怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

干渉したい義母

2017年04月01日 | カテゴリー分けするのに飽き
昼食の献立。焼きソーセージ、ザウアークラウトを甘酸っぱく煮たもの。
 
夫の主食のパスタ、義両親たちの主食、焼きじゃがいも。(日本で言うジャーマンポテトかな!)私は黒米入り米飯。
 
止せば良いのに、義母は息子に言った。
「このおかずにはジャガイモの方が合います、少しとりなさい」
「もっとキャベツ煮物を食べなさい」
一週間に1,2度しか食卓を一緒にしない息子のために、あれこれ気を遣いたい気持ちはわかる。
義父まで耐えかねて義母に忠告した。
「食べたいように食べさせてやりなさい」
私もこの意見に賛成だ。しかし、私まで義母に言ってはいけない。寄生者はおとなしく、ね。
「ほら、外の鳥さえ、自分の食べたいものを選んでついばんでいるじゃあないか」
と、さらに義父は台所の窓のすぐそこに設置されたエサ台にやってくる鳥たちを指差して言った。

また、残り物が出ないよう義母は食え食え攻撃を重ねる。
義母自身はほんのちょっとしか食べないのに、私たちにはもっと食べろ、とうるさい。
家族が飢えないようにするのは一家の主婦の務めと無意識に義務を果たしているのだろうが、この食糧有り余っているドイツではあまり説得力がない。
残念なことに、ソーセージも煮物も夫と私の嫌いな献立だ。
少しだけ食べて、後から自分たちの好きなものを口にしようと企むくらいは許して欲しい。




貧乏暇なし

2017年04月01日 | カテゴリー分けするのに飽き
在独日本人仲間らくだのせなかさんが一家でテネリフェ島へ休暇旅行に行っている。
単純に、うらやましい。
らくだのせなかさん一家だけでなく、多くのドイツで生活している家庭は年に1,2度、二週間から三週間の休暇旅行をする。
例外はどこにでもあって、我家がそうだ。
義両親たちは、子供たちが小さい頃も、夏場の庭仕事の忙しさを理由にほとんど長期の休暇旅行へ行かなかったそうだ。
その息子、私の夫は庭仕事はしないが、日々の生活の糧を得るため激しく労働していて、時には週末にも事務所へ行っている。
「わたしたちは今後の人生、休暇旅行はないと思ってください」と夫は私に宣言した。
貧乏暇無し、の言葉そのものだ。
とりあえず、義両親の家に寄生しているので寝る場所と食べることは格安で手に入れている。
こんな生活ぶりなので、休暇旅行などもってのほかだろう。私も、夫の長時間労働ぶりを理解し、旅行に行きたいなど言い出さないようにしてきた。そうしたら、本当に旅行自体が面倒に思えるようになってきたぞ。
でもね、親しい人たちが南の島に遊びに行くという報告を聴くと、平静でいられなく動揺してしまうのも事実。

そんな私の気持ちを察してか(一般的に男性は人の気持ちを察することが不得意で、夫もそうだ)夫はときどきホテルの朝食バイキングに連れて行ってくれる。
なぜ朝食バイキングかというと、比較的低料金で思いっきり食べることができるから。
夫は痩せているのに量を食べるので、普通の外食の一人前では足りない。外食時はほとんど食べ放題を選ぶ。
ホテルの朝食を選ぶのは、ホテルという休暇旅行の雰囲気を味わえる場所だからだろう。
そのホテル、ウチの近くなんだけれど。涙。

前夜から食事を控え、さあ、開始。

私はドライフルーツやサラダから始めた。夫はパン。
 
もちろん、そのほかいろいろな物を食べた。
厚ぼったい食器だな、と何気に裏をチェックすると、人気のメーカーだった。

ドイツではホテルなどでよく使われていると日本のサイトにあった。その通りだ。
値段は安くない。(ある物資の安い、高いは個人の感覚で全然違うので、正確に書くと「私の生活感覚では安くない」だな!)
三ツ星ホテルだけれど、食器は値段をするものを使っているのだな。うむ。
ときどきの贅沢、ホテルの朝食。
貧乏暇無しの人々にお勧めしたい。