練馬区立美術館で開催中の「藤島武二展」は最終日。
敬老の日でもあったので、この美術館としてはかなりの数の入館者だった。
但し、巨大美術館で新聞社が協賛する大展覧会のような大混雑ではなく、作品をしっかり鑑賞することができた。
明治から昭和にかけて活躍した藤島武二は、巧い画家だと思う。
留学から帰国後の、パステル画のような色調の油絵が特に好きだ。
滞欧中に描いた糸杉の小品は、壁から外して持ち帰りたいほどだった。
藤島武二は、志那服の「東洋振り」、清新な「婦人と朝顔」、華麗な「蝶」などが特に有名ですね。
今回、あこがれの志那服美人とは再会出来、しっとりした朝顔婦人は初対面、華麗な蝶々美人には会えなかっった。
その他朝鮮服の「花籠」や青い目の美人たちが素敵だった。
いやぁ、スバラシイ! じじぃはウットリした。
いずれの美人も意外に小さい。
てことは絵の力が大きいんですね。大した腕前だ。明治の先輩は偉いなぁ。
じじぃは最近の、矢鱈に理屈っぽい作品よりも、こういう絵そのもので迫る作品を支持したい。
実はこの展覧会を知らなかった。
数日前、両陛下が鑑賞に行かれたという目立たない新聞記事で知り、当日、ネットで確認したら最終日!
慌てて、炎暑にも拘わらず、東京都内でいちばん暑い練馬に出かけたのは正解だった。
いま、冷えたカルピスをごっくんした状態です。
練馬区立美術館は西武池袋線中村橋駅から徒歩僅か5分。
丁度良い広さで疲れず、混み合わない。埼玉県民でも、じじばばは無料というのもありがたかった。
上から「東洋振り」「婦人と朝顔」「蝶」「黒扇」です。しっとりと鮮やかな色彩は、ブログでは再現不可能です。
展示作品に付けた説明カードの文字が小さく、全く読めなかった。
まぁ、解説は要らないんですけどね。
170920
視線の先?
もちろん やつがれ・森生でございますよ
鑑賞者の流れを渋滞させ 顰蹙を買ったかもしれません
先ず 林住記の毎日更新は止めようと思っています
「婦人と朝顔」視線の先には何が?
と思ってしまいます。
練馬区美術館は行ったことがあります。
適当な広さでじっくり楽しめますね。
ブログ是非続けてください。分かりやすくて教えられることも多く楽しみにしています。
やはり男性の視点には敵いません。いつもそう思っています。