東京都庭園美術館で行われていた
『こどもとファッション~小さい人たちへの眼差し~』
を見に行って来ました。
16世紀~20世紀初めまでの子供服の展示会です。
ほんの100年前まで、西洋の上流階級の男の子は、幼
少期、女の子同様ドレスを着ていて、ズボンをはくよう
になることで男性として扱われるようになるとか、女の
子は大人と同じようにコルセットを着けて、じょじょに
「おとな」になっていくなど、その時代の社会がこども
という存在をどうとらえていたのかが、こども服を通し
て見えて来るという、大変面白い展示会でした。
会期の終わりに行ったため、図録が売り切れで大ショッ
ク~~。うわ~~ん古本で出て来るのを待ちます
。
引き続き、Bunkamuraミュージアムで行われ
ている『ピーター・ラビット展』へ。
今年は作者のビアトリクス・ポターの生誕150周年
の記念の年だそうです。
知っているかぎりの原画をすべて(と言っていいほど)
見ることができました原画を見るというのは、本当
に良い勉強になります。繊細なタッチにビックリした
けれど、なんといっても一番驚いたのは絵のサイズ。
あんなに小さいとは~~!!
昔、ロンドンのV&Aで見たポターの原画を、落書き?
と思った覚えがあるけど、あれはれっきとした作品だっ
たんですね。
知人の病気の息子さんを励ますために描いた絵手紙から
始まったピーター・ラビットの物語ですが、最初はたい
してうまくないの(笑)。でも少しずつ上達していく時の
流れに感動。
そして、ビアトリクスの言葉を胸に刻みます 。
” Why cannot one be content to look at it ?
I cannot rest,
I must draw,
however poor the result,・・・”
「人はなぜ見るだけでは満足できないのだろう?
私はいてもたってもいられない
絵を描かなければ!
たとえ酷い出来であったとしても…」
I must draw, 私も描かなければ~~。
描きたい描きたい
描きたいものだらけ
でも画力が伴わなくて勝手にあきらめていたんだけど、
どんなに酷い出来でも描かないと。
うちのローリー・ポーリー・ロティーちゃんに、
お友達(クッション)を買ってあげました。