40年ぶりに萩尾望都先生が『ポーの一族』の
続編を描かれました。月刊フラワーズ7月号です。
『訪問者』『湖畔にて』が収録された別冊ふろく
付き。山岸涼子先生との貴重な対談も掲載されて
いて、創刊15周年記念とはいえ、この嬉しい
ラインナップに、フラワーズのすごさを痛感しま
した。
対談内で、萩尾先生も懸念されていたように、
一見「顔が違う!」「絵が違う!」と思いました
が、読み進めるうちにちゃんとエドガーの顔に見
えて来る不思議。
そして何より世界観、空気観がやっぱりすごい
読後は感無量。
たしかに絵は変わったけど、相変わらず繊細なタ
ッチと背景、ベタからのかけアミぼかしが昔のま
んまで感動しました。
続きは冬まで待たないとならないようですが、戦
争に翻弄される少女の行き先を思うと、涙がにじ
んできます。
同じく前号の6月号には、我が師匠竹宮惠子先生
の作品が別冊ふろく付き、さいとうちほさんとの
対談付き。先生の『時を往く馬』も、時を渡るス
ノーボウルが関わる歴史ドラマが感動でした。
昨日は増山法恵(Nonたん)さんと(竹宮惠子
著『少年の名はジルベール』を読んだ方なら誰も
がご存知)とコンサートを見た後、カフェ ラン
トマンにNonさまの大好きなウイーン料理を食
べに行きました。
写真は、ウイーン名物のクレープ入りコンソメ。
「ウイーンの味だぁ~!」といちいち感激しなが
ら素朴な味を堪能しました。
Nonさまはウインナシュニッツエル。
私はリンドグーラッシュ(牛肉の煮込み)を、
懐かしい~懐かしい~と言いながらバクバク。
カイザーシュマーレンとパラチンケンが入ら
なかったのが心残り。
カフェ ラントマン青山店は、1873年創業の
ウイーンにある老舗カフェの直営店。
フレンチやイタリアンとはまったく違う本格的
なオーストリアの料理がちゃんと美味しくいた
だける良いお店でした。