STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

朝霧

2006年10月31日 | 気象
今朝は深い朝霧が発生した。昨夜好天の星空だったので、気温が低下したためだろう。それにしても深い霧。クモの巣も朝露にまみれていた。
これ、気象台的には、天候晴れ、濃霧注意報発令・・・と言ったところか。
朝起きて、窓から見た印象は全く違うのだけど。

四季の星空観察会(10月28日)

2006年10月30日 | 星仲間
SWAN彗星が見ごろ、観察会にも期待が高まる。
昼間は晴れるものの、夜の晴天率が悪いこの頃。当夜も当てはまってしまった。
早めに出かけ、17時過ぎに到着。既に仲間が持参の望遠鏡の準備を始めている。
早速ドームの31cmを準備、南中過ぎの月を導入。晴れの海のしわがよく見える。
その後双眼鏡を用意。薄明の中、双眼鏡の視野にSWAN彗星が見え始めた。観察会前にでもと、写真を50㎜標準と31cm直焦点で撮影。(写りは今ひとつか)
そうしているうち、案の定、雲が出て晴れたり曇ったり・・・。
それでも、家族連れが4組ほど参加されていた。後半晴れ間が出ている時間が長くなり、粘り強く待ってくれた方には、キレイな星空を堪能できたようだった。当夜の31cmで感銘してくれた対象は、二重星団か?
また、当夜は佐久市子ども未来館から職員が訪問。未来館の企画で『長野県の宇宙スポット』と題して、天文台の紹介をしてくれるそう。その取材にやってきたのだった。ぜひともよいPRになれば嬉しいのだが・・・。

いこいの森へ向かう途中

2006年10月29日 | 気象
日が沈み、上弦の月に眼をやると・・・
とても太い飛行機雲が伸びている。こんあ太いのは見たことがない。始め細くて風の影響か、だんだん太くなっていく飛行機雲は、次第に薄れてくるのだが、この飛行機雲は、太くても濃いまま空に存在感を示している。
空をキャンパスに、太い筆で一筆入れたよう・・・。

天体観測講座Ⅳ

2006年10月26日 | 星仲間
長野県生涯学習推進センターの講座に参加してきた。
天体観測講座Ⅳ~星空ウォッチングをしよう~と題し、今年4回シリーズの最終回。前のⅢは参加できず欠席。
今回参加者は18人。高校生(天文部らしい)の参加が多かった。岡谷工業高校(Ⅱでも参加されていた)と、木曽山林高校の生徒。
木曽山林高校の生徒は、望遠鏡持参でやってきた。
『この望遠鏡、学校にあったけど使っていない。ぜひ使い方を教えてほしい』
とのこと。その望遠鏡は、タカハシのミューロン180とEM-10のTENMA仕様。よく持ってきたものだ。TENMAはよくわからないが、とりあえず、組立て星を導入できるようにした。
さてほかの参加者は、備品の8センチフローライトを組立てて、屋上テラスへ。生憎の曇り空。最近は昼間晴れていても夜になると曇ってしまう。先日増光したSWAN彗星も楽しみにしていたのに・・・。
でもところどころの晴れ間を探しながら、次第に晴れ間が多くなってきた。夏の大三角形もクッキリ。雲間は結構透明度は良い。ドームの50センチカセグレンでは、ベガやアルビレオなどを観察。これも雲間しか導入する機会がないため・・・。そのうち惑星候補の星があるというペガスス座51番星はどうか!という話しになった。
そうして動かしているうちに、サブ鏡の15センチ屈折の手元で対物キャップを開閉する金具が外れ、落ちてきた。当たってケガをすることはなくこれ幸い。
『10年もたつと外れることもあるんだね』
なんて話になった。
こうしているうちに、終了時間が迫り、当方で取り組んでいる光害調査の話しをしてお開き・・・。
来年もこの講座は継続されるそう。実施形態として、期間1週間ほど組んで、そのうち参加者には来られる日に来てもらうと、いう形を検討しているらしい。今晩もそうだが、天気に祟られるから、晴れそうな日に参加できると利便性を考えたことなのだろう。
※写真は、望遠鏡スタンバイ後、晴れ間を待つ参加者たち。




♪ 田尻洋一ピアノリサイタルシリーズⅣ

2006年10月22日 | 音楽(コンサート)
田尻洋一ピアノリサイタル
○日時 2006年10月22日(日) 15時05分~17時00分
○場所 安曇野コンサートホール
○演奏 田尻洋一(ピアノ)
○プログラム
 モーツァルト ピアノソナタニ長調k.576
 フランク 前奏曲、コラールとフーガ
 シューマン アラベスク作品18
 ショパン バラード第4番作品52
 ベートーヴェン ピアノソナタ第21番作品53「ワルトシュタイン」
 アンコール ブラームス「間奏曲」ほか2曲


このホールで今年5回シリーズとして開催されている第4回目。過去第2回目を聴いている。飾り気のないトークと没入型の集中力ある演奏で好感を持っていた。第3回目は所要で行けず・・・。(第5回目も行けない予定)
お客の入りは6割弱と少ない状況だったが、前回聴いたような集中力ある演奏を聴くことができた。良かったのは、フランクの3曲とワルトシュタイン。フランクのピアノ曲というのは、珍しいのだが、トークでもなかなか聴けない曲ですよと話していた。フーガは圧巻!フランクは生前、教会オルガニストとして生計をたてていたが、まさにバッハのオルガン曲のフーガのよう。スケールの大きい音楽で、曲が終わると思わずため息が出た。「ワルトシュタイン」は、三大ソナタのようなベートーヴェンらしくない曲ではなく、まさにベートーヴェンの象徴的なソナタ。演奏もミスタッチがあったが、熱っぽい湧き上がる音楽を作り上げていた。最後のトークで、「前半とばし過ぎてしまった・・・」ことを言っていたが、ミスもそうした所以だったかもしれないが、それを帳消しにしてしまっていいような出来。
自分自身、生活の中で気分転換や心機一転をするきっかけが必要なことがある。こうした(・・・時に今回のような)コンサートはまさにそう・・・。自身の生活の中で良い薬味になってくれた。感謝・・・。


いこいの森でSWAN彗星(10月17日)

2006年10月17日 | 彗星
好天が続き嬉しい毎日。
でも大気がよどんで、透明度は低下している。
再度、いこいの森天文台でSWAN彗星にカメラを向ける。今夜はうしかい座γ星のすぐ近く。導入はたやすいが、やはり先日より見にくい印象。写真では、γ星は写野の外。望遠鏡の接眼部が回転できることに気づき、尾の方向を右側にそろえた(・・・つもり)写りはいまひとつ。
今後さらに高度が高くなるので、透明度が良い日を待つことにしよう。

いこいの森天文台での星雲星団試写

2006年10月16日 | 星空
昨晩、いこいの森天文台でSWAN彗星のほか、星雲星団の試写を行った。
そのうち、M13球状星団の写真を紹介しよう。
望遠鏡の調整はまだまだだったのだが、光軸は概ね良好といったところか。極軸は、観望の際ズレを確認していたので、こちらはまだまだ。そのため、ISOを1000に設定し、露出時間を60秒と短時間に設定して撮影した。明るい星で直視によりピント確認。D70のファインダーは倍率が低いので、ピントの確認がしづらいのだが、なんとか調整。
M13では、中心部まで分離して写り、それなり満足。極軸のズレもそれほど気にならない程度。当夜いくつか撮影したが、対象によっては、極軸のズレに伴う星の流れが気になるショットもあったので、撮影方向により影響が出る出ないがあるようだ。いずれにしても、60秒という短時間でのことなので、さらなる長時間露出に対応するため、しっかり極軸を合わせておく必要があると感じた。

いこいの森でSWAN彗星

2006年10月15日 | 彗星
いこいの森天体観測ドームでの星野ショットはSWAN彗星。
日没後、少し高く見えるようになってきた。うしかい座γ星の少し西。ファインダーでもよく見える。
写真では青緑色のコマが印象的。尾は写真の左下方向に伸びているようだ。この方向に若干褐色の部分があるけどダストの尾か?