃厚な雰囲気で演奏されました。冒頭の第1番、最も枯れた印象のある曲なのですが、実に濃い演奏です。後半の第3番ではもう満腹になってしまいました。アンコールでは、伴奏のオルキス氏と交互に曲紹介をして、なごやかな雰囲気をみせ、実に陶酔的なララバイでしめてくれました。客席はスタンディングオーベーション!




天文同好会サミット2010

2010年04月18日 | 星仲間
昨年は世界天文年でした。そのプレイベントとして、2008年12月、国立天文台で天文同好会サミット2008が行われ、天文年終了後の取り組みを考えるため、今回再び開催されました。2008の時は参加できなかったので初参加です。会場は同じく、国立天文台(東京都三鷹市)。

季節はずれの大雪のため、予定していた特急あずさが運休となり、次に出発するあずさに乗りました。しかし、途中駅で接続調整などがあり、この列車も40分遅れの到着。会場に到着したのは開会時間ギリギリとなりました。
会場となった国立天文台三鷹キャンパス、すばる棟大セミナー室は、申込みのあった200人の参加者で満席でした。

冒頭、世界天文年の報告として、日本委員長の海部宣男氏と企画委員の綾仁一哉氏から、それぞれ報告がありました。また海部委員長からは、提言として、日本の天文研究・教育・普及・アマチュア活動を結ぶ「日本天文連絡協議会(仮称)結成の呼びかけをされました。
本サミットへの問題提起ですね。
2009年世界天文年は、いくつかの団体が協力して、世界天文年日本委員会を立ち上げられました。その世界天文年が終わり、日本委員会も解消されます。しかし、世界天文年で培った流れを継続していきたい、という趣旨のもと、天文同好会が集まってアマチュアの取り組みはどのようにしていくかという論議が始まったというわけです。
世話人となる方も出てまとめていくこと、これまでもアマ天など、全国に呼びかけられた催しはありましたが、今後はそのようなことはできないので、ゆるやかなつながりを持った組織を立ち上げようという動きになりそうです。
欠席しましたが、懇親会でも話がすすめられたかと思いますし、次回6月に何らかの下相談する会議が催されるそうです。そうした組織ができたら、関わりは持っていきたいと思います。


本サミットでは渡邊潤一氏の司会進行のもと、両氏の報告と提言のあと、4人のパネリストによる発表がありました。
最後に発表された、檜木さんのまちかど観望会の取り組みと地域の反響の様子は、とても感銘を受けました。

また会場には、ポスター展示発表もあり、塩尻星の会の光害調査について展示させていただきました。スカイ・クオリティ・メーターによる調査を行ってきて、そのメリットと課題についてまとめたものです。
何人かから説明を求められ、参加された方からも感心を持っていただけたのは収穫でした。


配布資料によると長野県からは5人の参加。全員の方とお話しでき、こちらも収穫がありました。

世界天文年で培われてきたことを大切にしていきたいと思います。


桜咲く4月の大雪

2010年04月18日 | 風景
この春は、寒暖の差が激しいです。
暖かい日もありますが、比較的寒い日が多いようです。
ようやく桜も満開になりましたが、寒い日が続くようになりました。その分、花持ちが良いのですが、ついに季節はずれの大雪が積もりました。15センチは積もったでしょうか。
この時期には珍しいことです。
ここ、しだれ桜の名所、満開の花をつけ雪をかぶった様子・・・。

引き続き、天文同好会サミットのため上京。


プレ四季の星空観察会(4月10日)

2010年04月10日 | 星仲間
今年も、天体観測ドームで四季の星空観察会が始まる。
5年目になる今年、プレ観察会として前倒しで行われた。
ちょうど水星東方最大離角の時期にあたり、水星・金星・火星・土星の4惑星が一度に見られるという時期にあたり、この時期にされた。
また3月18日の「塩尻の自然と歴史講座」をここで行われる予定だったが、天候が悪く中止となった。その講座の順延日も兼ねての開催となった。

当初、薄明が終わる19時30分開会と告知されたが、4惑星のうち、少なくとも水星は既に没してしまうことに後から気づき、その点不手際があったのが残念。

翌日に向けて、天候下り坂の予報ではあったが、何とか天気が保って、22人ほどの参加者があったが、皆さん星空を満喫されたようであった。
“初めてこの観察会に来た” “この場所に天体望遠鏡があることを知らなかった”という人がほとんどで、プレ観察会としては良い形で開催することができたと思う。
(写真)天体観測ドーム前で、次の観察機会を待つ参加者の皆さん

夕方の西空に、金星と水星が接近中

2010年04月03日 | 星空
宵の明星金星も、少しずつ高度が上がって見えるようになってきました。
また4月9日には、水星が東方最大離角を迎えます。
両者の接近が見られました。夕焼け空のもと、美しい情景でした。
水星が東方最大離角は、3月から5月にかけて起こる場合、地平高度が高く見やすい条件になります。
地動説を唱えたコペルニクスが一生見ることがなかったと言われている水星。今回は金星が近くにあるせいか、とても見つけやすいです。コペルニクスもこのような条件だったら実際見たのではないでしょうか。

♪ 4人のソリストによるEarly Music ソロの世界2 花岡和生 笛の楽園

2010年04月03日 | 音楽(コンサート)
○日時 2010年4月3日(土)15時~16時50分
○会場 安曇野コンサートホール
○演奏 花岡和生(リコーダー)
○プログラム
    ファン・エイク 笛の楽園より11曲
    クヴァンツ 無伴奏小曲集より11曲

安曇野コンサートホールでのバロックソロコンサートの2回目。
リコーダー花岡さんによる演奏を聴くのは初めて。
前半のエイクでは、ソプラノとテナーのリコーダー2本、後半のクヴァンツはアルト(に近い音域)のリコーダー1本を使っての演奏。ステージ上もいつもよりやや暗めな照明の下、時折、花岡さんのトークを交えながら淡々と演奏がすすめられた。
会場の雰囲気から来るものか、まどろみながら音楽を聴いているというより、鈴かな時間を過ごしているような気がした。
リコーダーって、小さい頃音楽の時間で吹いたことがあるせいか、自分でも演奏してみたいと思っていたのだが、プロの演奏を聴いてしまうと、やっぱりムリだね!

この日、久々の快晴。
帰りには、常念岳に傾いた陽が輝いていた。
逆光で墨絵のような風景。