ONE DAY MORE

漫画家・村田順子の
美食と薔薇 華麗なものが
大好き人生☆。.:*・°☆

月刊フラワーズGet!

2016年05月31日 | 漫画

40年ぶりに萩尾望都先生が『ポーの一族』の

続編を描かれました。月刊フラワーズ7月号です。

『訪問者』『湖畔にて』が収録された別冊ふろく

付き。山岸涼子先生との貴重な対談も掲載されて

いて、創刊15周年記念とはいえ、この嬉しい

ラインナップに、フラワーズのすごさを痛感しま

した。 

対談内で、萩尾先生も懸念されていたように、

一見「顔が違う!」「絵が違う!」と思いました

が、読み進めるうちにちゃんとエドガーの顔に見

えて来る不思議

そして何より世界観、空気観がやっぱりすごい

読後は感無量

たしかに絵は変わったけど、相変わらず繊細なタ

ッチと背景、ベタからのかけアミぼかしが昔のま

んまで感動しました。

続きは冬まで待たないとならないようですが、戦

争に翻弄される少女の行き先を思うと、涙がにじ

んできます。

同じく前号の6月号には、我が師匠竹宮惠子先生

の作品が別冊ふろく付き、さいとうちほさんとの

対談付き。先生の『時を往く馬』も、時を渡るス

ノーボウルが関わる歴史ドラマが感動でした。

 

昨日は増山法恵(Nonたん)さんと(竹宮惠子

著『少年の名はジルベール』を読んだ方なら誰も

がご存知)とコンサートを見た後、カフェ ラン

トマンにNonさまの大好きなウイーン料理を食

べに行きました

写真は、ウイーン名物のクレープ入りコンソメ。

「ウイーンの味だぁ~!」といちいち感激しなが

ら素朴な味を堪能しました

Nonさまはウインナシュニッツエル。

私はリンドグーラッシュ(牛肉の煮込み)を、

懐かしい~懐かしい~と言いながらバクバク。

カイザーシュマーレンとパラチンケンが入ら

なかったのが心残り

カフェ ラントマン青山店は、1873年創業の

ウイーンにある老舗カフェの直営店。

フレンチやイタリアンとはまったく違う本格的

なオーストリアの料理がちゃんと美味しくいた

だける良いお店でした


カラヴァッジョ展とSixTONES

2016年05月29日 | 華麗なもの

もうじき身動きが取れなくなるので、ネームの合

間を縫い、上野の国立西洋美術館にカラヴァッジ

ョ展を見に行って来ました。

独特の重いタッチのカラヴァッジョの絵はけして

好きではないのですが、カラヴァジェスキと呼ば

れるカラヴァッジョに影響を受けた著名な画家た

ちの絵が目当て

特にオラツイオ&アルテミシア・ジェンティレス

キ父娘と、ベルニーニの珍しい油絵を見ることが

できて良かった~

アルテミシアのマグダラのマリアと、オラツイオ

の受胎告知。お父ちゃんの方が娘より繊細でかわ

いい絵なのが面白い

ミュージアムショップで売っていた

DALLAITI(イタリア製)のインク壺を

衝動買いしてしまいました

猫に負けた

ダライッティの商品はすべて手作りだそうです。

つけペン軸も欲しかったけど、金属が付いた軸

はやっぱり重いかな~??と考え中。

このインク壺で漫画を描いたら、最後はボトル

がボトボトのインクまみれになるのは必至

続いて夜は、シアタークリエへ。

SixTONES(ストーンズ)のソロコン

初日を見ました

SixTONESは私がずっと応援している

今一番好きなグループ

不良っぽくてKAT-TUNの継承系なのですが、

現在デビューの最前線はミスター・キングなの

で、将来が未だ見えないのがもどかしい

最近はメンバーの京本大我が『エリザベート』

に出演して、本格ミュージカルで腕を磨いてい

るので平均歌唱力がUP。彼らの本気度も加わ

り情熱的な完成度の高い良いステージでした

2階のBOX席には大我のお父さん=京本政樹

と野口五郎さん。ミスタープリンスの岩橋と岸

くん。スノーマンの深澤くんとタッキーに加え、

SexyZoneの風磨が見に来ていました。

風磨は、セクゾン春コンのツアーに、ジュニア

時代同じグループだった高知くんと北斗(現・

ストーンズ)がバックに付いてくれたことに

すごく感激していて、そのせいか最後まで本当

に真剣にステージを見てくれていました

昔は同じ場所にいたのに、自分は先に別グルー

プでデビューさせてもらい、未だジュニアの元

同僚をバックで踊らせる…というのは、残酷で

切ない話です。

その切なさがJの魅力なんですけどね

 

さあ~明日は最終日


理佐っちからイノシシ

2016年05月25日 | 美食

後輩の漫画家 伊藤理佐からイノシシ肉が

ど~ん!と届きました

いなか(信州原村)のお父さんと仲間たち

がまた仕留めたそうです。ジビエです。

これはリエットにするのが一番(ジュル~)!!

いろいろ調味料とか豚の油を加え、圧力鍋で煮て。

バーミックスで粉砕。

それだけ(笑)。

豚肉で作るより、深みがあって複雑な味。

はるかにうま~~~い


今年も薔薇が・・・

2016年05月24日 | ガーデン

ピエール・ドゥ・ロンサールが花盛りです

本当は5月に健康な花を咲かせるためには、3月

のケアが重要なのに、毎年その時期は私が修羅場。

さらに花粉症で(周囲が山なので、粘り気のある

世にも恐ろしい生の杉花粉が大量に飛散している

のですぅ)、なるべく外に出たくない

ほったらかしにしていたら、シロバラカイガラムシ

で枝が真っ白になってしまいました

ごめんねごめんねと言いながら歯ブラシで除去

追肥と消毒をして、なんとか持ち直しました

理想的なカップ咲きのナエマ

すごく良い香りがします。

ずっと元気がなかったブーケ・マリエにも、今年は

たくさん蕾がつきました

フランスデルバール社のバラが華やかで好きです。

新品種のエドゥアール・マネが欲しいのですが~

出遅れました。どこも完売。

白っぽい薄い黄色に、濃い紫のさし色が入り混じ

り、心奪われる美しさでした

アカンサスの花…

早く咲かないかなぁ~

この程度でも大変なのに、近所には大きなお庭が

いっぱいあって、裏の100坪の庭は、どんだけ

大変なんだろう?と、考えるだけで恐ろしい

広い庭に憧れましたけど、猫の額にしといて良か

ったと、つくづく思う今日この頃 であります


アフターミッションin松本

2016年05月20日 | 旅行

あっという間にミッション(家具探し)終了。

お蕎麦を食べて温泉に入って帰りました。

車窓からチラッと見えた松本城。

松本で美味しいお蕎麦のお店と言ったら、

「浅田」だ!と教えてもらいました。

店内にはなぜか英国のアンティーク家具。

お蕎麦は香り高くこしががあってかなり良いです。

つゆも鰹節の香りが品よく濃く、甘味が少ない私

ごのみ。そして絶品だったのは、薬味の辛味大根!

こんなに美味しい辛味大根を食べたのは初めてと

言ってもいいくらい、店主のこだわりも伺いました。

ついでにもう少しネギにもこだわって欲しかった

浅間温泉の枇杷の湯へ。

ここは400年の歴史ある松本藩の殿湯だそうです。

雰囲気ある屋内。外観は鮎で有名な割烹旅館「京亭」

によく似ていました

殿様の乗った(?)籠。

城主が残した裃。

湯上がり処

硫黄がほのかに香る、肌がつるつるになる気持ち

良いお湯でした

おまけ

行きの談合坂SAで食べた伝説のすた丼屋の「すた丼」

「生姜丼」が~めちゃくちゃ旨かったんですけ

ど(笑)。なにコレ?マジ美味しい~~


松本まで家具を探しに行って来ました

2016年05月19日 | 旅行

もう20年近く前に碑文谷のロイズ・アンティ

ークスで買った椅子が、どうにも座り心地が悪

くて、ずっと見た目よりも座り心地重視で椅子

を探していたのですが、東京中のアンティーク

ショップや家具屋を巡りましたが、気に入った

ものが見つからず、いっそ松本民芸家具のウィ

ンザー・チェアーではどうだろう?と思いつき

ました

びゅ~んと松本の民芸ショールームへ!!

きゃ~っと叫びたくなるくらい美しい椅子が

たくさんありましたよ~

このタイプ…座り心地は理想的

ちょうど、バーナード・リーチ展もやっていて、

彼の直筆のデッサンなどを見ることができました。

戦後、洋家具のない時代に、英国の伝統的な椅子を

手本に尽力した人々。バーナード・リーチが言った

「単なるコピーでは意味がない。英国と日本の結婚

でなければ!」という言葉に感動

英国人芸術家バーナード・リーチの希望通り、

松本民芸家具はみごとに日本の家具でした

英国のものとまったく同じ伝統的なデザインなの

に、色とかスケールとか存在感が違うんです。

結局、うちの他の家具とは合わないことがわかり、

残念ながら購入を断念

そこで、同じ松本にあるビクトリアンクラフトへ。

ここは創業20年の英国アンティーク家具と雑貨

を扱うお店です。家具は英国まで買い付けに行っ

ているそうです

期待以上にステキな家具が並んでしました

しかも安い~~!!東京の値段の半額!と言って

も過言ではないくらい。安いです

そこで一瞬で気に入った椅子をみつけてしまいま

した。10年も探していたのにビックリ

座り心地もばっちり~

持って帰ろうと思ったのですが、一度全部分解し

てキレイに仕上げてから送ってくれるということ

で、2週間ほど到着を待つことになりました。

いや~わざわざ行った甲斐がありました

あっという間にミッション終了

併設のカフェで一休み。

奈良井川に面したテラスで、ホットシークワサー。

遠くに見える北アルプスには未だ雪が残っていま

した


春から夏仕様へ・・・食べ物編

2016年05月15日 | 美食

一ヶ月ほど前になりますが、伊勢丹で開催していた

フランス・フェアにて、ホワイトアスパラを購入!!

これほど太いのは日本産ではなかなかお目にかかれ

ません

通常のオランデーズソースだけでなく、オリーブ油

と塩、おかかと醤油でも食べてみました

柔らかくて甘くて最高でした

暖かくなると、毎朝フルーツジュースを作ります。

ブドウとバナナはマスト。その他の果物は適当に

なんでも入れちゃいます。

これに少量のヨーグルトや甘味が足りない時はオ

リゴ糖を加えますが、私が必ず入れるのはヤクル

ト400を1本

今日はバナナとメロン。氷を少し入れて。

ミックス~

できあがり

これを食前に飲むので、けっこうお腹がいっぱい。


春から夏仕様へ・・・

2016年05月15日 | ガーデン

衣替えを済ませ、バルコニーやパティオにこびり

ついた花粉をケルヒャーで取り除き、夏への準備

は万端整いました

家の近くの道も新緑から深緑に

山暮らしをはじめてから、生まれて初めて春が好

きになりました。こんなにも世界には刻々と変わ

る色があるんだと言うことを、街で暮らしていた

時はぜんぜん気が付かなかった

毎日草木の色が変わっていく山を眺めながらこの

微妙な色合いを写真に残したい!と試みたのです

が、グレーが混じったポヤポヤの新芽の若草色は、

どうやってもキレイに写せない。残念

コンサバトリーも夏仕様に模様替え。

暖炉使用中は植物をみんな遠ざけるので、緑が

ストーブの周りを囲むと、夏が来たな~と実感

します

金魚の鉢とアジアンタムで涼し気に。

家の中で必ず一番最初に咲く薔薇、ルイーズオー

ディエが今年も一番のり

ルイーズオーディエはまさに香水!というくらい

芳香が強く、隣で咲き始めたジャスミンとまじり

あってすごいことに

いっせいにお花の植え替えもしました。

ついでに雑草取りもしたら体中が痛いです

雑草取りって凄まじい重労働

アカンサスにも花の芽がついた~

開くのが楽しみ~~

食べるハーブコーナーもオールスター揃いました

虫のいない今のうちにさっそくバーベキュー

梅雨が終わると虫が大発生するので、実は外でバー

ベキューがゆっくりできるのは5月だけなんです

だから天気の良い日は毎日バーベキュー(笑)。


香港で食べたもの②ゴージャス編

2016年05月10日 | 香港

今回の香港滞在中は、着いた翌日の4月27日の夜に、

大好きな「農圃飯店」に行った以外は、ず~~っと深

夜のお粥とか麺ばかりでしたが、5月1日にスタッフ

が全員先に帰国し、私だけ1人で残ったので「ちゃん

としたご飯が食べた~~い!!」と叫び、香港在住の

最強コーディネイター&ジャッキー・チェンの専属通

訳で高名な辻村哲郎氏に「つき合って~!!」とおね

だりしたのでした

本当はスタッフもみんなで食べに行く予定でしたが、

まさかのトラブル続出で結局かなわず

辻村さんからいただいたレストラン候補は5~6軒。

知らない店ばかりで全部美味しそう。次回一軒一軒つ

ぶして行く楽しみが増えました

今回私は、その中で一番高級なお店をリクエスト

「大都淮揚」 ←公式HP

まずはベジタブル・ファーストならず、フルーツ・

ファースト。メロン2種とこけもものようなものを

お料理の前にいただきました。

たらふくご飯を食べる前に(健康のために)フルー

ツを食べるのが、最近香港の流行りなんだって。

前菜に辻村さんが選んでくれたのは、茄子の醤油漬け。

広東料理というより上海っぽい味でしたが、目ウロコ

の美味しさ

この店のスペシャリテのひとつだという北京ダック。

薬味の中にメロンの細切りがあって、それが肉とマ

ッチしてすごく美味しい~~

生ハムにメロンのように、北京ダックにメロン

これはイケます

ジューシーな小籠包。

メインディッシュはフカヒレの姿煮

この濃厚で贅沢なスープの美味しさは、やっぱり香港

に行かないと食べられません~

菜心のニンニク炒め。大好き

デザートはマンゴージュースを液体窒素でソルベに

するパフォーマンス付き

これはダサイのでやらない方が良いと思うなぁ

今回のコンサートのトラブルでは、刻々と発表される

情報を辻村さんに日本語に訳してもらって、本当に本

当に助かったので、当然私が出すつもりでお誘いした

のに、うっかりご馳走になってしまい、一番高い店を

リクエストした私の立場は…??

穴があったら入りたいくらいです。面目ないです

仕方がないので、夫のフジイが東京で倍返しする約束

をしてお別れしました

ご馳走さまでした美味しかったです


香港で食べたもの①

2016年05月09日 | 香港

見よ!!このジャンクな香港ご飯のオンパレードを

まあ、ジャンクって言ったら悪いんだけどさ~

友人たちと一緒のランチ以外は、毎日ろくなものを

食べずに過ごしました

何十年ぶりかで食べたマカオミルクプリン

私が食べたのは新商品の生姜入り。

めっちゃ美味しかったデス(笑)。

これはたまに食べた方がイイ

これも久々に食べたくなって!

香港味のフレンチトースト。油が中華味。

トーストにコンデンスミルクがかかっているヤツ

一緒に飲むのは鴛鴦茶(コーヒーと紅茶がミックス)

か、檸檬茶、レモンが大量に入ったホットコーラ。

これは、毎日チケット渡しがあるので、早い時間に

夕飯を済まさなければならないため茶餐聴にて。

普通の卵白炒飯。

なぜかトリュフの乗った卵炒めかけご飯

 旨かった

合間にエネルギー補給の亀ゼリー

有名な海天堂なのに、こんなプラスティックの器で

出て来て、シロップも袋入り

何もかもプラスティックで風情がないですね。

昔みたいに欠けた陶器の器に、大きなシロップ入れ

からの~かけ放題が懐かしい

灣仔に新しくできたオシャレプレイス「利東街」の

懐古趣味な食堂で朝食

『欲望の翼』っぽいね~と話していたら、BGMが

『欲望の翼』でビックリ

古き良き香港が懐かしくて、泣きそうになりました

高菜麺、三色包點、この不思議なご飯の塊は、

上海ライスロール(中国風おにぎり?)。

糯米の中に、油條(揚げパン)!とでんぶを

入れて筒状に固めたもの。

アジア人は炭水化物に炭水化物を入れて食べる

のが大好き??

不思議な食べ物でしたが美味しかった(笑)。

結局美味しいんじゃん

まあね、香港に来てこんなものばかり食べてる

なんてはじめてだったので、ちょっとメゲたわけ

です。これら以外もお粥とか麺の日々でした