小説家の古井由吉さんは、「言葉が符号化することに伴い、アナログだった言葉がデジタル化し、思考も感覚もデジタル化している」と指摘している。
新聞TVはここ何年も、朝から晩まで、来る日も来る日も「説明責任」である。もう、うんざりだ。この四文字熟語、既に使い古してしまい、意味が無くなっている。
渦中の小沢幹事長や鳩山首相は、もう済んだこと、と思っているし、これからも、「知ってました」、なぞと言うはずが無い。ここらで別の言葉を見つけないと。
古井さんは更に続けて、
もしもサブプライムローンという言葉が無くて、”返済に不安がある人向けのローン”と言っていたら、あんなに極端なところまで行かなかったのではないか。
言葉によるコントロールが利かないから、経済の合理性を追求するあまり、アナーキーに転じてしまったのです。
これも、なるほどなお言葉。
日本で流行っている、リストラや、グローバルスタンダードなども、同じではないだろうか。
首切り、アメリカ追随、と言えばいい。
古井由吉さんのお言葉は1月14日朝日新聞「2010年底からの旅」からです。
知らない言葉が出たらすぐ電子辞書で調べよう。わからない事物はデジカメにとって後で調べよう。
相手より優位に立つのは相手の知らない言葉をr羅列すること。これは一昔前からのセールスの鉄則でした。
無駄な抵抗はやめて知らないのが一番いいかも。
手許にあるシャープは 何かと言えば「該当する語句がありません」と回答を拒否します
つまり 発音が違っているらしいのです
カレッジはカリッジと入力しないとダメ
英和辞典は スペルが不確かだとダメ
生きにくい時代になりました