怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

無意味な言い争いはしない義両親との関係

2018年02月26日 | 物品
ひと月ほど前に引っ越した友人からたくさんの使いかけ洗剤や道具をいただいた。
ウチでは壊れたモップを10年も使っているんだぞ。
義母はへいちゃらだろうけれど、私は10年使いづらい思いをしてきた。
案の定、新しい(いや、中古の)モップに義母は悪態をついていた。「まだあるのに!」
彼女の節約精神はすばらしいとは思う。使える限り使いきり、たとえもらったものでも、もったいないと感じるのだから。
壊れたのは義母、もらったものは私専用、ということで、仲良く掃除用具入れに並んでいる。

各種使いかけ洗剤。
こうした消耗品については義母もあまり文句はないだろう、と思った。
「捨ててしまうより、私がもらってきてここで使うほうが合理的です」
と、一応、説明しながら見せたものだ。

さて、有名なこのメーカーの食器洗い洗剤。

「これは洗浄力がいつものより弱いわ!」
と、言うので、ついついかっとなってしまった私。
「それはもらい物で、それが終わったら、二度と手に入れませんから大丈夫ですっ」

義母がこのメーカーの品が嫌いなのは、以前から彼女がそのように言っていたので知っている。
私も意地悪でこのメーカーの品をもらってきたわけではない。
捨てるより、誰かが利用した方がいい、と判断したからだ。
「捨てるよりいいじゃあありませんか!」
と、私は言いながら、義母が単純にこの品の欠点を言っているだけなのを理解していた。

こうした不毛な言い争いはやめよう、ってことで、すぐにその場で会話は終わった。
家族という緊密な関係では、ちょっとしたことでもイラつく物事が多い。
義両親と私とでは実の親子より少しは距離があるはずだが、それでもいろいろあるのは仕方がない。

プリンターのインク注文は義父担当だ。
残りすくない私のプリンターのインクを注文して欲しくて義父に言った。
義父は頼まれごとが大好きだ。何か壊れたところを修理する、などというのが一番好き。
さて、でも、まずは「調査」からだ。
彼は書斎に行くと、ずらりと並んだファイルから「ネット注文」ファイルを取り出し、前回、いつ私のインクを注文したかを探した。
「この前注文したばかりじゃあないか」と私に言った。「一年前です」と言おうと思ったのを止めておいた。
やはり、前回の注文は一年前だった。
決して私はバンバン好きなように印刷しているわけではない。インク代も節約に努力しているんだぞ。
そのように言ってみたかったが、止めておいた。
親しき仲にも礼儀あり・・・
・・・って、インクを義父が買ってくれるから、ねぇ。