STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

低くなった宵の明星

2007年07月31日 | 星空
先日まで西空に高くあった宵の明星。
澄み切った西空に探してみたが、なかなか見つからない。
ようやく双眼鏡で、薄明中の山の端に見つけることができた。

もうこんなに低いのか。

内合間近で、視直径も大きく三日月状。
8倍40ミリ双眼鏡でもその形がはっきりと分かった。


300ミリで撮影。
ノートリミングのものと、同じ写真で周囲をトリミングものを掲載。
天体望遠鏡でなくても形が分かる。


飛行機雲

2007年07月31日 | 風景
梅雨明け宣言はまだだが、晴れ間の多い天候。でも湿気の多いジトジトした暑さはないので、本当の夏はまだなのか。

夕方の西空の澄み切った色。日没後、茜色に染まる空に、ひとすじの飛行機雲がキレイに引いていく。

7月27日の月面

2007年07月28日 | 星空
新しいカメラの試写をするため、いこいの森天体観測ドームへ行ってきた。
まだ梅雨明け宣言はないけれど、昼間は気温が上がり、空もスッキリ晴れわたった。
夜も引き続き好天。南の空では、木星と月が、間隔は離れているが、夜空に存在感をもって並んでいる。

ここの31センチ反射、直焦点による撮影である。当夜はドームを開けて間もない撮影のため気流の状態が悪く、またピントも甘いので紹介するにはいまひとつの写真なのだが、このカメラの機能、フィルムシュミレーション機能とダイナミックレンジ可変機能について、月面写真でどんな効果があるか確めてみたかった。
月面では、欠け際とリム(縁)の部分とでは、かなりの明暗差があるため、部分的に露出の過不足がでてしまう。

ダイナミックレンジ可変モードでは、最大の400%にして撮影(上)
ダイナミックレンジを広げると軟調になるようだ。全体が階調良く写ってくれた。


フィルムシュミレーションモードのうち、ベルビア調と言われるF2モードで撮影(下)
思っていたほど明暗差による露出の過不足はなかったが、白く輝く地形は、階調不足で飛んでしまっているのがわかる。その分、海と陸のコントラストがはっきり写り、メリハリのある描写となった。



宵の明星、金星

2007年07月25日 | 星空
昨日はミラフード館で、県外の中学生の団体が星空観察に来るというので、そのお手伝いに行ってきた。
既に低くなりつつある、西山に見える金星、南中前後にいた月と木星の観察をしてもらった。中学生ともなると、素直に見えた感想を現さないので、どう感じたのか分からないのだけど、良い思い出になればと思う。



観察に来る前、時間があるうちに、自分でも金星をじっくり見ておいた。
内合に向けて大きく欠けてきた。欠け際が鋭く見える。
これから更に細く細くなってくる。太陽に近づいて見えにくくなってくるが、早めの梅雨明けを願いつつ追いかけてみようと思う。



(写真はミラフード館40センチ、カセグレン鏡による。ズームのないコンデジによるコリメート撮影のため、斜鏡の影や視野周辺の鏡筒内反射まで写り込んでしまった)

スッキリと晴れた

2007年07月24日 | 風景
梅雨明けがまだ、と思っていたところ、突如スッキリと晴れた!
朝からまぶしいほどの青空。
本日の梅雨明け宣言は、近畿地方まで。当地ではまだまだのようだ。

日没後の風景。西の北アルプス、東の高ボッチ~鉢伏山・・・。
梅雨の季節がウソのような美しく澄んだ空に、色づいた雲が映える。





ほしの旅人

2007年07月23日 | 絵画・芸術
松本市美術館へ写真展「地球(ほし)の旅人~自然に魅せられた写真家たち」を観に行ってきた。
新進気鋭の写真家、菊池哲男、前川貴行、林明輝と、松本市生まれ、1930年代から活躍している穂刈三寿雄。4人の写真展だ。
受付でチケットを購入すると、チケットの図柄は、この4人の代表作それぞれが印刷されている4枚の中から選ぶことができる。モノクロの山岳写真に目を引いて、穂刈さんの写真を使ったチケットを選んだ。

鑑賞してみると、どれをとってもなかなか見ることができない素晴らしい写真。重厚な山岳写真を撮った穂刈さんのはもちろん、特に目を引いたのは林明輝さんの作品だ。
ほんとうに一瞬のチャンスを逃さない“ハッと”思わせる写真ばかり。栂池の水芭蕉が生える水面が夕焼けに染まる作品、ぶな林の地面をなぞるように流れる朝霧を幻想的に捉えた写真。(おそらく魚眼レンズで撮影された)屋久島の森の中、霧に梢が消えそうでいて浮かび上がって見える大樹など・・・。
何度も往復して観てしまった。

8月5日まで。松本市美術館で開催。


四季の星空観察会(7月21日)

2007年07月21日 | 星仲間
順調に梅雨明けしていたら、当夜は梅雨明け初日の観察会になるはずだった。
残念ながら曇り。
それでも昼間はご覧のとおり、雲間が出ていて青空もちらほら・・・。


夕方にはそれもなくなり一面の雲。
それでもわずかな晴れ間を望んで来る人があってはいけないので、いこいの森公園の現地へ行き、ドームを開けて待ってみることとした。


当夜の開会は19時。まだ薄明るい時間帯だった。この天候、見に来る人もないようだったので、かたづけをして解散。
次回は盛夏好天のもとであってほしいな。

きょう(7月19日)の月

2007年07月19日 | 星空
きょうは月齢5の月。
金星と同様、天体望遠鏡が出せなかったので、望遠レンズでの撮影。


トリミングしてあるが、それなりにクレーターもわかる。
露出時間を伸ばすと、時折月面上を通過する雲が幻想的にカブってくれた。
下側(南)の星は、ステラナビゲータで調べたところ、しし座υ星(4.3等)のようだ。



きょう(7月19日)の金星

2007年07月19日 | 星空
宵の明星、金星も夕方の地平高度が低くなってきました。
これから内合に向かっています。
天体望遠鏡で見れば三日月状の形に見えているはず。

月も出ていました。
金星と月とのツーショット、というにはちょっと間隔が離れていましたが・・・。