西武鉄道山口線「西武球場前駅」は4度目の駅名だそうだ。
29年に西武鉄道の前身、武蔵野鉄道が開業したときの駅名は「村山公園駅」で、以後「村山貯水池際駅」、「村山駅」、「狭山湖駅」と変わり、現在の駅名になった。
場所が少し移動したり、戦時中休業したり、といった変化もあり、鉄道広報部は「これほど駅名が変わった例は他に無い」、といっている。
他所者森男にとっては、現在の駅名は分かり易くていい。
以前浦和で待ち合わせをしたことがある。
JRの浦和駅、といい加減に覚えていて、往生した。
浦和市(当時)には、昔からある「浦和駅」のほか、「東浦和」、「西浦和」、「南浦和」、「北浦和」とあり、更に「中浦和」と「武蔵浦和」が出来たのだ。浦和が七つだよ。
もっと知恵を絞って欲しかったね。
土地には昔は大字、小字 字があった。
土地登記簿には最近変更した安っぽい地名とは別に、これらの字(あざ)はまだ生きているはずである(違うかな?)。
それを使えば良かったのだ。
でなけりゃ、いっそのこと、ABCでやってくれ。
地元の不動産屋に勤めたことがある。
毎年決算期になると、帳簿が滅茶苦茶で物件ごとの損益が不明。
社長も出入りの税理士先生も悪戦苦闘して決算数字を捻出していた。
森男は習得したばかりの工業簿記の原価計算方法を応用して、物件ごとの原価計算プログラムを作り上げた。
プログラムそのものは簡単に出来たが、物件をどう分類整理するか、基になる契約書の管理がこれまた滅茶苦茶。
広い土地を仕入れ、何区画かに分割し、夫々に住宅を建て、販売し、売上金を回収するのだが、どれがどう繋がるのかさっぱり分からなかった。
随分悩んだ結果、総ての契約書を一覧表化し、契約書に必ず明記してある字(あざ)名で名寄せすることを思いついた。
創業以来の契約書が300枚くらいあったので、パソコンへの入力は大変だったが、名寄せは一発で出来て、仕入れた土地と作った家の生々流転記録は完成した。
その結果、物件ごとの原価と損益は即座に把握出来るようになり、先生には喜ばれたけれど、社長には迷惑顔をされた。
迷惑な理由は税務署対策。その先はまだナ・イ・シ・ヨ。
零細企業は困っている、とよく言われる。
でも、創業後3年経ったら、儲かっていなくても、税金を徴収すべきである。
怠けて、ズルしている零細企業が実は多いのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます