怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

イラン旅行に誘われる。

2017年09月11日 | カテゴリー分けするのに飽き
近所のアフガニスタン人女性宅にて。
これは八月に三週間ほどイランの彼女の実家に滞在したとき持ち帰ってきたクッキーとドライフルーツ。
アフガニスタンで生まれてすぐにイランに移住したのだそうだ。アフガニスタンからイランに移住し、ドイツに難民として入国したアフガニスタン人女性をもう一人知っている。多くの例があるのだろう。

クッキーは凝った装飾が施されていて「これがイランでは普通なの」だそう。
ドライフルーツもおいしくて、ほとんど私が一人で平らげてしまった。ごめんよ、貴重な食糧を!

実家付近には「チャイナバザール」と呼ばれる中国人が経営する大きな雑貨店があり、そこで買い物をするのはとても楽しいのだそう。
彼女自身が自分のために買った箸。

もちろん、アフガニスタンやイランの人々が日常的に箸を使って食事をするわけではない。
 
箸で目の前のドライフルーツをつまんでみせた彼女。
イスラム教徒だけれど、普段の服装は大きく胸元の開いたシャツばかり。

「イランはとても魅力的な国です」
と、彼女の話が続いた。
世界中に中国人がいるとは聞いているが、まさか、イランにまでいるとは想像できなかった。
イランだって、アフガニスタン同様にかなり混乱が続いた国だろうに。中国より暮らし易いのか、儲けるチャンスが多いのか。(戦争や戦争後は稼ぐチャンス、かもね)
さまざまな人種や国籍の人々が暮しているとか、食べ物がおいしいとか、そんな話をしてくれた。
「是非、一度行って見ませんか」
との誘いにはたまげた。
世間一般通念の呪縛にとらわれていた自分を発見した。

だからと言って、行ってみる気には全然なれないし、第一、シンガポールでさえ「イスラムの国だから危ないので行くな」と長年私に言い渡している夫が許すはずがない。(ドイツだって、居住する住民の体感イスラム率ではイスラムの国だと思うけど!)

数人のドイツ在住イラン人と接触したことはあるが、イランについての詳しい話を聞くチャンスはなかった。
これからは、このアフガニスタン人に聞いてみようと思う。