春のめぐみ

原子炉に空いた穴は、いつ誰がふさぐんだろう？
汚染は広がるばかり…((；゜Д゜)ガクガクブルブル 。

私は忘れてないよ。
２５年前、チェルノブイリ事故のとき、どんだけ放射能が恐いかをマスコミは教えてくれたじゃない。
食物連鎖で蓄積される高濃度の放射性物質。魚卵が危ない。ワインが危ない。あの時私は１９８６年産のワインを飲まない！と誓ったもん。
だけど今回は、こんなに近くで起こっているのに、なぜか安全だ！！安全だ！と繰り返すのね。まあ、恐がらせてもどこにも逃げられないんだから仕方ないけど、放射能は体に悪くない…とまで言うのは言い過ぎじゃね？ウソつくのもほどがある。

私なんかはもう、発病する頃には、放射能浴びてなくてもなんかの病気になるだろうから良いけどさ、小さい子や若い子たちがかわいそう過ぎる。

どんだけの利権と、どんだけの闇があるとこんな世の中になるのか、考えれば考えるほど恐ろしいです。
ひっそりと「ネット規制強化法案が閣議通過」してるし。なんて恐い国なんだろう。


それでも、木々は芽吹き花が咲き乱れて…、地球は本当に美しい。
ずっと篭っていましたが、ネームがほぼ出来たので少し外に目を向けたら、山がパステルカラーの若草色とモスグリーン、グレイッシュピンクに覆われて、本当にキレイです。
秋も感動的だったけど、春の美しさはたとえようがないくらい、生命力にあふれていて、何があっても大丈夫な気がします。

一瞬見かけなくなってぞっとしたけど、小鳥も戻って来た。


パティオに植えたシンボルツリー桂の木も芽吹きました

やっと書く気になりました。・゜・(ノД`)・゜・。

皆様ご無沙汰でした。
被災された方には、心からお見舞い申し上げます。

昨年９月以降～３度に渡り渡欧。年末はロンドンで１２日ほど過ごしていたのですが、行きの飛行機の中でヒースロー空港が突如雪で閉鎖になり、急遽パリに降ろされ、たったひとりで３日間身動き取れず、散々な目にあったりしていました。

ＵＰしなければならないことは山積なのに、もうぜんぜん追いつけなくって、つぶやき全盛の世の中にはまるっきりついて行けなくて、半ばブログを書くことを放棄していました。すみません。

ずっと抱えているマナー本も遅々として進まず、２月中に仕上げる予定だったのに、結局タイムアウト。３月頭〆切のハーレに切り替え、延々原稿を描いていました。

そして、〆切を１週間以上ぶっちぎって、息も絶え絶えに完成したのが３月１０日！！
２日間完徹していたため、いつもあまり寝ない私にしては珍しく途方もない長い時間（１４時間！）爆睡しました。
目が覚めたのが、３月１１日の２時半…。
起きて１５分後に地震が来ました。
幸い、私の住んでる地域は、地盤が固く（文春にも地盤の固い場所のリストに入ってた）、ゆら～りと少し揺れただけで、山積にされている本も何ひとつ崩れることがなくて…無事でしたよ。

あれから世の中がすべてガラリと変わりましたね。
東北地方の被害は惨憺たるものでしたけど、住んでいる周りはいたって普通。ガソリンがなくても、電池がなくても、計画停電も、ランタン灯してそれなりに楽しんでたんですけどね…。
原発事故がすべてを地獄に落としましたね。

どうしちゃったんでしょうね？この国は。
途方もない被害、やまない地震、原発事故→放射能だだ漏れ、グダグダの政府、頼りない東電と保安員、そして調子のイイことしか言わない御用学者と隠蔽体質のマスコミ。

日曜日に高円寺で行われた反原発のデモのライブをＰＣで見たときは、これで日本も変る！！と興奮したけど、ふた（選挙結果）を開ければ結局何も変らなかった。
今を変えなくちゃ、同じ形の未来があるだけなのに。

なんかもう～すべてに絶望しています。自分は無力です。
普通ならスーパーポジティブな私は、すべては思うように行かないもの！いっそとことんダメになって這い上がればイイと思えるんだけど、今回だけはヤバイです。
放射能だからね。
チェルノブイリのときに、さんざん読んだもんコワイ本。広瀬隆も（広瀬さんご健在で良かった！）。

希望は絶望から生まれるものだけど、ちょっと絶望が激し過ぎる。

でも２月～３月、意味不明の脱力感でぜんぜん体に力が入らなかったのに比べて、今はエネルギーがふつふつ沸いているので、未来は少し明るい…かな？　　　　　だとイイね。


昨年秋に行ったローマ。フォロロマーノ。
二千年の時を越えて、日本に残せるものってあるのかな？