映画の山田洋次監督が脚本を書いた「裏長屋騒動記」を観に行った。
劇場は正倉院のような威風堂々の国立劇場。抽選で当たった招待券なので、天井が近い3階最後列で舞台を見下ろした。
今までに出かけた明治座や新橋演舞場は、花道が全く見えなかったが、流石国立、花道の半分が見えた。
舞台が遠いため、役者の表情は全く見えない。隣の女性は望遠鏡で観ていた。なるほどね。
だが、声はよく通り、台詞はばっちり。前進座の役者は、前回、新橋演舞場で見た松竹新喜劇よりずっといい。
映画「男はつらいよの」主題歌が三味線伴奏で突然歌われたり、新作映画「家族はつらいよ」が入り込んだりする。
ドタバタ場面でも動きにイヤミや臭さはなく、素直に爆笑できた。
古典落語の「らくだ」と「井戸の茶碗」を下敷きにした脚本と演出と役者が良かったためだ。
そしてたった一人で、裏長屋の騒動を演じる古典落語家の偉大さを感じた。
ただ、敢えて注文をつければ、裏長屋の騒動なのでうらぶれていて、見た目がミジメ。
せめて最後の場面では、絢爛豪華な嫁入り行列を見せてもらいたかった。
招待券は朝のラジオ体操で親しくなったおじぃさんがくれたもの。
午後から深夜まで、一緒に行動したこのおじぃさんの大物ぶりも楽しかった。
また、招待券を当てて、誘ってね。
くぎ抜き柄の手ぬぐいのお求めはこちらから。
170525
結構なことです。交友関係の広さがうかがい知れます。うらやましい。
更に じじばばの昼食会と セレモニーホール見学会があり 東奔西走で もぅ死にそうです
月末は 少し自重するつもりです ふぅ