STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

木星と水星の接近&金星と月の接近

2008年12月31日 | 星空
先日、木星と月と水星の接近があったが、当夜はその木星と水星が最接近。
わずか数日で、こんなに動いたという感じ。
最適時間を逃して、低空での撮影。前景にある木立の影が邪魔なのはご容赦を。


月は月齢4となって、高度を上げて金星と接近。


これが今年の星空見納め。
明日から2009年、世界天文年。


木星と月と水星の接近

2008年12月29日 | 星空
水星の東方最大離角をひかえ、月齢2の細い月が近づきました。
木星と水星の間隔は、先日よりさらに近づいてきて、3つの天体がきれいに並んでいました。
明日はつきが木星の上方にあります。月齢も3となり、さらに目につきやすいでしょう。
水星を見るには17時過ぎから17時30分までです。薄明低空なので、補助的に双眼鏡を用意して探して見ましょう。
先日肉眼では確認できなかった水星ですが、当夜は確認できました。

水星が見えてきました

2008年12月28日 | 星空
今年もあとわずか。
12月始めの金星と木星の接近。すでに木星は、見かけ上太陽に近づいて地平線近くになってきて、かなり離れてしまったが、今度は、木星と水星が近づいている。
水星は、地動説を唱えた天文学者コペルニクスが、一生見ることができなかった惑星として、知られている。太陽に一番近い惑星。なかなか太陽から離れて見える機械が少ない。
年改まって1月4日には、水星が太陽の東側に最も離れる。いわゆる東方最大離角となる。
12月28日、木星と水星の接近の様子。金星は写真よりはるか上の方に輝いている。薄明中の超低空。水星は写真には写ったが、肉眼では見えなかった。

松本空港星空観察会

2008年12月17日 | 星仲間
松本空港(信州まつもと空港)の送迎デッキで、星空を見よう・・・と、星空観察会が行なわれた。
空港ターミナルビル株式会社が主催した催し。
ここで星空観察を行うのは初めてだそうだが、募集時点で70名以上の応募があって、抽選で45名が選ばれて参加していただいたそうだ。
しかしタイミング悪く悪天候となり、1階の到着ロビーでプロジェクタの映像を鑑賞しながら星の話聞くこととなった。
写真は終わりの頃、主催者のアンケートを記入しながら星について質問しているところの様子。

さて、来年は世界天文年。
ここでのリベンジはあるのか。


変光星ミラが極大光度

2008年12月15日 | 変光星
長周期変光星、くじら座のミラ(οCet)が極大光度です。
ミラ型変光星とも言われ、ミラがこの種の変光星の代表格となっています。

ミラは1596年、オランダのファブリキウスにより発見されました。
当時は望遠鏡はなく、肉眼によるものです。
ファブリキウスは、普段なかった星を見つけ、しばらくすると見えなくなりました。さらに13年後、再び同じ場所になかった星を見つけました。
同じところに、再び星が出てくるのはなぜ?と、ミラ(不思議という意味)と名づけました。

ミラは恒星の晩年で、不安定な星なので、約330日の周期で膨張収縮を繰り返しています。この膨張収縮は、星の脈動によるもので、それに伴って星自身の明るさを周期的に変えて(変光して)います。
ミラは、暗くなった時は10等星、明るくなった時は2等星までの幅で変光しています。明るい時(極大時)の明るさは、時によって違い、4等星くらいだったり、3等星くらいだったります。過去最も明るくなった時は2等星でした。2等にまで明るくなる極大はめったにありません。

今回のミラは3.5等の明るさに達しました。
肉眼でも見えています。

天体観測講座Ⅱ

2008年12月01日 | 星仲間
東山山麓線上で、金星・木星・月の会合を撮影した後、長野県総合教育センターへ。
生涯学習推進センターによる「天体観測講座Ⅱ」のサポーターとして参加した。

折りしも絶好の好天と金星と木星、月が接近するこの日に講座に参加された方たちは、なんという幸運なのだろう!

冒頭のガイダンスはそこそこに、3星の会合を肉眼で、双眼鏡で、天体望遠鏡で、それぞれ楽しんでいた。

いつもどおり、8センチ屈折の組立てと、星の導入、ドームの50センチによる観望と、今回は時間をもてあそぶほどの内容でした。