STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

四季の星空観察会(5月23日)

2009年05月23日 | 星仲間
いこいの森天体観測ドームで行われる四季の星空観察会。
今年第1回目が開催されました。

天候下り坂で、なんとか雲間から土星が見える状況でした。
参加された方には、観察会の予定のカードと世界天文年のカードを配布し、その枚数から判断すると35名ほどの方に来ていただきました。天気がはっきりしない割には、多くの人が来てくれたと思います。
そのため、観察には並んで待っていただく状況で、雲間から見え隠れする土星も、人によっては十分見えなかったのではないでしょうか。

天体観測ドームができて4年目。
あまり事前PRもできていませんが、毎年開催されてきている中、多くの方に周知されてきているようです。

光害調査始まりました

2009年05月19日 | 星仲間
塩尻での取り組み・・・
光害調査が始まりました。
今夜は6箇所調査することができました。仲間たちと一緒に、市内一斉に各所に分かれて調査をしています。

光害調査・・・。これはいわば“夜空の明るさ調査”です。
以前は長野市の仲間たちと一緒に、写真を使った光害調査を行なってきましたが、カナダ製の測定器、スカイ・クオリティ・メータを使って4年目になります。
写真では濃度測定器により1平方秒あたりの等級を求めていました。これは、環境省が行なっている全国星空継続観察と同じ単位です。
スカイ・クオリティ・メータも同様に1平方秒あたりの夜空の明るさを測定してくれます。また写真とは違って、すぐに測定値を示してくれます。

そのうち、洗馬の岩垂原でデジカメを使った夜空の様子も撮ってみました。ここはレタスの産地として有名で撮影した場所もレタス畑の前です。数キロ離れた、ゴルフ練習場の光がまぶしいほど輝き、レタス畑をはじめ、夜空を照らしています・・・。
背景の星空には、さそり座が昇っています。

天体観測講座・・・春の星空ウォッチング・・・

2009年05月08日 | 星仲間
長野県生涯学習推進センターの天体観測講座に参加してきました。
今年で何年目でしょうか。(4年目くらい?)
ここ長野県総合教育センターにある50センチ反射を備えた天体観測ドームの開放を兼ねて行われてきた講座です。例年2回、5月と12月に行われます。
今年はまず、5月の連休明け、7日か8日の天候が良い日に開催、という位置づけで、8日に行うことになりました。天候は回復しつつある状況でしたがなかなか雲は取れなかったのですが、開催途中から晴れてきました。
冒頭に講義というか、オリエンテーションがあるのですが、今回センターの担当者が代わったばかりということもあって、こちらで行うことになりました。説明用の資料は用意しておいたのですが、話しの内容はぶっつけ本番で分かりやすいものになったかどうか・・・。
8センチ屈折望遠鏡の組み立てが終わった頃、天候も回復し、月齢13という明るい月が出ていたにも関わらず、透明度の良い夜空で星座の配列もよく分かりました。土星も皆さん自身で導入されて観ていました。
50センチでも土星を見せていただきました。天候回復間もないとはいえ、シーイングはとても落ち着いていて、とても安定した土星像を観ることができました。
受講者については名簿を拝見していなかったので、どのような方々だったか分かりませんが、皆さん長野県下各地から来られた学校の先生だったようです。なられたばかりと思われる若い方が多かったです。
世界天文年の今年。講座を終わられて、星を見せる機会をつくられていくのでしょうか。

ルーブル美術展~17世紀ヨーロッパ絵画

2009年05月05日 | 絵画・芸術
国立西洋美術館で行われている「ルーブル美術展」。ラ・フォル・ジョルネとはしごで観に行ってきた。
チケットは入場時間指定券というもので、5月4日の12時30分から2時間指定の間に入場すれば、優先的に入場できるというチケットを入手していた。
会場に着くと、80分待ちというプラカードを持った整理員が立っていた。入場時間指定券の入場の仕方が分からなかったので、とりあえず、この列に並んでいたところ、その旨申し出てください、という案内員が回ってきたので、声をかけたら、その列をはずれて、ロープで仕切った別のルートから入場。らくらく入場することができた。
入場できても会場はかなりの人手。ムリせず観てまわることにした。
有名な、フェルメールの「レースを編む女」は、思いのほか小さな絵で、Å4サイズ程度の大きさか?それに二重の額縁がされていた。よく観ると実に緻密な描写であることがわかる。
17世紀ヨーロッパ絵画をまとめて観ると、当時の人々の土着的な生活から心に迫る絵画作品が生まれてきたことが少しは分かったような気がした。


♪ ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2009

2009年05月05日 | 音楽(コンサート)
東京国際フォーラムで行われている、ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭。今年のテーマは「バッハとヨーロッパ」。
バッハをはじめ、バロック音楽がまとめて聴ける機会なので楽しみにしていた。
5月3日から5日までの期間で開催されていたが、今年はいずれか1日しか行けない状況で、さらにルーブル美術展をはしごするという超強行日程を設定したため、5月4日のうち、3公演に限定することとなった。
都合により実際聴いたのは2公演。
№262(G402会議室、11時15分~12時25分)
小林道夫(チェンバロ)
J.S.バッハ:イギリス組曲第4番へ長調BWV809
      フランス組曲第4番ホ長調BWV815
      イギリス組曲第5番ホ短調BWV810
アンコール:バッハのオルガン曲より1曲

№245(ホールC、16時45分~17時35分)
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ウルリカ・テンスタム(メゾ・ソプラノ)
ドロットニング・バロック・アンサンブル
Y.L.バッハ:組曲ト長調より
ペルゴレージ:スターバト・マーテルへ単調
アンコール:スターバト・マーテルより1曲

小林道夫のチェンバロ。
じっくりと聴かせていただきました。
冒頭、配布されたペラ1枚のプログラムの記述について補足説明。中途半端な説明で気にしていたのでしょう。曲と演奏に思い入れが感じさせられます。
時間ぎりぎりの到着で、トイレがまんと会場の冷房に我慢しながらの鑑賞となり、後半集中力が切れてきて残念な思いでした。

(その後、国立西洋美術館へ)

もうひとつ。
ペルゴレージのスターバト・マーテル。26歳で夭逝したペルゴレージの最後の作品で美しい名作と言われている。今まで聴く機会がなかったのだが、LFJのプログラムに載っていたので、まず第1候補に選んだプログラムだ。
期待たがわず、素晴らしい!終わるとフライング・ブラボーも出て、熱烈な拍手につつまれた。この演奏者のCDも出ていたので、早速入手。

あと、リチェルカーレ・コンソートによるカンタータのプログラムも聴く予定だったが、終演後帰りの電車に間に合わないことがわかり、取りやめて、リューベック広場と名づけた催し会場で行われた、茂木健一郎と鈴木雅明のトークショーを見てから帰途についた。

♪ペルゴレージを聴いた、ホールCの様子


♪会場の外でも様々な催しや屋台店がたくさん。賑わっていました。


♪茂木健一郎と鈴木雅明のトークショー。遠い位置で表情はわかりませんが…






ミラフード館にて(5月2日)

2009年05月02日 | 星仲間
夜7時過ぎ、山形村のミラフード館から電話。
今夜は当番だったとのこと。すっかり忘れてしまっていた・・・。
遅ればせながら行ってみると、大北方面から来たという初老の男性が見に来ていた。
上弦の月と土星を見てもらった。
足が悪いということで、椅子に座ってもらいしばし歓談。
以前にも秋にミラフード館に来られて、アンドロメダ銀河を見せてもらったことを話されていた。当夜は、宇宙の始まりについてや、様々な物質・元素の話、星の明るさの違いなど、未だ解明されていない宇宙の謎について話されていた。
こうした熱心な方は珍しい。理論天文学と、こうした星見とは、同類のようで実はまったくかみ合っていないので、難しい話はミスマッチなのだが、このように関心のある方は大切にしたいものだ。

帰られた後撮影した土星。
(15センチ屈折アクロマートによる)
今年は、土星の輪の消失の年。串団子状態の土星の様子が何とか分かるか?!