STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

光害調査始まりました。

2013年05月31日 | 星仲間


塩尻星の会が行っている光害調査。
今年で11年目になります。

写真からSQMへ。さらに、今年からSQM-Lを併用した調査を行っています。

今年の調査期間は、5月28日から6月11日と6月28日から7月12日まで。
既に始まっているのですが、今年は予想外に早い梅雨入りとなってしまい、ようやく5月31日が初調査日となりました。
昼間の好天も、夜になると雲が出始めてしまいました。
調査時間を21時から22時までとしてあるのですが、4か所回ることができました。雲の影響が少ない2か所分がデータとして使えそうです。

さてSQMとSQM-Lの違い。
各地点それぞれの違いが出ています。空の明るい所、暗い所、多くのデータを集めることにより、違いの傾向がつかめると思います。

次回の晴れ間にトライしたいと思います。

♪ アンサンブル of トウキョウ メインホール・リニューアル記念特別演奏会

2013年05月26日 | 音楽(コンサート)
あの響きが甦った!

○日時 2013年5月26日(日)14時05分~16時05分
○会場 松本市音楽文化ホール、メインホール
○演奏 アンサンブル of トウキョウ
    指揮:金 昌国
○ソリスト
    ヴァイオリン:大林修子
    チェロ:河野文昭
    オーボエ:青山聖樹
    クラリネット:山本正治
    ファゴット:水谷上総
    ホルン:山岸博
    ヴァイオリン:平林瑞枝(アンコール)
○プログラム
    モーツァルト 協奏交響曲 変ホ長調 K297b
    ハイドン 協奏交響曲 変ロ長調 作品84
    モーツァルト 交響曲第40番ト短調 K550
 アンコール
    モーツァルト 2つのヴァイオリンのためのコンチェルターネ

2年前の6月、長野県中部地震で被災した音楽文化ホール。メインホール(以前は主ホールと呼んでいた)の改修のため、しばらくこのホールの響きを聴けずにいました。今年4月、改修を終えてリニューアルオープンし、今回はホール主催として初めてのコンサートでありました。

まさに“あの響きが甦った”

からだ全体に包み込まれるような心地よい音響が甦りました。
改修前より、響きが豊かになったのではないでしょうか。

モーツァルトとハイドンの協奏交響曲。4人のソリストによる独奏を交えた曲。実演ではなかなか聴く機会は少ないのではないでしょうか。40番はクラリネットなしの版、反復なしの演奏でした。第2楽章でうっとりしました。3曲とも、充実した演奏で、ホールの豊かな響きに、しばし身をゆだねました。

写真は終演後の様子。帰る皆さんも満足げでした。


光害調査が始まります

2013年05月25日 | 星仲間
塩尻星の会による光害調査が始まります。

期間は毎年5月6月で、月が出ていない期間とし、今年は5月28日(火)~6月11日(火)と6月28日(金)~7月12日(金)に行います。この期間の晴れた日、21時00分~22時00分の間で、塩尻星の会が選定した市内調査予定地点一覧(全92箇所)の中から調査します。

調査の方法は、カナダ製の夜空の明るさ測定器スカイクオリティメーター(Sky Quality Meter)を使います。スカイクオリティメーターのうち、SQMとSQM-Lの二つの機種を併用します。
 SQMは、従来から導入している機種で、夜空の80度の範囲を計測し、1平方秒当りの等級を測定できます。SQM-Lは、新たに導入した機種で、夜空の20度の範囲を測定し、1平方秒当りの等級を測定できます。
 3月に行われた「光害シンポジウム」では、SQM-Lを導入している団体がほとんどであること、Lタイプは夜空を遮るものがあったり、近くに街灯などの光源がある場合、測定範囲が狭い分そうした要素による誤差が少ない可能性があること、などが考えられ、2013年の調査では両者併用した調査を行うことで、観測場所ごと測定値の違いを見出し、将来「L」への移行することについて検証することにします。

SQM(従来タイプ)


新型のSQM-L



月齢13.5の月

2013年05月23日 | 星空
星仲間の間で、セレストロン製8-24mmズームアイピースが話題になりました。
ズームという利便性のほか、ゴム見口を外すとTネジが切ってあり、Tリングが接続できるのです。
簡単に撮影ができます。
Tリングとともに入手し、月を撮影してみました。

まず直焦点。
それから、欠け際の様子2題を紹介します。






撮影用レンズとしては、物足りないですが、拡大率を上げなければまずますの写りです。

夕空に、木星・金星・水星の集合

2013年05月23日 | 星空
透明度の良い空でした。
日没後の、金星と木星に加え、水星が見えてきました。
来週にわたって、3つの惑星の集合が見られます。
まだ薄明が終わらない低空に見えますので、わずかな時間しか見られません。
時間として、19時40分頃に西空低空を注目してみてください。


四季の星空観察会(5月18日)

2013年05月18日 | 星仲間
今年2回目となる、四季の星空観察会。
開会前、ドームの補修を行いました。






このドーム、以前のオーナーから塩尻市が譲り受け、再建築したものなのです。ドーム上半分は20数年前のもの。
痛みの目立ってきています。
スリット部分には錆も目立ってきて、いつまで保つやら。

さて観察会ですが、天候下り坂のなか、準備の時間帯は月がキレイに見えていたのですが、開会前、お客さんが来ることには、雲の厚みが増してきて、朧月夜となってしまいました。星座の星も、アークトウルスすら見えない状況です。
数人のお客さんが来られましたが、雲に霞んだ月を観察していただいたのち、早めの閉会となってしまいました。

次回は6月1日。
梅雨入り前の好天を期待したいと思います。


月面「X」(5月17日)

2013年05月17日 | 星空
今夜、月齢7.5の上弦の月ですが、月の欠け際に「X]の文字が浮かび上がる日です。
20時30分前後に見られる、という情報で見てみました。

19時40分頃


20時48分頃


21時44分頃


「X」の文字・・・見えますか?
時間とともに、欠け際も変化しています。

当夜、スッキリと晴れわたり、春から初夏の星座を堪能しました。
昇ってきた、さそり座、はくちょう座・・・
はくちょう座には、極大を迎えたミラ型変光星「χ」星が輝いていました。
4.0等くらいでしょうか。

天体観測講座「春のスターウォッチング」(5月15日)

2013年05月15日 | 星仲間




 長野県生涯学習推進センターの天体観測講座「春のスターウォッチング」が行われました。ここ5年以上続いている市民向けの講座です。5月15日から17日のうち晴れた日に行う、時間は19時から20時30分のうち、参加者の都合の良い時間に来て自由に見てもらうという位置づけで行われており、申込制をとっています。
 実施かどうかの天候判断は昼ごろ主催者が行っています。初日の15日ですが、天気予報では晴れのち曇りの予報で、夜曇る見込みでしたが、昼間の雲ひとつない好天で、15日の実施決定となったようです。
 この施設には、西村製作所製の50センチカセグレン式反射望遠鏡が備え付けられており、備品としてビクセン製8センチフローライト屈性望遠鏡が数台あります。これらの機材を使って行われました。
申込者70名ほどあったそうで、当日の都合により60名ほどの参加者がありました。
さて、この講座の運営サポーターとして参加しました。冒頭早めの到着でしたので、申込者が来る前に、西の空低くなった木星を、50センチで見せてもらいました。低空にも関わらず、気流の状態が良かったせいか、まだ明るい空をバックに落ち着いた木星像が見られました。
申込者が来始めると、テラスに用意した8センチ屈折、今夜は3台用意されましたが、まずは南西に見えている月齢5の月を導入し見ていただきました。薄暮は暮れるにつれ、南東に土星も見えるようになり、土星の観望。さすが土星の姿には、大きな歓声があがりました。望遠鏡の観察の合間、センターの専門主事さんから星座の解説もありました。
 その後時折雲が出て、月も土星も観察を中断する時間もありましたが、多くの皆さんに、春の夜空を堪能していただいたようです。
何人かの方、携帯やデジカメで接眼レンズごしにカメラを向け、撮影もされていました。土星は小さく写り難しかったようです。月は露出設定が難しいようです。なかなか見た印象のまま写せないですね。


沈む赤い三日月

2013年05月13日 | 星空
昨日の、月と木星の接近に引き続き、位置が変わってまだ接近の様子が観察できたと思いますが、時間がたってしまったので、沈む間際の月を見ました。




低空で、地平高度は5度ほどだったと思います。
近くの梢にかかりそうな、赤い三日月。