くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

リトミック

2011年05月03日 | 保育園

リトミックは、幼児教育分野では“有名”なリズム遊びのひとつで、保育士ならば誰もが知っている。だけど、案外知っているのは“言葉”だけでその目的や指導方法などの詳細は、現場に入ってしまうとじっくり学ぶ機会がない。私も今まで有名先生の流れをくんだ研修に出て少しばかり聞きかじってきたものを自分なりにアレンジしてやってみる程度だった。テーマを設定して、ピアノを弾いて子どもたちのイメージを引き出す。音楽に合わせて体を動かすことで気持ちが解放されれば良しとしていた。

今の保育園で初めて、斉藤公子さんのリズムを知った。
ただ、音楽に合わせて動いているだけやない。動き方の基本がある。足指を折る、手をつなぐ、両腕で体を支える、走って静止する、回ってバランスをとる…等、それらすべてが大脳生理学に直結しているようで興味深い。これを3歳から行うのだが、5歳になるころにはブリッジや逆立ちが自然に可能になっていく。段階を踏んで、適切なことを適切な時期に与えてあげると、身体能力は身についていくものなのだなあと実感した。こういうことを積み重ねているから、大きな怪我が少ない。転んでもちゃんと手が出る子に育つ。

斉藤公子さんはリズムだけではなく、読み聞かせ、絵画、食、泥んこ等、様々な分野で独自の保育を実践し結果を残されている様だ。今の時代に必要なことをたくさん教えてくれている。大人の都合で子どもが育つ道筋を奪ってはいけないのだ。
 


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