飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

プロジェクター利用の効果

2006年05月09日 22時21分54秒 | ICT
最近は教室にプロジェクターを設置して授業を行う先生も多い。
ちょっと前までは、プロジェクターはパソコン室に固定されているか、持ち運びするにもスーツケースほどもあって、いつも利用するわけにはいかなかった。
しかし、最近はプロジェクターも軽量、コンパクトになり、格段に機能性は進歩した。
では、なぜプロジェクターを使用するのだろう。

教育的意味を考えてみる。

一つめは、ビジュアル効果を生み出すこと。
大きなスクリーンに、画面を映し出す。
デジカメで撮った写真を配布したり、掲示したりするよりも、ずっと見やすくビジュアル的にも子どもたちは集中する。
適度な緊張感も生まれ、発表内容もそぼられ、意見交換も活発になる。

二つめは、「場の共有」ができること。
プロジェクターをつかい、他のグループの発表を聞いたり、意見交換を行ったり、共通も土俵の上にたつことが可能である。
モニター画面やテレビ画面でもできなくはないが、クラス全員で画面をみるとプロジェクター以外は現在のところない。

三つは、自分の考えをフィードバックできること。
模造紙や画用紙にまとめることも一つの方法としてよいと思う。
しかし、単純に考えて、パソコンによるプレゼンテーションの方が子どもたちは意欲的に取り組む。
自分の考えたことをしっかりと相手に伝えるために、自分の考えを見直し、表現方法を工夫する。
これが他の発表方法でも言えることだが、プロジェクターをつかった場合、画面が限定されている分、要約したり、ラベリングしたりする力も必要になる。
こうした見直しが効果的に行われるのも、効果の一つである。

SCENE187(saitani)
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