STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

♪ ゲルギエフ指揮 ロンドン交響楽団

2010年11月25日 | 音楽(コンサート)
○日時 2010年11月25日(木) 19時~21時
○会場 長野県松本文化会館
○演奏 指揮:ワレリー・ゲルギエフ
    ヴァイオリン:諏訪内晶子
    ロンドン交響楽団
○プログラム
    ヴェルディ 歌劇「運命の力」序曲
    シベリウス ヴァイオリン協奏曲二短調 作品47
    (アンコール)バッハ、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から第3楽章
    ムソルグスキー(ラヴェル編曲)組曲「展覧会の絵」
    (アンコール)チャイコフスキー「くるみ割り人形」からトレパック

う~ん、濃い演奏でした!
展覧会の絵・・・本当にリアルな絵を見せられているようでした!
「卵の殻をつけた雛鶏のバレエ」(有料プログラムにはそのように標記)では、冒頭汚い音になりましたが(表情過多のせい?)、本当にヨチヨチ歩きの雛鶏が眼前に現れたよう…。
それぞれの絵画、眼を見張るように、聞き入ってしまいました。
リアルな絵画が続いたせいか、キエフの大門では意外とあっさりと進み、大きく盛り上がってエンディング。

前半のシベリウス。諏訪内さんのヴァイオリンより、ゲルギエフの個性の方が勝り、音楽的にもちょっとシベリウスにそぐわない感もありましたが、極めてゆったりとしたテンポで演奏された第2楽章は味わい深かったです。

世界のビッグ・オーケストラの5本に入れても良いロンドン交響楽団ですが、見たところ、客入りがいまひとつで空席が目立っていました。ここ松本文化会館は、小澤征爾のサイトウ・キネンの本拠地であるとゲルギエフやオケのメンバーにも伝わっているとすれば、とても残念なことで、ある意味恥ずかしいことかもしれないと思いました。


小学校寺子屋教室(11月13日)

2010年11月13日 | 星仲間


市内K小学校の星空観察会「寺子屋教室」がありました。
PTA行事として、学校開放講座として行われました。
天気予報ではズバリ好天のはずだったのですが、気象衛星の写真では南岸の雲が北側に沸きあがっている様子で、空には高層雲が張り詰めていました。
メインの観察対象となる月と木星のみがおぼろに輝いています。
計画では、体育館で星の事前学習をしてから屋外で観察をするスケジュールだったのですが、雲行きが怪しくなってきたため、おぼろでも見えるうちに…ということで、スケジュールを逆にして観察から入りました。K小学校の親子中心に60名ほど、5台の天体望遠鏡に班分けで分かれてもらい、木星と月面の観察をしていただきました。望遠鏡を通しても、どちらもおぼろな姿。どれだけ堪能してもらえたか気になりました。
あまり時間をかけず観察は切り上げ、体育館へ移動してステラナビゲータの映像をスクリーンに映して星の話です。塩尻星の会のメンバーからの解説で、今夜の月と木星の位置。主な秋の秋の星座の紹介。12月21日の皆既月食の紹介。先の話になりますが、2012年に起こる金環食の紹介(塩尻でも金環になります)がありました。
参加された皆さん、主催者から星座早見板が配られていましたので、明日にでも晴れたら実際の星空で確かめてもらえればと思います。



♪ 4人のソリストによるEarly Music ソロの世界Ⅳ 品川聖 残照アーベル

2010年11月07日 | 音楽(コンサート)

○日時 2010年11月7日(日)14時10分~15時50分
○会場 安曇野コンサートホール
○演奏 品川 聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
○プログラム カール・フリードリヒ・アーベル
       「ヴィオラ・ダ・ガンバのための27の小品」全曲 WKO 186-212
 アンコール 27の小品から2曲

古楽情報誌「アントレ」と安曇野コンサートホール10周年記念による、Early Music solo Festival in Azumino 2010 と銘打って、4回のバロック音楽ソロ演奏会が行われるコンサートの最終回。
聖さんの演奏を聴くのは3回目です。うち2回は、アーベルのこの全曲を聴くプログラムでした。ヴィオラ・ダ・ガンバという楽器は、バロック時代が終わり古典派の時代が始まる頃には廃れてしまった楽器。アーベルもバッハと関わりを持っていた作曲家で、同じバロック終焉の時代に活躍されました。ヴィオラ・ダ・ガンバによる数々の名曲をいくつも作曲し、プログラムにある小品集はその代表作です。
心地良い気持ちになって、ついうとうととしてしまいました。雅な響きのガンバの音色にアーベルの曲にある技巧を凝らした曲想で、何度聴いて良いですね。
終演後、主催者アントレの品川さんがステージに上がりあいさつ。4回シリーズを企画した気持ちと来場者への感謝を述べていました。また来年も改めてバロックシリーズをこのホールでやりたいという計画があることを紹介されました。楽しみですね。
そのあと、ホールの喫茶室で演奏者、関係者を囲んでお茶会が催されました。聖さん、弟の雄さんらとしばし歓談…。

写真は、ホールに来る前に訪れた池田町の「かたせ」そば屋さんから眺めた雪を頂き始めたアルプスの風景。本日快晴でした。


四季の星空観察会(11月6日)

2010年11月06日 | 星仲間
いこいの森天体観測ドームで行われている四季の星空観察会。
今年最後の催しが行われました。
秋になって天候不順でしたが、11月に入り好天続き。
当夜もほぼ快晴の天候でした。
秋も深まって、めっきり寒くなってきたので、どのくらい来られるか心配していましたが、好天であったためか20人ほどの親子づれが観察に来ていただきました。
観察対象は、この時期メインとなる木星のほか、木星の近くにある天王星、M31(アンドロメダ銀河)、M45(すばる)、M15球状星団など…。
塩尻星の会の仲間が、往年の名機、ミザールのニューアポロ(6.8センチ屈折)を持参され、ドームの31センチ反射とともに、なかなか良い見え味を堪能しました。







今年の観察会はこれで終了。
参加された皆さん、ありがとうございました。
来年の日程は決まっていませんが、5月から毎月1回は開催される予定です。