STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

黄砂

2007年03月28日 | 気象
ぐっ春めいてきて、昼間の気温は上がってきた。
天気予報を見ていると、黄砂が日本にもやってきたそう。でも当地ではまだ観測がないとのこと。
でも、空の透明度はぐっと落ちてきた。夕方雲ってきたせいか、ご覧のように山際だけのちょっと変わった夕焼けになった。
日没後、雲が取れて金星が見えてきたけれど、ヌケの悪い空。黄砂の影響があったのか。

月とすばるの接近(3月23日)

2007年03月23日 | 星空
金星への接近のあと、高度を上げてきた月。今宵はすばる(プレヤデス星団)と接近した。
昼間の16時台には、すばる蝕となったようだが、もちろん見ることはできない。薄明が進むにつれ、両者の接近の様子が観察できた。
月の光芒のため、肉眼のすばるは見にくかったが、双眼鏡では美しい様子を観察できた。
天候下り坂の様相。薄雲が出る直前に撮影完了。

月と金星の接近

2007年03月21日 | 星空
新月を過ぎ、夕空に月が戻ってきた。
(新月の19日には、西日本では部分日食が起った。当地では日食にはならなかったが)
今宵、宵の明星金星と月齢2の月が接近、並んで見られた。
薄暮が進むにつれて、地球照も美しく、明暗線の凹凸もよく見える。
この時期の平らな三日月。白道(天球上の月の通り道)が地平線に対し直交しているので、月齢2のわりに高度が高い。薄明終了時でも余裕をもって観察することができた。



初春の「いこいの森」の星空

2007年03月21日 | 星空
春遠からじ・・・。まだ冷え込む夜だが、よく晴れたので「いこいの森天体観測ドーム」へ行ってきた。
オリオン座は高圧鉄塔が並ぶ西の空に傾き、天頂近くには、土星がいるしし座がその存在を誇示している。東の山ぎわには、アークトウルスが明るく輝き目をひいていた。
ひととおりの天体を見たあと、一息ついていると、ドームのスリットから北斗七星が見えていた。
(北斗の全景が見えていたが、写真では三脚の設置位置のためか一部しか入らなかった)星空の春ももう少し。
5月からは、ここで市民向けの観察会が始まる。



♪ いくぞくるぞ春巡業 榊原大&瀬木貴将 Duo Live

2007年03月17日 | 音楽(コンサート)
ちょっと変り種。でも良いコンサートでした。

○日時 2007年3月17日(土) 15時00分~17時30分
○会場 中澤ホール(上田市)
○出演 榊原大(ピアノ)
    瀬木貴将(ケーナ・サンポーニャ)

とある所からチケットをいただいたので、上田市まで聴きに行ってきた。
2時間前に出発したが、専用駐車場がなく、場所も分かりにくい所だったので時間ギリギリに到着。
初めて行く会場。中澤ホールって何・・・と思っていたところ、ホールのオーナーとなっているヴァイオリニスト、中澤きみ子さんの名をとっているようだ。アルテ工房というヴァイオリンの工房も兼ねているそうだ。建物の1階がアルテ工房、2階がホールとなっている。
60席限定、全席指定席、当日券なし・・・という設定。時間ギリギリだったので、我々が最後に入場したお客。ざっと見渡すとお客さんはほとんど女性。私のほか男性はふたりだけだった。(うちひとりは子ども)
ちょっと普段とは違う客層(と会場)のため、落ち着かない雰囲気の中、始まった。
ジャンルとすれ何?ケーナとサンポーニャとは、アンデス地方に古くからある管楽器。ケーナはリコーダーっぽい。サンポーニャはハーモニカの原型か?

ふたりのプロフィールを引用してみよう。
榊原 大 (さかきばら だい)
 1967年生まれ。4才よりピアノを始める。東京芸術大学在学中にG-CLEFを結成。
 アルバム『Pell-Mell』(SONY Record)でレコード・デビュー。卓抜した音楽性・演奏力をベースにフュージョン・インストゥルメンタルのフィールドを開拓し、高い評価を得る。
 1990年、アルバム『五右衛門』で日本レコード大賞アルバム企画賞を受賞。 7度に渡る全国ツアーや、インストゥルメンタル・バンドとして初のNHK「紅白歌合戦」出場を果たすなど、多彩な実績を残す。
 バンド解散後も、その力強いピアノタッチとジャンル不問の卓越したセンスは、葉加瀬太郎、米光美保、石嶺聡子、ゴスペラーズ、中島美嘉・・・など数々のアーティストのステージサポートやアレンジワークで発揮される。
 2001年から本格的にソロ活動に取り組み、2005年7月にリリースされた「Piano+」を含め4枚のオリジナルアルバムをBMGファンハウスよりリリース。
また映画やテレビドラマ等、映像音楽も数多く手掛けており、2005年にはNHK連続テレビ小説「ファイト」で、テーマ曲をはじめ、全編にわたり作曲・ピアノを担当した。
 bayFM、α-Statioin(FM京都)他、全国6局ネットの番組パーソナリティをつとめるなど、マルチな活動はますます広がりをみせる。現在、テレビ朝日系列「ワイド!スクランブル」のテーマ曲が好評オン・エアー中。
http://www.motriz.net

瀬木貴将 (せぎ たかまさ)
 1966年東京都出身。 13歳の時サンポーニャ&ケーナを独学で始める。
 南米ボリビアに渡り4枚のアルバムをリリース。
1995年『VIENTO?風の道』でソロデビュー。
 その後、2006年までに合計15枚のCD(9枚のアルバム、4枚のベスト盤、2枚のマキシシングル)をリリース。
2000年キリンビール素材厳選TVCF音楽を担当。
2004年CD『サファリに行こう』(東芝EMI)をリリースし、コーセー化粧品、チョーヤの梅酒、NHK TV南極プロジェクトなど6曲がタイアップ。そして9月には本場、ボリビアでコンサートツアー(6カ所)を行い大反響を呼び、その模様が2005年に本場ボリビアでDVD『LIVEINBOLIVIA』としてリリースされる。
2006年世界遺産『ナスカ展』の音楽を担当。マキシシングル『ナスカ』をリリース。
 ソロ活動以外ではコンピレーションアルバム『PURE』にオリジナル曲『ILUSION』が収録され60万枚を超えるヒット作となる。ポルノグラフィティのシングル、『アゲハ蝶』にフィーチャリングされ110万枚のヒットとなる。
 ライブ活動は2001年ボリビアのトップミュージシャンを集めた瀬木貴将withクラブアンディーノツアーを全国で展開するなど、年間100本前後のライブを行っている。  http://www2j.biglobe.ne.jp/~segi/

ふたりの微妙にずれたトークが絶妙!
楽しいコンサートでした。
中でも「3分間作曲クッキング」というコーナーにはビックリ。これはお客さんから曲のテーマを言ってもらい、3分間で作曲して、会場で演奏してしまうというもの。当てられたお客さんから、「真田幸村」(!)という声に、ふたりも、ほかのお客さんも「果たして曲になるのか!?」と言う雰囲気となったが、奇しくも、「ナルホド!」と思わせる曲を披露してしまったのには、思わず会場はため息・・・。
ピアノもケーナもサンポーニャも、多彩な音楽とライヴならではの息づかいを感じとって、幸福な2時間半でした。


初春のオリオン座

2007年03月15日 | 星空
春になると、冬の勇姿オリオン座が西の空に沈むようになる。
東の空から昇る時は、直立する姿で昇ってくるが、沈む時はこのように傾いた姿になる。ある意味不安定な姿勢なのだが、微妙な角度なので、ちょっと風情がある姿かな・・・と思う。
当地ではオリオン座が鉢盛山にかかるように沈むのだが、最近自宅からは近隣の木々の枝が伸びてきて、山の様子が隠れてしまっている。それはともかく、山々に沈みかかるオリオン座を見ると、長い冬が終わり暖かい春が近づく予感を感じさせる。

サイトウ・キネン 2007プログラム発表

2007年03月09日 | 音楽(コンサート)
日程は8月15日から9月9日まで。例年より前倒しか。
2007プログラム
これまでのオペラはマイナーな作曲家の作品を選定されていたが、今年はチャイコフスキー。人気が出そう。オーケストラコンサートは魅力的。ゲスト指揮者(広上淳一氏)のAプロは、サイトウキネンに合いそうなラフマニノフの第2交響曲。弦のうねりが聴かれそう。小澤氏のBプロは、幻想交響曲をメインに、デュティユーの新作世界初演など、フランスもの。武満メモリアルはどんなものだろうか。ふれあいコンサートは、ちょっと魅力度が弱いかも。
発売は5月19日。

啓蟄を過ぎ

2007年03月09日 | 気象
6日の啓蟄(二十四節気のひとつ。冬ごもりの虫が地中からはい出るころ)を過ぎ、暖かかったこの冬もそろそろ終わりか・・・と思いきや、寒の戻りで寒い陽気に逆戻り。日に日に暖かくなるこの頃、逆に寒が戻ると結構寒さが身にしみるもの。
そうした中、宵の明星、金星は少し高度を上げて、日没後高く見えるようになってきた。
寒の戻りで、西山が吹雪く中、凛として輝く宵の明星・・・。
冬と春の端境期。