飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

正しいこと

2007年09月13日 23時33分27秒 | 教育論
世の中には正しいことと間違ったことがある。
いや、正確に言うと自分が正しいと考えていることと、自分の価値判断基準に照らし合わせると間違いと感じることがある。

若いころは、自分の実践していることが正しく、まわりの多様な価値観を受けいれることができなかった。
それは若いが故の特権でもあり、そのことを間違いだったとも思わないが、年を経るにつれて世の中の複雑さ、物事の要因はすべて複合的にからみあっていることがわかってくる。
そうなると絶対に正しいことはほとんど存在せず、ある出来事は一面を見れば正しいが、他の面から見れば間違いだったりすることもある。

偏ることなく、多様な価値観を認めつつ、正しい道を進むことは難しい。
こんな言葉がある。

正しさや筋、強さを貫いて、その結果として、誰もが幸せにならないのなら、意味がない。
するくて、弱くて、曲がっていても、結果としてみんなが幸せで、笑っていられるのなら、ぼくはそっちのほうがいい。

考えるべき世界が広がるにつれて見識の深さが要求される。
(saitani)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人が感動するとき | トップ | 決して冷めない狂おしいほど... »
最新の画像もっと見る

教育論」カテゴリの最新記事