くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

ムーログ

2009年11月14日 | 藤原竜也
「藤原竜也の人生逆転ム~ログ~」
ついに、秩父の一族が登場したぞ。有料だとこういうプライベートも公開しちゃうんだなあ。でも、ファンは竜也くんを取り巻く人々に興味深々。

お父様、お初です。まだ50代後半か60代?ちょっと菅原文太みたいで渋い。でも優しそう。以外に普通。(←失礼!言いたい放題です)その他、ヤンキーなお友達も、とっても普通というかみんな朴訥な感じ。ルックスとはかけ離れた、竜也君の根本にあるもの、源流がこの秩父なのね。

次回は、かっこいいと噂のお兄ちゃん登場らしい。何気に乾杯の発声してたのお兄ちゃんだよね?後ろ姿だったけど。お兄ちゃん、ポロシャツ派手っ!確か30そこそこ、今でもぶいぶいいっていそうだ。(←再び、失礼!)

とにかく、竜也君が頭が上がらなかった兄上様。このお兄さんからゴンゴンとぼこられたことが今の打たれ強さにつながっているんじゃないのかな。竜也君おド根性はお兄さんのお陰なのかも???

奇跡の人

2009年11月14日 | 観劇
作:ウィリアム・ギブソン
演出:鈴木裕美
出演:鈴木杏、高畑充希、中尾明慶、佐藤B作 他

友だちを誘って、先週、千秋楽を観に行った。ヘレン・ケラーの伝記は誰しも必ず読まされたはず。「三重苦でもこれほどすごい人がいる。だから諦めずにがんばれ」と小学校の教材には打ってつけだ。昔、教科書等で読んだ時は、“雲の上の人”という印象だったけど、現実のヘレンの幼少期はとても生々しく悲惨だ。保育園に、ヘレンのように奇声をあげて動きまわる子がいたら、この子の発達状況は集団の中では適応しきれないとすぐに判断されて発達相談などに回されるだろう。一対一の専門的な対応が必要だと。しかし、いくら専門的に分析されたプログラムを用いても、それだけでは成長に結びつかない。結果、アニー・サリバンとの出会いがヘレンを救う。いい教師との出会いがこんなにも人の一生を左右するものだということが、保育士のはしくれとして恐ろしくさえ感じる。私は、日々、子どもとこんなに向き合っていないし、闘っていない…。

サリバンはヘレンを信じようとしている。それは、不安になっても、周囲から否定されても最終的に揺るがない。何度も何度も、指文字を教え物には名前があることを理解させようとする。嫌なことにも直面させる。ヘレンは何度もサリバンにぶつかっていく。甘やかしてくれる両親ならわけなく通ったものが、サリバンの岩のような信念に跳ね返される。まさに二人は生身の人間として傷つきぶつかり合う。人を育てる、理解することはとてつもなく苦しいし面倒くさいことなのだ。今の教育に足りないもの、やろうとしていないものが提示されている気がした。

前半のヘレンとサリバンの闘いが、生々しく説得力があるからこそ、ラスト、ヘレンが水に触れて、思わず「ウォ、ウォーター」と声を発する場面に納得できるし、鳥肌が立つくらい感動できる。人間の力は、そして信じるということはすごいと…。

アニー・サリバンと言えば、厳しいおばさん教師というイメージが強かったが、ヘレンと年が近い、サリバンもなかなか良い。一方的な教育ではなく、一緒に悩み成長していくのだ。杏ちゃんのパワフルなサリバンに圧倒された。長台詞はちょっとすべりがちだけど、ロミジュリの頃のようにかみかみにはならず、流暢に流れていく。大人になったな、杏ちゃん。この年代でこれだけの舞台が出来る人ってそうはいない。杏ちゃん自身の成長も物語とオーバーラップしていた。

涙腺が決壊したあと、渋谷の街へ出る。神仙駅に向かう途中のホテル街に、何故か警官がたくさんうろうろしている。何かあったのかなあとキョロキョロしていると、“お縄”になった人と出くわした…。ついさっき観た神々しいほどの舞台とは間逆の現実が都会の雑踏に中にある。膿んでいる世の中だ。

下北に出て、しばらくぶらぶらしてから、「農民カフェ」でお食事。最近はヘルシー志向熱が高いね。いびつで虫くいの無農薬な有機野菜がおしゃれにもてはやされる。何気に原点回帰なのかしらね。我々は農耕民族だからね。でもこうやって農業が注目されるのは良いことかもしれない。野菜も人と同じで簡単には育たない。自然との闘いだものね。産地直送の食材を使ったお料理がとてもおいしい。トマトのカクテルもいけていた。体に良いものを作ってくれた方々に感謝!