STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

暖冬月夜

2007年01月31日 | 星空
1月も最後。今年の暖冬を象徴するような暖かい日だった。
冬型の気圧配置にならず、気流が安定してシーイングが良い夜。月面観望にも好適。
当夜は満月間近の月齢12。
見ごろは南(写真下)の半弧形の「虹の入り江」
欠け際にある、小さいながら明るいクレーター「アリスタルコス」その付近はちょっと赤みを帯びた色調の台地状の地形がある。ダブリュー型にうねっている谷「主レーダー谷」
月面中央方向(写真左上)の縁取りがハッキリした明るいクレーター「コペルニクス」

美しい月面の風景に、寒さが緩んだこともあり、時間を忘れてしばし見入っていた。

初詣

2007年01月27日 | 旅行・文化
遅まきながら善光寺へ初詣。
暖冬傾向のせいか、雨まじりの天気の天候。それでも吹く風は冷たい。その雨も一時的で、所々青空が・・・。ちょっと荒れた天候。
境内は既に節分の準備。本堂は、何色かの幕に囲われていた。今年は、本堂再建から300年とのこと。三門の修復も、300年目の今年中に完成するとのこと。
本堂内陣へお参り。それから内陣券を購入し、久しぶりにお戒壇めぐりへ・・・。
今年も良い年でありますように。

月齢6の月

2007年01月25日 | 星空
大寒を過ぎ、冬型の気圧配置もいくらか緩んだ今夜、月齢6の月を見る。
この時期としては落ち着いたシーイング。キリっと切れの良い月面を観察できた。
南方のクレーターが多い陸の部分。このくらいの月齢だと比較的滑らかな地形に感じる。ちょっとゴルフボールに似た印象。五角形のジャンセン・クレーター、神酒の海~テオフォルス・クレーター~アルタイ断崖付近の地形は見ごたえアリ。
北方の静かの海~晴れの海~ふたつ玉のアリストテレス・クレーター、エウドクソス・クレーターは、このくらいの月齢だと印象的に見える。
リムの方にあるラングレヌス・クレーター、フルネリウス・クレーターの輝き、危難の海近くにあるプロクルス・クレーターの光条も見事。

♪ サロンコンサート 7th

2007年01月21日 | 音楽(コンサート)
木内栄さんと平波智映さんのリサイタル。

○日時 2007年1月21日(日)14時05分~16時10分
○会場 市民タイムス塩尻ホール
○演奏 平波智映(ヴァイオリン)
    木内栄(ピアノ)
○プログラム
    ピアノソナタ ホ長調KK.380(スカルラッティ)
    パルティータ 第3番ホ長調(J.S.バッハ)
    24のカプリースより 第9番(パガニーニ)
    ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ホ長調K.302(モーツアルト)
    ピアノソナタ 第11番イ長調K.331(モーツアルト)
    ヴァイオリンソナタ ヘ長調作品24「春」(ベートーヴェン)

9月に行なわれた3rdコンサート以来。毎月1回定期的に開催されているようだ。
前回と同様、ヴァイオリンの平波さんと木内さんとのリサイタル。デュオあり、ヴァイオリンのソロあり、ピアノのソロあり、名曲ぞろいで、酒井さんの曲紹介を交えて楽しむことができた。
平波さんは、前回も書いたけど、なかなかの美音のヴァイオリンを奏でて将来が楽しみ。曲の深みを感じるにはまだまだキャリアが必要かなっ・・・と思った。
木内さんの方は、なかなかキャリアを感じさせる演奏で、特に、モーツアルトのk.311(通称、トルコ行進曲付)はとても良かった。遅いテンポで精妙、独特のニュアンスを出していた。この曲について、冒頭、酒井さが“別世界・・・天上の音楽・・・”というような表現で曲紹介をされていたが、まさに演奏がそのとおり!という感じであった。
後半のスプリング・ソナタは、平波さんの美音が活きて、爽やかで気持ちの良い音楽に浸れることができた。

途中30分ほど休憩をとり、ケーキ(山崎さんという、ケーキ作家(?)のオリジナルケーキ。今回は、イチゴを載せたシュークリーム)、グレージュース(イヅツワインの100%)、コーヒー(豆工房のコーヒー豆による)をいただいた。

会場には、古厩恭久氏による絵画。春をイメージした新緑&桜色の風景画を何枚か展示。

これらこのサロンコンサートの特徴。音楽に付帯した楽しみがある。

マックノート彗星、南へ

2007年01月19日 | 彗星
近日点頃、昼間でも見えたマックノート彗星。
その後、南半球では大彗星として見えているようだ。ネット情報では、ぞくぞくと素晴らしい姿を写し出した写真が紹介されている。

そのような写真をみて、ふとこの彗星の画を思い出した。
これは、1744年に見られた大彗星。彗星頭部は地平線下にあって見えなくても、地平線から6本の尾が立ち昇る様子が描かれている。
まさにこの大彗星の再来か・・・と思う。

奇しくも、さきほどマックノート彗星の尾が日本からも見えている(!)という情報が入る。
本当か!!

マックノート彗星見えた(1月14日)

2007年01月14日 | 彗星
今日は透明度も良く、昨日のリベンジということで再びミラフード館へ。
位置推算表による座標を入力し導入すると、5cmファインダーでキラッと輝く彗星を確認。
40㎝反射の主鏡では、迷光が入るので、サブの15cm屈折に導入。白昼ながら、鋭く輝くコマに淡く広がる尾まで確認できる。
昼間の彗星・・・初めての経験。撮影のためカメラを付けたり観望のため外したりを繰り返し、しばし見入っていた。

マックノート彗星見えず(1月13日)

2007年01月13日 | 星空
本日、マックノート彗星が近日点通過(q=0.17a.u.)
日没後の観測はムリそうなので、マイナス等級まで明るくなってきたことから、昼間の観測を試みた。
山形村にあるミラフード館の望遠鏡をお借りしてトライ。
残念ながら到着後に薄雲が広がってしまい彗星を確認することはできなかった。
白昼の望遠鏡視野はとても眩しい。
(写真は、ドーム内からみた彗星方向の空の様子)

マックノート彗星見えず

2007年01月10日 | 彗星
マックノート彗星が明るくなっているらしい。
今月12日、太陽に最も接近する。ここ数日が日本から見えるラストチャンス。太陽接近後は南半球でしか見えなくなってしまう。
すでに太陽に近く、夕方薄明がまだ明るい時間帯の低空に見えるようだ。南西には、宵の明星金星が・・・。彗星はこの金星より高度が低い予報。かなり難しい。仕事が終わってからではもう遅い。
17時25分頃、トライしてみたが、山の端に雲が残っていたこともあり、既に遅し。見えなかった。
見えるはずの方向の薄明空・・・。

厳冬星夜

2007年01月09日 | 星空
冬型の天候もゆるみ始め好天。
日没後、南西低空に宵の明星、金星が輝く。
折りしも、マックノート彗星が太陽に接近中。太陽に近く観測しにくい状況らしい。そうした中、既にマイナス等級の明るさに達しているようだ。
位置は、この金星より低い位置。当夜はトライできなかったが、トライしてもかなり難しいと思う。

夜が更け、むら雲が多いものの、冬の大三角形が美しい。
最近使っているコンデジで撮影してみた。
(ISO800、15秒露出)
ご覧の写真、ちょっと星の写真には向かないかな。