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政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。
日韓対立促す自民党外交部会/政界地獄耳
[11月24日08:54]
★自民党の冷静さを欠く暴言の数々は、過去も現在もこれからも歴史を直視せず、目先の動きや利益にだけ反応する、庶民が感情に任せて発言するのならともかく、極めて情緒的で付和雷同の発言が多いとが…[続きを読む]
★自民党の冷静さを欠く暴言の数々は、過去も現在もこれからも歴史を直視せず、目先の動きや利益にだけ反応する、庶民が感情に任せて発言するのならともかく、極めて情緒的で付和雷同の発言が多いとがっかりする。むろん会議での議論の話なので、党の公式見解ではないものの、いささかこちらの言い分以外は認めないという高圧的な印象を受ける。
★22日、自民党外交部会など合同部会は韓国政府が和解・癒やし財団解散決定をしたことを受け、また過日の韓国最高裁徴用工賠償判決、韓国国会議員の竹島上陸など看過できないことが続いているとばかり「韓国の繰り返される国際約束違反、日本の領土と権益に対する許しがたい侵害に対し、最も強い怒りを表明し非難する」との決議文をまとめた。また元外相で同党「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会」委員長・中曽根弘文は、この席で韓国は「国家としての体をなしていない」と発言した。
★お言葉ですが元首相であるご尊父が同様に考えているだろうか。そこまで言うと暴言の域ではないだろうか。日韓間には複雑な空気があることは理解できる。だが、それは我が国だけでなく韓国政府や国会議員、国民も同じだろう。そして、その遠因には先の大戦や植民地支配としての一筋縄ではいかない経緯があることはとりもなおさず、国会議員や外交部会の面々は専門家としてよくご存じであろう。その中で建設的に友好的に議論を進めるのが議員同士の英知というものではないか。これでは対立を促す先導役を自民党外交部会が務めているといっていい。後先考えない言いっぱなしの国会議員の発言で、こじれるのは双方にとって本意ではないはず。外交部会が取り決めたように韓国外相・康京和(カン・ギョンファ)との会談などを通じて議論を高めていただきたい。(K)※敬称略
ジュ―リー・クーパー英国会議員×増山麗奈対談
老朽原発今すぐ廃炉
反原連が官邸前抗議
首都圏反原発連合(反原連)は23日、首相官邸前抗議を行いました。原子力規制委員会は、28日に運転開始から40年になる日本原子力発電の東海第2原発(茨城県)の20年延長を認めました。参加者は「老朽原発、今すぐ廃炉」「安倍政権は原発やめろ」と訴えました。東京都江戸川区の女性(69)は「福島原発事故の被害者への賠償も不十分だし、核のごみの処理の見通しもないまま、東海第2原発の延長なんてありえない。安倍政権は原発輸出まで進めようとしている。本当に許せない」と憤りました。首相官邸前、国会正門前の両エリアで参加者がスピーチしました。国会正門前でマイクを握った参加者が「原発をなくすのは、次の世代の人たちへの責任だ」「私が政治に関心を持ち、関わるきっかけは、ここの抗議でした。引き続きみなさんと一緒に行動したい」「ドイツが原発ゼロに転換したのは、草の根の運動があったからです。どんな形でも粘り強く声をあげよう」と語りました。この日、420人(主催者発表)が参加しました。
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- 民青大会始まる/変革願う青年に応えよう
- “核兵器禁止条約は人類に貢献”/被爆者サーロー節子さん 広島の母校で講演/廃絶へ粘り強く働きかけよう
- 「最低生活費以下」の世帯割合 「減少」のカラクリは/安倍政権がすすめた生活保護基準引き下げ
- 茨城県議選 志位委員長の訴えから
- 入管法改定案どうみる/小池書記局長とマット安川さん対談/ラジオ日本番組
- 統一地方選勝利へ共産党各地で訴え/抜群の実績もつ党へ/千葉市花見川区 市田氏
- 統一地方選勝利へ共産党各地で訴え/いまこそギアチェンジ/北海道 藤野氏
- 統一地方選勝利へ共産党各地で訴え/県議・予定候補5氏駆ける/福岡 田村貴昭氏
- 消費税10%増税中止の一点で共同広げ阻止を/各界連署名行動 小池党闘争本部責任者の訴え
- 中小支援で地域元気に/東京 業者と労組がシンポ
- 国交省認定分も問題/仁比氏 外国人労働者の実態告発
- 「技能移転」と矛盾/高橋氏 “過酷な外国人実習生”
- 障害者雇用見直しを/倉林氏 参考人の意見踏まえよ
- 「10%」やめ内需拡大/大門氏 内閣参与の見解示す
- 日本の温室効果ガス 排出構造変わらず/わずか129事業所から半分/環境NGO調べ
- 収支報告 訂正だらけ/片山地方創生担当相 ずさんカネ管理
- 老朽原発今すぐ廃炉/反原連が官邸前抗議
- 憲法ソング大賞、小1に/日弁連コンテスト
- 国保危機打開提案/「けんぽ」並みに保険料下げを
夢、再び「万博ダンス」Making Movie
トランプ政権 イラク・シリアの今 入国管理難民法はどうなる?
秋を求めて 揖斐川上流
地位協定見直せ 佐賀県議会
共産党発案 全会一致
意見書可決
佐賀県議会は22日、「日米地位協定の見直しを求める意見書」を全会一致で可決しました。
意見書は、日米地位協定により全国に130施設の米軍基地があり、航空機騒音や米軍人等による事件・事故、環境問題が基地所在自治体に過大な負担となっていると指摘。国内法の適用や自治体の基地立ち入り権もなく、自由に訓練するなどの特権を日本は与えており、全国知事会でも日米地位協定を抜本的に見直すよう提言を決議していると述べています。
その上で政府・国会に対し「日米地位協定を抜本的に見直し、日米間に対等な関係を構築することを強く要望する」としています。
意見書は日本共産党の県議団が発案し、全会派での提出、可決となりました。
日本共産党の、むとう明美県議は「沖縄をはじめ、全国で米軍の基地が強化されていく中で、日米地位協定の見直しは大きな意味があると思います」と話しました。
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- 実習生 是正は必須/入管法改定案 参考人の陳述集中/衆院委 藤野氏質問
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「入管法改正案」与党側が26日も審議強行(18/11/23)
誰かの役に立つ喜び「働く」って何だろう
人手を安く埋めるだけのような外国人就労。経営者目線の働き方改革。障害者雇用の水増し…働く意味がかつてなく問われている。
きょう、勤労感謝の日。
「ただ目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてく」-。人気グループ、ミスター・チルドレン(Mr.Children)の『彩り』という曲の歌い出しだ。自動車組立工場の夜勤で、朝まで単純作業を続ける従業員。やるせなさを感じながらも、小さなやりがいを持って働く姿を明るい曲調で描写した。高校の「倫理」の資料集(教科書の副教材)で青年の生き方を考える章に紹介されたこともある。
働く人たちの思い代弁
歌の続きはこんな内容だ。
自分の単純作業ででき上がった物が、どこかで誰かの幸せに役立っているかもしれない。そんな些細(ささい)なことをやりがいにして、モノクロのような毎日を彩ろう-。
作詞作曲した桜井和寿さん(ボーカル)は曲を作るきっかけについて、かつて語ったことがある。
一緒にサーフィンに行った友人が夕方、一足先に帰るという。工場の夜勤のためだった。まとまった休みも取りにくいのに、それでも淡々と働いている。
そんな友人の姿に「自動車を組み立てる作業だって、まわり回って大事な仕事だよ」-ふと思いついたメッセージを込めた。
桜井さんは、はやりの言葉でいえば、言動が社会的に大きな影響力を持つインフルエンサー。いわば成功した人だ。そうした人間が、必ずしもそうではない人たちの思いをすくい取り、代弁したことが共感を呼んだ。
見方を変えれば、この国の経営者や権力を持つ人たちのどれほどが、真面目に働く人たちのやりがいや尊厳に心を砕いてきたか。
ひたすら安い労働力の置き換えに没頭し、派遣労働やフリーランスの業務請負、外国人実習生らを拡大させようとしてはいないか。
中央省庁の罪深い行為
誰かの役に立つことは仕事のやりがいであり、生きがいになる。人間にとって幸せを追い求める本能的行為といわれる。
それは障害者も同じ。中央省庁などで発覚した障害者雇用の水増しは、障害者の幸せを得る機会を奪ったという点で罪深い。
対照的に、障害者雇用に積極的に取り組む中小企業を紹介した記事がある。中日本高速道路から広報研修で中日新聞の記者を経験する中村玲菜さんがまとめたものだ(10月4日付地域経済面)。
愛知県豊明市のリサイクル業「中西」では、知的障害の従業員がベルトコンベヤーの前でガラス瓶など資源ごみを仕分ける。
<「真面目にこつこつ」が求められる作業には向いている。集中を切らさず、反復作業に当たってもらえる>
健常者の集中力が続かない作業も黙々とこなす。適材適所で活躍できるということだ。
もちろん成功ばかりではない。
<(別の企業で)金曜には完璧にできた作業が、月曜になると手順が分からなくなることも>
サポートは根気がいるが、職場に一体感が生まれるメリットもあると、記事はつづっている。
ではなぜ障害者雇用を率先する立場の中央省庁は誤ったか。「雇ったことにできるなら、ごまかしてもいいか」といったものだったろう。ある省庁で「任せられる仕事が少ない」との声を聞いた。そのままで任せられない仕事なら段取りや仕組みを工夫する-そういう発想もなかった。
政府が働き方改革で強調するのは、生産性向上という尺度だ。教えるのに時間がかかる障害者雇用と相いれないし、手間暇かけていい物をこしらえる日本のモノづくりの伝統とも親和しない概念だ。
京都に一澤信三郎帆布という根強い人気を誇る老舗かばん店がある。一点一点職人が手作りし、修理を受け、長く使い続けるかばんを提供する。京都の店でしか売らない。「目の届く範囲、責任を取れる形で売る」からだ。
そんな店の姿勢を在京テレビ局の人気番組が五月に放送した。爆発的に客足が増え、かばんは瞬く間に品薄に陥った。注文は受け付けるが入荷まで三カ月待ちだ。
利益優先より大切な事
もうけを考えれば、七十人いる職人に残業を求め、人数を増やすだろう。だが、そうはしない。
一澤信三郎社長は平然として言う。「世間は利益率やら投資効果、利便性のことばかり。だが暮らしに何十年と役立つものは、そんなものからは生まれまへん。だから、とことん時代に遅れ続けような、って言うてんです」
職人の生活を守り、品質を守り、いいものを作り続ける。それが使う人の役に立つ。
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