くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

ANJIN特番

2009年11月21日 | 藤原竜也
そういえば、長年お世話になっているピラティスの先生のお家が浦賀のちょっと手前の駅だった。今通っているスタジオが出来る前は、時々、自宅でレッスンをしてもらっていたがえらく遠かった。その途中、安針塚がある駅も通っていたはずだがあまり記憶にない。

どちらかといえば、浦賀に来たペリーの黒船の方が有名で、三浦按針はその次という感じ。名前だけであまりその功績も知らなかった。この舞台化で、「はあ、こんな人がいたんだ~」と新たな驚きがあった。かたや、アメリカから、かたやイギリスから、えたいの知れぬ、ちっぽけな島国にたどりついた人がいたんだね。かたや、開国への時代、かたや鎖国への時代というのも何か不思議な因縁を感じる。歴史のロマンだ~。

按針役の、オーウェンさん、来日してメディアに初?登場。写真より実物の方が全然いいじゃん。背も高くて貫禄があるし真面目そうだ。按針さんが実際に持っていたという菩薩像をみて泣いておられた。オーウェンさんいわく、日本の演劇人に対して、不安があったようだが、2時間で、われわれと変わらないということに気付いたそうだ。演劇の根底にあるものは各国共通なのかな。それとも日本の演劇がイギリス演劇の影響を受けているからなのかな。市村、藤原、オーウェンの3ショットはなかなかしっくりしていた。相性がよさそうだなって。ちょっと楽しみになってきたぞ~。やっぱり、舞台は1カ月近くの稽古期間があるから役者同士の信頼関係もできてくるし理解しあえる部分が多いよね。

竜也くんの英語台詞は、確かに流暢だった。最初は丸暗記だったとどこかで言っていたけど、語学って暗記から入るもんだものね。英語に関しては、かなり謙虚が発言が多いけど、目指すところが高いんだろうね。これまでの実績からして、簡単に妥協する人じゃないってことはわかる。「カイジ」が多くの人に受け入れられたのも、竜也君自身が「カイジ」として存在していたからこそだと思うんだよね。うん、たぶんこの舞台もやってくれるに違いない。

日英合作としての大プロジェクトだけど、どこか、固くて地味なイメージがあるのか、まだチケットがある模様。なかなかあり得ない企画だから、皆さま、一見の価値ありですよ~。(←ホリプロの回し物ではありませぬ~)