STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

丘中学校サイエンス・カフェの「ビーズを見る会」

2016年05月21日 | 2012金環日食
塩尻市立丘中学校科学部のサイエンス・カフェ。
都合により、冒頭の「ビーズを見る会」だけ参加しました。

2012年5月21日午前7時34分。太陽がリングになった金環日食が見られました。
金環日食観測記念の日時計が丘中学校校舎に設置されています。
この日時計は、ノーモンに穴が空いており、5月21日の7時34分を中心とする時間帯になると、金管日食をかたどった日時計のビーズの部分にノーモンの穴を通った光が当たり輝く、という仕組みになっています。

4年目の今年、好天に恵まれて、日時計のビーズを確認することができました。
地域の皆さんも、大勢集まっていました。







金環日食から3年

2015年05月21日 | 2012金環日食
今年1月、塩尻市立丘中学校科学部制作の日時計がお披露目されました。
2012年の金環日食の観測を祈念してのものです。
この日時計には、「しかけ」があって、金環日食があった5月21日午前7時34
分にノーモンに空けた穴から差し込んだ光が、ベイリービーズをかたどった球を照らすのです。
日時計設置から初めて、金環日食の記念日である5月21日を迎えました。


設計どおり、ベイリービーズの球が輝きました。
写真で見るより、実際に子の眼で見た方がもっとキラキラ輝いているように見えました。

丘中学校の日時計が、日食記念日にベイリービーズを再現し、当時の思い出を呼びよこす・・・
毎年、日食の記念日に、この日時計を見届け続けたい、そう思いました。


金環日食の発表会

2012年06月24日 | 2012金環日食
金環日食限界線共同観測プロジェクト 長野県塩尻市地域グループ
~限界線で見た金環日食、世紀の天文ショーを振り返る~
 塩尻地区発表会

6月24日、塩尻総合文化センターで開催されました。

5月21日の金環日食に関する、塩尻市内で行われた様々な取り組みについて報告されました。

市内小学校の代表として
桔梗小学校の小河先生から「みんなで見た!感じた!金環日食」
PTAが協力して、多くの児童が学校校庭に集まって、金環日食を一緒に体験し感動した様子が報告されました。


市内中学校を代表して
丘中学校の科学部から「限界線を探せ! 全校生徒の観測から」
全生徒が登校前に日食グラスで観測し、その結果を科学部の皆さんが独自に検証したうえ、限界線の位置を考察したという素晴らしい内容の発表でした。


丘中学校教諭の宮下先生から
「ビデオで測る!太陽の直径 限界線チームBの活動」
金環日食のビデオ映像をもとに、太陽の直径を精密に測るという取り組みがされています。
正確な時刻保持をもとにビデオ映像による検証の過程を紹介していただきました。


そのほか、塩尻星の会と中央公民館から塩尻市の限界線観測プロジェクトの取り組みと観測結果が報告されたほか、来賓の大西さん(長野高専教授)から全国の限界線観測に関する取り組みと本日発表された内容についても講評いただしました。
講評では、丘中学校科学部の発表に対して賛辞を贈っていたほか、塩尻市の限界線観測プロジェクトに対しても、学校と公民館が協力して行い、子どもたちと地域の人が一緒になって観測したという点に対して評価をいただきました。いずれも全国に誇れる取り組みであるとコメントいただきました。


塩尻に居ながら観測できた金環日食。今回、塩尻に居ながら聴くことができた金環日食の発表会…でした。


金環日食の発表会のお知らせ

2012年06月14日 | 2012金環日食
どなたでも自由に参加できます。
あの金環日食の感動を追体験しませんか!


金環日食限界線共同観測プロジェクト 長野県塩尻市地域グループ
~限界線で見た金環日食、世紀の天文ショーを振り返る~
 塩尻地区発表会

 今回の金環日食では、全国で多くの人が空を見上げ、そして様々な体験をしました。中でもここ塩尻は、金環日食と部分食の境目である北限界線が市内を通っていました。そのため、単に輪のような太陽が見える、という金環日食に比べてダイナミックな太陽の形の変化を見ることができました。それだけでなく、限界線付近での観測は、太陽の直径を精密に測る、という研究にも結びつく大切な観測となっています。
 金環日食から1ヶ月が経ち、それぞれの観測の結果の整理も進んできています。今日は、観測から得られた成果の発表をお聞きしながら、みんなで眺めた・体験した、世紀の天文ショーを振り返り、感動を共有するとともに、私たちがこの観測・体験から学んだ多くのことを確かめ合えたらと思います。

2 期 日
 2012年6月24日(日) 14時~16時
 
3 主 催
 金環日食限界線共同観測プロジェクト 長野県塩尻市地域グループ

4 共 催
 塩尻市教育委員会

5 会 場
 塩尻総合文化センター 301多目的室

6 内容発表
 ① 写真で振り返る金環日食
            発表者  塩尻星の会
 ② 金環日食を見よう! 塩尻市金環日食限界線共同観測プロジェクトの取り組み
   ・金環日食限界線共同観測プロジェクトの概要について 塩尻市地域グループ
   ・塩尻市金環日食限界線共同観測プロジェクトについて 中央公民館
 ③ みんなで見た!感じた!金環日食
            発表者  桔梗小学校教諭 小河 保宣さん
 ④ 限界線を探せ! 全校生徒の観測から
            発表者  丘中学校科学部のみなさん
 ⑤ ビデオで測る!太陽の直径 限界線チームBの活動
            発表者  塩尻地区地域グループ 宮下 和久さん
 ⑥ 金環日食観測の全国の取り組み
            助言者  金環日食に本委員会副委員長 大西 浩次さん

(6)ご意見・質問コーナー 

(7)予告編! 8月14日は金星食! (次回は2063年!)           
            発表者  塩尻星の会
   「今年第3番目のビックイベント、金星食が起こります。日食と同様、天体の動きを感じていただける
    貴重なチャンスです!花火大会も楽しいですが、こちらもぜひお楽しみに!ペルセウス座流星群の活
    動期、流れ星との競演も見られるかもしれません」
    潜入開始 14日 2時43分30秒 潜入終了 14日 2時44分35秒
    出現開始 14日 3時42分30秒 出現終了 14日 3時43分25秒

 (8)日本で最後に金環となった、福島県南相馬市における金環日食のビデオ鑑賞
    ・金環となった時刻が違います。(4分かけて月の影が西から東へ移動しています)

 (9)閉会


金環日食

2012年05月21日 | 2012金環日食
いよいよ当日を迎えました。
皆さんのところもそうだったと思いますが、好天に恵まれリングの太陽を見ることができました。
全国的に一大フィーバーとなった今回の金環日食、多くの人がこの自然の摂理ともいえる貴重な自然現象を堪能できたと思います。

さて・・・
朝早く、松本空港、信州スカイパークの南端にある駐車場に向かいました。
すでに何人かが集まり望遠鏡や写真機材を準備していました。


NHKの中継スタッフも来ていました。
ここで撮影された映像は、朝の「おはよう日本」や日食特番の中で紹介されるそうです。


日が昇ってきました。
この頃はまだ雲が多かったのですが、次第に晴れ間が多くなってくる様子がわかっていましたので、安心して迎えていました。太陽の右、彩雲も見えていました。


さて日食の始まりです。
太陽の右上から欠け始め、次第に大きく欠けてきました。


そして・・・
7時34分。いよいよ金環となる時間。
急速に二つの角がくっつき始め、繋がったかどうかという時に、明滅するベイリービーズ!
1分間以上続きました。
思わす歓声を上げながらカメラのモニタ画像を見てシャッターを切っていました。


周囲の木陰には、こんな木漏れ日が・・・


観測会場となった駐車場には、国立天文台の福島先生も来られ観測されていました。
金環後、ちょっとお邪魔し機材を見せていただきました。



充実した時間があっという間に終わってしまいました・・・。


さて、日食グラスでリングになったかどうか・・・の観測ですが。
モニター上の目視では、月の凸凹が目に映るように分かりましたので、一番深い谷の底までは繋がらなかったと見えました。その点では、ここでは金環にならなかったと言えます。
しかし、日食グラスでは繋がって見えました!
これはベイリービーズによるものだと思います。
市内各地、全国の観測で、その結果が分かってくると思われます。




金環日食まであと1日

2012年05月20日 | 2012金環日食
金環日食まであと1日!
市内公民館で行われた、これで最後となる金環日食事前学習会と日食グラスの工作教室が行われました。
日食グラスの台紙には、各自思い思いの装飾がされていました。
講座の最後に、バックのカメラマンに制作した日食グラスを向けて記念撮影!
明日は天気が良くなれば良いですね!




金環日食まで後8日~肉眼黒点出現中~

2012年05月13日 | 2012金環日食
肉眼黒点出現中!
太陽面に大きな黒点が出現しています。日食グラスで見てみました。何種類か試してみましたが、種類によっては何とか見えるグラスがありました。濃度の濃くないタイプの方が確認しやすいようです。


3倍日食オペラグラスっていうのがあったので試してみました。こちらはクッキリと黒点を確認できました。


太陽投影板でみると細部まで見えます。(写真ではつぶれていますが)


この黒点、金環日食の日までには西に没してしまいそうですが、当日は黒点がたくさん、賑やかな太陽面だったら楽しいですね。

金環日食限界線観測プロジェクト

2012年05月12日 | 2012金環日食
金環日食まであとわずか。
長野県は金環が見られる北限界線が通過しています。
リングとして見られるかどうかきわどい地域として、全国的にも注目されています。

さて「金環日食北限界線共同観測プロジェクト」が立ち上がり、その観測メニューのうち、「日食グラスで限界線を観測しよう」という取り組みがあります。
限界線は、計算上どこを通過するかはわかっていますが、太陽の大きさが確定したいないため、予報によっては数キロの誤差があります。また月の凸凹の状況をどうみるかによっても変わってきます。
さらに、日食グラス(肉眼)でリングに見えたかどうか観測することで、日食グラスによる限界線を求めようというメニューがあります。
塩尻市の小中学校12校、公民館、平出博物館と、上田市の小中学校19校では、日食グラスによる限界線観測に参加することになりました。
計算上の限界線より南になる、いや北になるなど、専門家のなかでも見解が分かれているのです。
それでは、実際に確かめてみよう、というのはこの取り組みなのです。
塩尻市と上田市による観測・・・。参加される児童生徒、地域の皆さんと一緒に、長野県では日食グラスによる限界線がどこを通ったのか、線を描いてみたいと思います。

えんぱーくで、金環日食おはなし会

2012年05月05日 | 2012金環日食
えんぱーくで、金環日食のおはなし会がありました。
下西条みどりの会と塩尻星の会の協力による催しです。
一見異分野の会が協力できたのは、とても良いこと。今後も交流ができれば良いですね。

下西条みどりの会、鈴木会長のあいさつ


年配の参加者から、昔日食を見た時、学校の先生から、ガラスにすすを付けた板を使うことを薦められました。その観察方法がいけない方法であると知り意外でした…。
そうした方への、正しい観察方法の周知ができたことが収穫でした。


最後に、金環日食限界線共同観測プロジェクトへの参加PR