怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

難しいユーロ硬貨

2017年09月04日 | カテゴリー分けするのに飽き
ユーロ紙幣の紙質の悪さを実父が嘆いていたことを思い出す。
日本の紙製品は(も)世界一、と日本の人たちに伝えたい。日本から送られてくる小包みのダンボール箱の凄まじい上質さに、義母はそれらを集めて捨てられないでいる。
さて、紙幣だけではない。
最近気付いたのは硬貨も日本のほうが優秀だということだ。
この場合、材質が良いというより、扱いが簡単であるということで日本の硬貨が優れている。

ユーロ硬貨は種類が多い。1セント、2、5、10、20、50、1ユーロ、2ユーロ硬貨の八種だ。
 
旅行などで外国に行ったことがある人たちには、現地の通貨をすぐに見分けるのはちょいと大変という経験があるだろう。
アメリカドルなど、至難のワザだろうな。
ユーロ硬貨も難しい。色や形は微妙に変えてあるけれど、一目で見分けるのは大変。
1円、5円、50円、100円、500円硬貨が見分けがつきにくい、とは誰も思わないだろう。

下のような状態で二セント硬貨だけ拾い集めるのは困難なのがわかるだろう。

高齢者や視力の悪い人たちが大変そうなのを観察している。1セントと2セントを間違えるなど、日常茶飯事だ。
2セント、20セント、などはこちらの人たちにも計算が難しいらしく、要求された金額を小銭できちんと素早く支払うことができないのを観ている私。
また、少額硬貨は非常に大きさが小さいので、つまみ上げるのも大変なんだ。
手先が不自由になってきている人々など、本当に苦労している様子だ。
義母も、それを自覚しているのか、買い物時は大抵紙幣で支払いをして、硬貨のお釣りを受け取るだけにしているようだ。
小銭は玄関先の小皿にジャラジャラたまっているぞ。

500ユーロ紙幣や1万円紙幣廃止論をちらりと読んだ。
私は500ユーロ札(約6万円、ドイツでの生活感覚だと約5万円)を見たことが無い。100ユーロ紙幣を持ったことも無い!
日本の生活では1万円札は普通に使っていたぞ。500ユーロと1万円では価値が違いすぎる。

硬貨製造にはお金がかかるので、経済的に発達していない国では高額硬貨が少ない、と読んだ記憶がある。
すでに10年以上前の話だが、マレーシアで1リンギット硬貨がなくなって、1リンギット紙幣になってしまった、と聞かされた。今もそれが続行中なのだろうか。
さて、ユーロ。
一番高額な硬貨は2ユーロ。これは円にすると200円から300円。
日本は500円硬貨があるぞ。硬貨でその国の経済状態を知ることができる、とも思える。ドイツは今のところ好調だが、ドイツ以外のユーロ圏の経済状態が良いとは言いがたい。
あるいは、今後日本は500円硬貨製造を中止するかもしれない?

手元の,2セント硬貨を整理していると、ときどきペニヒが混ざっていることがある。
ああっ、あのスーパーのレジのあの女にやられたっ、と偽銭をつかまされた感覚になるが、その女も気付かずに渡したに違いない。急いでいると、ほとんどユーロ導入以前のドイツマルク小銭と見分けるのは不可能だ。
1セントとはいえ、20年近く前の通貨がいまだに流通しているドイツ、テキトーすぎる・・・