飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

社会科単元指導

2022年07月13日 16時20分33秒 | 社会科
社会科指導について。
一人一台のタブレットが子どもたちに貸与され、調べ学習が格段にしやすくなった。
いちいちパソコン室に行く必要もないし、回線速度の遅くフリーズすることもなくなった。
それにともなってこれまでできなかったシステムも導入できるようになった。
こんな展開がある。

社会科の単元授業システムを次のようにする。
1 集合知(数時間)
2 討論
3 ノートまとめ
4 復習 
5 テスト

1の集合知とは、みんなでする調べ学習を意味する。
さらに詳細にステップを示すと次のようになる。
①ノートにテーマを書く(黒板に書いてあるものを写す。)
②タブレット、教科書、資料集、参考書で調べる。
③調べたことをノートに箇条書きにする。(入力が容易ならメタモジ等に)
④調べたことを黒板に書く。(一つだけ選んで)(メタモジで共有してもよい)
⑤知らなかったことが黒板やメタモジに書かれたいたら自分のものに転記する。
⑥自分で調べたことが黒板やメタモジに書かれていなかったら書く。
※③④⑤⑥は同時進行。
⑦黒板やメタモジから「わからないこと」を探してノートに書く。
⑧質問をする。
⑨質問に答える。
⑩疑問が解決したらノートに書く。
⑪⑦~⑩を繰り返す。
⑫黒板上の疑問が解決したら終了。または、時間がきたら終了。
⑬キーワードを問う。(例)楽市・楽座、キリスト今日保護、南蛮貿易、軍備充実
⑭キーワードで作文する。1~2文で。(例)天下統一のために軍事力を強化した。経済を安定させるために、楽市・楽座や南蛮貿易で商工業を発展させた。

ノートまとめをさせるときの指示。

1 1単元を見開き2ページでまとめさせる(見開き2ページに限定する)。
2 教科書・資料の丸写しは認めない。
3 イラスト・図解をすすめる。
4 ノートづくりの時間を与える。
5 見開き2ページごとに評価する。評価は「合格」のみ。ランクはつけない。
  不合格は「修正する」「やりなおす」ようにすすめる。
6 特に立派なノートは全員に紹介する。

評価の観点。

【10の観点】
1 タイトル  タイトルを工夫して書いているか。
2 見やすさ  見やすくまとめられているか。
3 カラフル  色えんぴつを使って、カラフルに仕上げているか。
4 イラスト  イラストを使い、そのイラストに意味をもたせているか。
5   図    図や表を使っているか。
6 マ  ス  ノートのマスを活用しているか。
7 丁 寧 さ 文字を丁寧に書いているか。
8 詳 し さ  大切なことを詳しく書いているか。
9 キーワード 単元の重要語句・重要事項を書いているか。
10 感  想  感想を書いているか。

saitani



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