ONE DAY MORE

漫画家・村田順子の
美食と薔薇 華麗なものが
大好き人生☆。.:*・°☆

加藤美紀さん「風・花」展

2012年08月24日 | 着物


私が大ファンのイラストレーター加藤美紀さんの個展が始まったので、
オープニングに駆けつけました

2012年8月22日(水)~9月19日(水)
11:00-19:00(日・月・祝休廊)
中目の『TENGAI GALLERY』

こんなに緻密に描かれた直筆イラスト(版画でもデジタルでもなく)が、
びっくりするくらいリーズナブルな値段で売られていました。
欲しい~欲しい~、でもどれも大好きで1枚に絞れない!!

終わる頃にもう一度訪ねて、運命の出会いにゆだねようと思っています。

辻が花

2009年02月24日 | 着物
久しぶりに着付け教室に行って来ました。
鏡リュウジ王子のお母様-服部和子学院長さまが、目黒雅叙園で毎月(日にちは不定期)行っているお教室です。
私は5ヶ月ぶり。瞬く間でしたが、この間に3巻分(約P380)の原稿を描いたのだなぁ~と思うと、思わず目頭が…ジ~ン。

今回は、学院長に作っていただいた袋帶のレッスン。
袋帯なんて、結べるようになるのに1年くらいかかるんじゃないか?と思っていたら、軽くて上質な帶(辻が花)の、なんと結びやすいことわずか2回ていどで、ひとりでしゅるるっと結べちゃって、いや~素晴らしかった。こんな帶を体験しちゃうと、もう他が結べないかも
ふつうに買ったら50万円くらいするお品だそうです。もともとキッチュ趣向の私には似合わない帶なんだけど、この手触りと結びやすさは、何ものにも代えがたい~
良いものはやっぱり良いのね


これが、作っていただいた辻が花の帶。
本物はもっと紫がかっていて最高に綺麗

フランス大使館主催パーティ

2009年02月21日 | 着物
「ナタリー・コシウスコ=モリゼ未来予測・デジタル経済開発担当大臣を囲んでの集い」というフランス大使館主催のパーティに呼ばれて行って来ました。
集まったのは、各界のデジタルに精通したアーティストや漫画家ちゃんたち。
漫画家は、私と友人の黒川あづさ、桜沢エリカちゃん、『サプリ』のおかざき真里さん、パリエッセイ漫画のじゃん・ぽーる西くん。
「日本の漫画家に会いた~~い」という大臣(といっても、超若くてカッコイイ女性!)の号令のもと、ぜか集められた私たち5人は、彼女を囲んで今の漫画の現状やエロ作品の実情などを語り、少子化問題にまで波及、フランス人の素朴な疑問にお答えして来ました。
フランス大使とも、ゆっくり語らいました。私が昨年『WHIFF』でカリスマシェフ・ティエリー・マルクスの漫画を描いた話をしたら、フランス料理の話にしばし花が咲き、通訳さん曰く「大使は大変なグルメで、実はゴーミョ(ミシュランと双璧のグルメランキング本)の元オーナーだった人なんですよ」とのこと。
最近のフランス料理はヘルシー過ぎて好きくない!!ってストレートに言えない代わりに、「私の好きなフランス料理は“カスレ”です」と、軽くカロリー1000越えのメタボ料理をアピールしてみましたが、さすが大使「ヘルシーだね!」と切り替えされ、しばしハッハッハッと笑い合う…みたいな

ポスペを開発した方や明和電気さんにもお会いしたっす。

フランスから来たプレスのリクエストで、大臣を囲んで漫画家全員と記念撮影をしたり、みんなで大臣の似顔絵を描いたりしました。フランスの雑誌や新聞に載るらしい。どなたか見かけたら(笑)教えてください。


明太ペーストと海苔が乗ったフランスパン

本日は、こんなコーデで
巻き髪のおさげと、蚤の市で買ったフランス人形のチャーム
(見難いですが、帶のとこに…)がチャームポイントざます

服部和子着物学院

2008年09月27日 | 着物
日本ではじめて着付けの学校を開いた、鏡リュウジ王子の母上服部和子学院長さまが、月一のペースでわざわざ京都からいらして、目黒雅叙園で臨時東京校を開催してくださるようになりました
私も参加させていただくこと早3回。渡パリを目前に控え、とにかくお太鼓だけでもちゃんと結べるようにならなくてはなりません。
私の場合、昔あつらえた着物や帶がすべて小さいのはもちろん、ふつうサイズの紐や伊達締め、帯揚げ等もけっこうきわどくぎりぎり。着物ってもっとオールマイティーかと思っていたのに、洋服以上に体とサイズが合わないと着にくいことがわかってビックリ。せっかく集めたアンティークの着物もほぼ100%小さいので、うまく着こなすことができません(昔の人って本当に小さい~~!)。あっしはいつの間にこんなに太ったんだ~??と、あらためて自分の体と向き合い、驚く羽目になりましたが…「痩せます~~~」宣言もむなしく、もう時間切れ。
そこで、むこうでうっかり帶が落ちたりしないように、長年の経験から学院長は最後の手段をいろいろ教えてくださいました。
袷の衿を体に合わせて縫い付けたり、お太鼓も最初から縫って形を作って帯締めを通しておけば、旅先では楽よ~~といった具合。さすがです。
もう~これで準備ばんたんどす!!(でも絶対痩せるわよー


目黒雅叙園の装飾は『千と千尋の神隠し』の世界。

こんなお部屋で、着付けを習っていま~す

ちょっと夏バテ気味?

2008年08月07日 | 着物
先日、玄関先に置いてある金魚の甕を洗っていたら、虫コナーズもむなしく薮蚊にさんざん刺され、それを掻きむしっているうち、体中が痒くなり、蕁麻疹なんだか汗疹なんだかわからない状態に…(T_T)。アレルギーの薬を飲んだら毎日眠くて眠くて、これも夏バテなんだか薬の副作用なんだかさっぱりわからない
だから、本当ならとっくにネームができているはずなのに、ぜんぜん進んでいません
おかしいな~、元来夏は大好きで夏バテなんて皆無。へっちゃらのへーだったのに。
体がだるいもんだから、現実逃避するように1日中PCの前にぼんやり座って、ひたすらアンティーク着物の掘り出し物を探しています。
それにしても、昔の人って本当にあり得ないほど小さ~~い。気に入ったものを見つけても、丈が短くて地団駄踏む。悔しくて意地になって、ハンターのようにギラギラしてるから、やがて疲れ果てて昼寝。夕刻食事して、また仮眠。10時頃起きて、朝まで…というヒドイ生活です(反省)。
描き始めれば、エンジンがかかってガガガーーーッと集中できるので、今日こそは…今日こそは…机に向かおう!!と誓う。(でも夕刻から打ち合わせで外出するのでたぶんムリ)

歌舞伎の追っかけをしていた高校時代、明治・大正・昭和初期の挿絵にもハマって、最後の浮世絵師月岡芳年から高畠華宵、蕗谷虹児、中原淳一等…の画集を集めてました。画集をひっくり返してあらためて見てみると、この柄を復刻したらいいのに~!!みたいなものがいっぱいありました。


蕗谷虹児のモダンな浴衣。
この柄が昔からずっと好きで、何度か漫画の
登場人物に着せたことがある


きもの生活

2008年08月03日 | 着物
仕事が一段落したので、着物生活をひそかに開始しています。毎日だとしんどいので、何日かおきに。慣れないうちは苦しいと感じたらすぐに脱ぐようにしていたんですが、ようやく1日中着ていても大丈夫になって来ました。

夏の帯揚げを10年ぶりに引っ張り出して来たら、端に結わいてあった輪ゴムが溶けて癒着してたり、シミに泣いたり、着始めると足りないものがわんさか出て来て、あれが欲しいこれも欲しい~~と、エンドレス地獄です
昔に比べて、アンティークが利用できるし(やっぱり古着は安~い)、ネットで掘り出し物をGETできるので、私の和服ライフはぜんぜんお金がかからないはずなのに…、バリエーションが豊富になるまではまだまだ時間がかかりそう。
もっぱら半襟とアンティーク着物を買いあさっていましたが、今は帯集めがブームです。秋になったら襦袢と足袋、そして草履に着手じゃな~。

「やっぱり、ヤバイ世界に足を踏み入れっちゃったんじゃない?」
同じく最近着物に目覚めた友人がつぶやく。…そんな気がする。


ずっと前に開催した、あっしの個展でのスナップ。顔色真っ白でコワイ。
こんな写真載せてごめんMolly


自分スタイル

2008年05月21日 | 着物
昭和(戦後)の普段着きものは、基本的に色無地や小紋、絣(かすり)くらいしかバラエティがなくて、自由に着こなしを楽しむ…なんて余裕はありませんでした。半襟にも、色をつけたりする人なんかいなかった。
私、正直、絣(かすり)が嫌いでさ~~~~(笑)。だって田舎臭いんだもん。“おしん”なんだもん。子供心に、もっとイケてる普段着ないのかよ!?ってずっと思っていました。(子供の頃一番好きだったのは、母の古い長襦袢
時代劇とか歌舞伎を見ていると、びっくりするくらい斬新な柄やカッコイイ色使いがあるのに、現実には皆無。
黒い半襟をすごく付けたかったけど、黒い半襟=使用人とか貧しい人が着るものというイメージがあって、私が着たい着物の柄は、ほぼ下層階級(女中さんとか遊女)の着物であることに気が付いたときは…愕然。
階級によって着るものや履き物が違った歴史を思うと、好き勝手ができない現実にぶつかったわけです。
この柄はこの季節に着たらダメとか、この柄でこういう場所に行っちゃダメとか、たとえ値段が何千万円したとしても、紬(つむぎ)は正装にはならないとか、こういう襟の出し方をすると下品だとか、もう~~めんどくさい!!知らないと恥をかくし、知れば知るほど冒険ができなくなる。

明治~大正から昭和初期までの着物は、現代では考えられないほどポップで色使いが可愛くて!!一時京都に住んでいたときは北野の天神さん(骨董市)などで、古い着物をせっせと買い集めたけど、当時はまだアンティーク着物なんかをマジで着ているとシャレにならない時代だったっす。
やっぱり着物は“晴れ着”としての用途が無難…、というわけで、パーティとか結婚式などで着ては、下の写真のようにささやかに遊んだりしてました。

でも戦後60年が経って、ようやくルールがぶっ飛びましたね。
まさに洋服感覚でなんでもアリです。矢羽根も黒い半襟も!!紬やアンティークにレース付けても、帯締めの変わりにベルトをしたりしてもOKなんですから!!
こうなったら、センスの見せどころです
半襟、帯揚げ、アクセサリーによってぜんぜんイメージが変わるので、洋服よりもう~~んと多様。半襟と帯揚げをリバティプリントで作ったり、大好きなフランスのロココ柄で帯を作ったり、洋服と同じ感覚で趣味の世界を取り入れて、自分好みのスタイルを考えているだけで楽しくて、もう~夢中。これは楽しい~~!!

でも、あまり自由が行き過ぎると、そのうち自由なものを開拓した人が「これは粋じゃない…」とか言って、またルールを決め出だすかもね(^^ゞ。
一貫した自分のスタイルの確立!それが一番カッコイイ。


20年ほど前、友人の結婚式にこんな付け下げで出席。
頭のおりぼんがポイントです(笑)。京都御所にて
このていどが精一杯だった。(↑帰路なのでしわしわ)

おせん

2008年05月14日 | 着物
今季のドラマ『おせん』の蒼井優にハマっています
話の内容もけして悪くないけど (内くんは微妙だ…)、何が素晴らしいって、おせんが着ている着物のコーディネイトです!!
彼女が着ている着物のすべてが究極の好み。着物を着こなす蒼井優の体型が、これまた理想的
本当にかわいい~~
どっぷりハマって見ているうちに、何十年かぶりに私の着物熱が再燃してしまいました。ああいう着物の着こなしがずっとしたかったんだ!!
もう何年も虫除けさえ取り替えてない着物タンスを久々に開けて、昔の着物を引っ張り出し、豆千代モダンさんをお手本に、あれやこれやコーディネイトを考えながら、まだ着る予定もないのに、さっそく着物や帯、浴衣や半襟などをがんがん購入(^^ゞ。
いつか着てお出かけする日を夢見ています

若い頃は、着物を着た理想のイメージが自分の体型と違ったので、たとえ痩せていても、どうしようもなく不満で着こなせなかったけど(絶対に首が細く長く、袂から出る腕が棒のようじゃなくちゃイヤだった!!)、もはやオバちゃんで、なんでもアリ~のわっちは、だるまみたいでもいいんでやんす。もうとことん行きますよ。

でも、その前に着付けを練習しなくちゃな(笑)。半幅と兵児帯なら巻けるので、木綿の着物&半幅帯で冬もぶっちぎるか?
まずはとにかく、この夏は浴衣を着ましょう


夏の着物あれこれ①
手前、撫松庵の白レース兵児帯は、ものすごくステキなんだけど、
妊婦がお腹に巻いてるサラシのようにならないよう気をつけないと(^^ゞ。
PS:十年ぶりくらいに開けたら、肌着、半襦袢、足袋類がすべて
  黄ばんでて、全部買いなおさないとダメだぁ~~