就職して2年目、忘れ得ない子どもたちに出会った。なにもわからなかったこそ、必死だった。間違ったこともしたかもしれない。だけど…、子どもたちからあふれ出てくるものを大切にしようって、一緒に組んでいた1年先輩の先生と試行錯誤していた。
思い出せば、大変なクラスだった。障害児も2名いたし、男の子たちは落ち着きなくて集団としてのまとまりもなかった。だけど、個性豊かな面々たちで年度末の生活発表会でやった創作劇は彼らの発想から出来上がったものとして思い出に残っている。大人の指示を待たなくても、子どもがあんなにも主体的に劇遊びを作れるなんて。活き活きとした表情にパワーにこの仕事の素晴らしさを教えてもらった。
そんなにぎやかなクラスの中に、おとなしくてかわいい女の子がいた。アトピーで喘息を持っていて身体も丈夫じゃなかった。だけど、いつも人知れず静かに笑っていて、どこか芯が強いところがある子だった。絵が上手で、絵画指導に来ていた画家の先生に師事し始めた。先生はいつも、「この子はいい絵を描く」と言っていた。
その後、美大に進んだという噂を風の便りに聞いていたが、彼女が東京で個展を開催していることをひょんなことから知った。
がんばってるね。あんな、小さかったあなたが、自分の意志を貫き、大きく羽ばたいていこうとしている。なんか嬉しい…。尋ねていってみようかな。
もうすぐ、運動会。私が担当している3歳児って、身体的にも精神的にもまだ発達途上にあるから、何かを見せるというのが難しい。そこで…、その分、衣装や小道具で補ってあげなきゃいけないこともある。幼稚園だと、保護者が衣装作りをするところもあるそうだけど、保育園の保護者は仕事を持っているので、頼むことはめったにない。だから、保育士がせっせっと製作する。昔の保育現場っていろいろなものをよく作っていたな。天井飾り、窓飾り、壁面装飾に誕生表。季節が変わるごとに次はどういうのにするって製作に追われていた。最近は、まず子どもの保育が第一ということでだいぶ、緩和されたり簡略化しているけど、やはり行事となると作り物が増える。
久しぶりに、こんな果物を作って見た。親子競技で好きな果物を木にかけてもらおうかなあと思って。仕事を家に持ち込んじゃったよ。でも、保育園で大きな木を製作しなきゃいけないから間に合わなくなっちゃう。それに記録を書くより頭を使わず気楽にできるこういう仕事の方が好きだ。
この間、先輩と「若い頃のほうがよくいろんなものをよく作っていたよね」という話になった。思えば、あの頃は、作る物が多くてもなかなか保育園で作る時間なんかなかったよなあ。まず先輩より先に雑用で動かなきゃいけなかったし。だから、遅くまで残ったり、朝早く来たり、それでも出来なかったらせこせこ家に持ち帰って作っていたもんだ。誕生カードなんか凝りだすと大変なことになっちゃってさ。今は…、作る前にまずあるものを使うことを考える。何年か前のものを探したりする。やっぱり、守りに入っているというか、なるべく楽をしようと思っているかもしれないな。
今年は、異動である意味、今までがリセットされてしまったから、1年目の気分。作ればいいってもんじゃないけど、精一杯、自分も発揮していかなきゃならないわけで、ひとつひとつのことを大事にしていかなきゃって思う。
子どもたち、喜んでくれるかな?泣かないで、運動会に参加できるといいな。
久しぶりに、こんな果物を作って見た。親子競技で好きな果物を木にかけてもらおうかなあと思って。仕事を家に持ち込んじゃったよ。でも、保育園で大きな木を製作しなきゃいけないから間に合わなくなっちゃう。それに記録を書くより頭を使わず気楽にできるこういう仕事の方が好きだ。
この間、先輩と「若い頃のほうがよくいろんなものをよく作っていたよね」という話になった。思えば、あの頃は、作る物が多くてもなかなか保育園で作る時間なんかなかったよなあ。まず先輩より先に雑用で動かなきゃいけなかったし。だから、遅くまで残ったり、朝早く来たり、それでも出来なかったらせこせこ家に持ち帰って作っていたもんだ。誕生カードなんか凝りだすと大変なことになっちゃってさ。今は…、作る前にまずあるものを使うことを考える。何年か前のものを探したりする。やっぱり、守りに入っているというか、なるべく楽をしようと思っているかもしれないな。
今年は、異動である意味、今までがリセットされてしまったから、1年目の気分。作ればいいってもんじゃないけど、精一杯、自分も発揮していかなきゃならないわけで、ひとつひとつのことを大事にしていかなきゃって思う。
子どもたち、喜んでくれるかな?泣かないで、運動会に参加できるといいな。
暑くなってきたから、保育園でも水遊びが始まった。お隣の団地が大リフォームをやっているので、毎年、使っていた2階のテラスがほこりっぽい。そこで、園庭の草の上にシートを敷いて、ビニールプールやアクアプレーを出して遊んでいる。クローバー
をはじめ、草いっぱいの園庭だから、その中に虫たちもたくさんいる。目を凝らしていると、小さなバッタ、こおろぎ、カマキリなんぞが跳ねたりするもんね。蟻さん
も暑い中、せっせとよく働いているよ。子どもたちが水遊びをしていると、ちょろちょろと登ってきて、水路の中におっこちたりするのもいる。あらあら、おぼれちゃうよと思ったけど、ちゃんと岸にたどりつくとまた再び、ちょろちょろし始めるのよね。案外、泳ぐのが上手みたいだ。私の足にも、ときどき、ちょろちょろ登ってきて、この間なんか足の親指の根元をパクリと噛みやがった…
「痛いじゃないの、全く…
」
その日はなんともなかったのに、2,3日したら、噛まれた周辺に無数のボツボツが出現
気がつかなかったけど、反対の足もやられてた。これなかなか消えない。思い出したようにかゆくなる。お風呂上りにせっせとムヒSを塗りこむ毎日。そのほか、蚊にもさされているから猛暑を前にすでに私の足はぼこぼこだ~




その日はなんともなかったのに、2,3日したら、噛まれた周辺に無数のボツボツが出現


保育園でも不審者侵入を想定して防犯訓練をやる。不審者役、対応役を決めて、想定を元に動く。今回、私は、対応役になった。今まで、対応役は園長まかせでやったことがなかったので緊張した。
まず、園児の安全確保。次に、犯人と対応。警察が来るまでの侵入阻止。犯人をあまり刺激しないようにする。凶器を出された場合は椅子やさすまたで対応、危険が伴う場合は助けを呼ぶ。
以上云々を予備知識として頭に入れる。いよいよ、時間になり犯人役の保育士が侵入してきた!サングラスと帽子で変装していて、とてもこわ~い!
「子ども逃がして~」と近くの先生に伝え、玄関へ走る。刃物を持って侵入してきたので(想定)、「誰か来てください~!!!」と叫びながら、さすまたで侵入を阻止。応援の保育士が来て無事につかまえたということで終了したが…、はたと振り返れば、「誰かきて~、助けて~」と「落ち着いて話しましょう」しか言葉を発していなかったことに気づく。
もし、本当にこんなことが起こってしまったら、ナイフを振りかざされたら、何も言えないかも。子どもを守ってあげられるかなあ。実際、考えるだけでも恐いことだけど、いろいろな場面の対応を考えて危機管理に備えておかなくちゃいけない。
そんな恐ろしいことは絶対に起こりませんように…。
まず、園児の安全確保。次に、犯人と対応。警察が来るまでの侵入阻止。犯人をあまり刺激しないようにする。凶器を出された場合は椅子やさすまたで対応、危険が伴う場合は助けを呼ぶ。
以上云々を予備知識として頭に入れる。いよいよ、時間になり犯人役の保育士が侵入してきた!サングラスと帽子で変装していて、とてもこわ~い!
「子ども逃がして~」と近くの先生に伝え、玄関へ走る。刃物を持って侵入してきたので(想定)、「誰か来てください~!!!」と叫びながら、さすまたで侵入を阻止。応援の保育士が来て無事につかまえたということで終了したが…、はたと振り返れば、「誰かきて~、助けて~」と「落ち着いて話しましょう」しか言葉を発していなかったことに気づく。
もし、本当にこんなことが起こってしまったら、ナイフを振りかざされたら、何も言えないかも。子どもを守ってあげられるかなあ。実際、考えるだけでも恐いことだけど、いろいろな場面の対応を考えて危機管理に備えておかなくちゃいけない。
そんな恐ろしいことは絶対に起こりませんように…。

だ・だ・だ・だんごむし
だんごむし・だんごむし・だ・ん・ご・むし

なんて、かわいい歌がある。だんご虫を見ると、この歌が私の頭の中でぐるぐると回りだす。子どもは、それも特に男の子は、だんご虫が好きだ。日頃、落ち着きないような子もだんご虫を見つけると、じっとその動きを追い続けて固まってしまう。ひとりが「あっ、だんごむし!」と叫ぶと、周りにぞろぞろと他の子が集まってきて、そのうち、触ってみたり追いかけてみたり、あげくの果てに、だんご虫の取り合いなんぞも始まってしまい…、最後はあえなく潰されてしまったりする。わ~ん、そこまでやらないでよ。だんご虫だって、梅雨の晴れ間に散歩を楽しんでいたのかもしれないんだからさ。
でも、そこが子どもの飽くなき探究心なんだろう。虫はおもちゃと違って生きている。持ち上げてみると、丸くなったり、足をわさわさ動かしたり、小さな卵を抱え込んでいたりする。中には丸くならないやつもいる。これは“だんご”じゃなくて“わらじむし”っていうんだよ。不思議、不思議と眺めているうちに…、ふんずけちゃったりする。まさに、いじくり壊しちゃうという感じだ。今まで、動いていたものが動かなくなる。周りからは非難の嵐~。動かなくなっただんご虫を、これまたいつまでも見つめている子どもの目は、何かを感じている。誰しも、一度や二度は幼い頃にこういう経験をした筈だ。私もとかげのしっぽをシャベルで切ったことあるもん。こうやって、命について学んでいく。
ところで、だんご虫は、虫ではなくエビやカニの仲間らしい。我々、人類よりもはるか昔から生きていたのかな。そのルーツはとても神秘的な感じがする。太古の昔は海に生きて、地球の歴史と共に岡へ上がってきたのかも。なかなか侮れないだんご虫くんなのだ。
平成18年度が間もなく終わりになる。来週からいよいよ新しい職場へ赴く。で、定期を新しくした。今、話題のPASMOだよ~ん。PASMOロボットのストラップももらった。う~ん、でも私はSuicaのペンギンくんの方が好きだなあ。
まだ、定期入れの中に残っている数枚のパスネットを使い切らねば。でも数十円しか残っていないと面倒くさいのよね。何かの折に一気に清算てしまおうっと。
パスネットだけじゃない。Suicaも2枚あるから1枚にしておきたい。だけど不思議なことに私のSuica、今まで、偶数でチャージしてきて偶数で使ってきたのに、なぜが一桁の端数が?なして
何百何十何円なんていう切符ないよね。だいたい、何百何十円よね。こういう清算ってどうしたらいいのかしら。ま、東京へ観劇に行ったら瞬く間になくなるチャージ額なんだけどね。
世の中、どんどんお財布を持たない時代になっていくのね。電子マネーって見えない分、自然に湧いてくるようなイメージがある。だけど、どこかで確実に入金しないと電子にはならないのよねえ…。
楽なのは表面だけで、地道に働かなきゃいけないのはいつの時代も同じ。
さあ、新たな気持ちで、お仕事、がんばろうっと。
まだ、定期入れの中に残っている数枚のパスネットを使い切らねば。でも数十円しか残っていないと面倒くさいのよね。何かの折に一気に清算てしまおうっと。
パスネットだけじゃない。Suicaも2枚あるから1枚にしておきたい。だけど不思議なことに私のSuica、今まで、偶数でチャージしてきて偶数で使ってきたのに、なぜが一桁の端数が?なして

世の中、どんどんお財布を持たない時代になっていくのね。電子マネーって見えない分、自然に湧いてくるようなイメージがある。だけど、どこかで確実に入金しないと電子にはならないのよねえ…。
楽なのは表面だけで、地道に働かなきゃいけないのはいつの時代も同じ。
さあ、新たな気持ちで、お仕事、がんばろうっと。
去年、担任として、卒園児を送り出してから瞬く間に1年が過ぎ、再びこの季節がめぐってきた…。
実は、今年の卒園児の中に友だちの子どもがいる。彼女とは保育士養成校で出会った。出席番号が近かったせいもあり、次第に仲良くなった。クラブもゼミも一緒で、合宿に行って酔いつぶれながら一夜を明かしたこともある。共に青春を過ごた仲間だった。卒業後も縁があり、同じ保育園に就職した。同じクラスの担任をしたこともある。クールだけど、芯がしっかりしている彼女は、子どもに対してとても細やかに接していたし、保育環境も丁寧に整えていた。同期ながら刺激を受けた。
残念ながら彼女は体調を崩して3年で退職。その後、勉強をしながら児童関係の仕事につくことになる。お互い、仕事一筋で独身生活を謳歌した。ラスベガスにも一緒に旅行した。まだ、直行便がなかった頃で、サンフランシスコでトランジェットするのにおろおろした珍道中だった。
そんな彼女が突如、「結婚する!」と言ってきた。自分の人生をしっかり考えた上での選択だったようだ。ただ、流されているだけの私とは大違い。そして…、母になったのが6年前。生まれた時、だんなさんから“母子健康、大万歳!”といった感じの喜び写真付きメールが届いてびっくりしたもんだ。
完璧に専業主婦をこなしていた彼女だったが、ひょんなことから再び仕事を始めることになり今度は保護者として保育園に関わるようになる。仕事を始めてからも、育児には決して手を抜かず、保育士だったときと同じように細やかに、一生懸命子育てをしている姿には、母親オーラが溢れていた。
あの小さな赤ちゃんだった子がもう卒園してしまうなんて。
ちょっぴり緊張気味で将来の夢を言う姿が微笑ましかった。ちらっと彼女の顔を見たら大きな瞳が涙でうるんでいた。
振り返ってみると時は“流れていくもの”のようだけど、目の前にある時はひとつひとつ重ねていくもののような気がする。卒園式という区切りを向かえ、新たな積み重ねが始まるんだね。
実は、今年の卒園児の中に友だちの子どもがいる。彼女とは保育士養成校で出会った。出席番号が近かったせいもあり、次第に仲良くなった。クラブもゼミも一緒で、合宿に行って酔いつぶれながら一夜を明かしたこともある。共に青春を過ごた仲間だった。卒業後も縁があり、同じ保育園に就職した。同じクラスの担任をしたこともある。クールだけど、芯がしっかりしている彼女は、子どもに対してとても細やかに接していたし、保育環境も丁寧に整えていた。同期ながら刺激を受けた。
残念ながら彼女は体調を崩して3年で退職。その後、勉強をしながら児童関係の仕事につくことになる。お互い、仕事一筋で独身生活を謳歌した。ラスベガスにも一緒に旅行した。まだ、直行便がなかった頃で、サンフランシスコでトランジェットするのにおろおろした珍道中だった。
そんな彼女が突如、「結婚する!」と言ってきた。自分の人生をしっかり考えた上での選択だったようだ。ただ、流されているだけの私とは大違い。そして…、母になったのが6年前。生まれた時、だんなさんから“母子健康、大万歳!”といった感じの喜び写真付きメールが届いてびっくりしたもんだ。
完璧に専業主婦をこなしていた彼女だったが、ひょんなことから再び仕事を始めることになり今度は保護者として保育園に関わるようになる。仕事を始めてからも、育児には決して手を抜かず、保育士だったときと同じように細やかに、一生懸命子育てをしている姿には、母親オーラが溢れていた。
あの小さな赤ちゃんだった子がもう卒園してしまうなんて。
ちょっぴり緊張気味で将来の夢を言う姿が微笑ましかった。ちらっと彼女の顔を見たら大きな瞳が涙でうるんでいた。
振り返ってみると時は“流れていくもの”のようだけど、目の前にある時はひとつひとつ重ねていくもののような気がする。卒園式という区切りを向かえ、新たな積み重ねが始まるんだね。
我が保育園にはホールがない。だから行事があると1週間くらい前からロッカー、道具箱、仕切り扉などを大移動する。これがかなりの力仕事。お陰で、また一回り上腕二頭筋が太くなった~
よくジムで「鍛えてますね~」って誉められる。鍛えてるんじゃなくって、自然についたんだよな~。
物がなくなった保育室は広くなってすっきりする。このままにしておきたいって感じ。そんな保育室にも入りきらないくらいの保護者が押し寄せてくるのがクリスマス会だ。保護者の気持ちを考慮して今年は会場を入れ替え制にしてみた。自分の子どもの発表の時は前方で見てもらえるようにって。保護者の方も協力的でスムーズに動いてくれたのでひとまず安心した。
舞台に登場する子ども達をお家の人がビデオカメラやらデジカメやらを持って待ち構えている。フラッシュもバシバシ焚かれる。まるでここは記者会見場かいっ?て程だ。最近の子ども達がとてもカメラ慣れしているのには驚く。レンズを見ると、ニッコリ
と満面の笑顔をつくる。たいしたもんだ。
でも、人見知り時期の1歳児は、そこまでの余裕はなくて、ママやパパの姿を見つけると大泣きになってしまった。
む~す~んでひ~ら~い~て…うわ~ん
え~ん

といった具合で泣き声の大合唱。なだめたりすかしたり、抱き上げたりと保育士も大奮闘!練習は上手に出来たのにな…。ま、これも発達段階の一つ。きっと来年は違っていることだろう。
5歳児はイエス様の降誕劇を発表。去年は担任として関わったが今年はピアノ係としてサポートにまわる。憧れの劇をいよいよ発表することで、クラスに緊張感が漂っている。たくさん練習した成果を発揮できる子もいれば、萎縮気味の子もいたが、どの子もいい表情だった。
行事の目的ってなんなんだろう。きちんとしたものを保護者に見せること?私はそれだけじゃいけないと思う。やはりその中心に子どもがいなくてはいけない。だから、たとえ、緊張して台詞が言えなくても、泣いてしまっても、その時の子どもの姿はその時だけのものとして受けとめてあげたい。結果はよりも過程が大切なんだよね。
来週は、クリスマス会ごっこで盛り上がりそう。子ども達の意外な面が発見できたりして。この子はこういうところをよく見ていたんだなって。
闇の中を歩んでいた民は大きな光を見た。
死の陰の地に住んでいた者たちのうえに光りが照った。
ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。
ひとりの男の子が、私たちに与えられる。
子ども達の健やかなる成長を祈って…
一足早く、Merry Christmas!

物がなくなった保育室は広くなってすっきりする。このままにしておきたいって感じ。そんな保育室にも入りきらないくらいの保護者が押し寄せてくるのがクリスマス会だ。保護者の気持ちを考慮して今年は会場を入れ替え制にしてみた。自分の子どもの発表の時は前方で見てもらえるようにって。保護者の方も協力的でスムーズに動いてくれたのでひとまず安心した。
舞台に登場する子ども達をお家の人がビデオカメラやらデジカメやらを持って待ち構えている。フラッシュもバシバシ焚かれる。まるでここは記者会見場かいっ?て程だ。最近の子ども達がとてもカメラ慣れしているのには驚く。レンズを見ると、ニッコリ

でも、人見知り時期の1歳児は、そこまでの余裕はなくて、ママやパパの姿を見つけると大泣きになってしまった。





5歳児はイエス様の降誕劇を発表。去年は担任として関わったが今年はピアノ係としてサポートにまわる。憧れの劇をいよいよ発表することで、クラスに緊張感が漂っている。たくさん練習した成果を発揮できる子もいれば、萎縮気味の子もいたが、どの子もいい表情だった。
行事の目的ってなんなんだろう。きちんとしたものを保護者に見せること?私はそれだけじゃいけないと思う。やはりその中心に子どもがいなくてはいけない。だから、たとえ、緊張して台詞が言えなくても、泣いてしまっても、その時の子どもの姿はその時だけのものとして受けとめてあげたい。結果はよりも過程が大切なんだよね。
来週は、クリスマス会ごっこで盛り上がりそう。子ども達の意外な面が発見できたりして。この子はこういうところをよく見ていたんだなって。
闇の中を歩んでいた民は大きな光を見た。
死の陰の地に住んでいた者たちのうえに光りが照った。
ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。
ひとりの男の子が、私たちに与えられる。
子ども達の健やかなる成長を祈って…
一足早く、Merry Christmas!
月曜日、子どもは疲れていることが多い。お出かけしたり、お家でめいっぱい遊んでくるからかなあ。だから比較的、静かな活動を設定する。この日は椅子に座ってじっくり粘土遊び。2歳児も手先がだいぶ使えるようになり粘土が楽しめるようになってきた。ふと、見ると、粘土をちぎりながら男の子がうとうとと舟を漕いでいる…。あらあら、お疲れね、ご飯を食べて早く寝かさなくっちゃ。
ところが、給食が出てくるとすっかり覚醒してもりもり食べているよ。腹が減っては戦は出来ぬだね。いつもの習慣で「ごちさまでした」と言って、食器を片付けるために立ち上がって歩いてきたが、あれ?なんか目がうつろ、やっぱり眠そうだ、危なっかしいなあ、お腹がいっぱいになって再び、夢と現実の狭間にいってしまったみたいだ。「気をつけて」と言おうと思った瞬間、手元から茶碗がすべりおちて見事に割れた…。
あ~あ、危ない、危ない、掃除機で破片を吸い取り、「お茶碗は割れちゃうからしっかり持とうね」って言ってみたものの、茶碗が割れた現実も把握していないようにすっかり浮の空だ。今日は、片付けてあげればよかったね、ごめん、ごめん。
案の定、布団に入るなり爆睡した彼だった。
先生たちと「なんか今日は厄日だね、気をつけようね」と話していたら、今度はその先生の一人が帰り際、階段から足を踏み外して足を捻挫した。
水曜日、子どもが鉄棒から落ちて怪我をした。
木曜日、子どもがハチに刺された~。
帰り、JR線が事故で止まって駅がすごいことになっていた。
そして金曜日、今度は私鉄が事故でダイヤがばらばら~
見事に続く復讐の連鎖ならぬアクシデントの連鎖。それとも疫病神の仕業かしら。涼しくなって、風邪を引いたり体調を崩している子も多い。季節の変わり目は何かが忍び込んでくる。魔が刺す瞬間って本当にあるのだ。裏を返せば、神様が気を引き締めなさいって教えてくれているのかもしれないけど。
この悪い空気、来週は変わりますように。
ところが、給食が出てくるとすっかり覚醒してもりもり食べているよ。腹が減っては戦は出来ぬだね。いつもの習慣で「ごちさまでした」と言って、食器を片付けるために立ち上がって歩いてきたが、あれ?なんか目がうつろ、やっぱり眠そうだ、危なっかしいなあ、お腹がいっぱいになって再び、夢と現実の狭間にいってしまったみたいだ。「気をつけて」と言おうと思った瞬間、手元から茶碗がすべりおちて見事に割れた…。
あ~あ、危ない、危ない、掃除機で破片を吸い取り、「お茶碗は割れちゃうからしっかり持とうね」って言ってみたものの、茶碗が割れた現実も把握していないようにすっかり浮の空だ。今日は、片付けてあげればよかったね、ごめん、ごめん。
案の定、布団に入るなり爆睡した彼だった。
先生たちと「なんか今日は厄日だね、気をつけようね」と話していたら、今度はその先生の一人が帰り際、階段から足を踏み外して足を捻挫した。
水曜日、子どもが鉄棒から落ちて怪我をした。
木曜日、子どもがハチに刺された~。
帰り、JR線が事故で止まって駅がすごいことになっていた。
そして金曜日、今度は私鉄が事故でダイヤがばらばら~
見事に続く復讐の連鎖ならぬアクシデントの連鎖。それとも疫病神の仕業かしら。涼しくなって、風邪を引いたり体調を崩している子も多い。季節の変わり目は何かが忍び込んでくる。魔が刺す瞬間って本当にあるのだ。裏を返せば、神様が気を引き締めなさいって教えてくれているのかもしれないけど。
この悪い空気、来週は変わりますように。
暑くもなく、寒くもなく、好天に恵まれて、保育園の運動会が行われた。
保育園には0歳から6歳の子ども達がいる。乳児クラスの子ども達はまだ小さいので、お家の方と簡単な競技をしておしまい。午前中には眠くなってしまうし、お腹もすいてしまうから。3歳児以上になると、ようやく、お友達と競い合ったり、協力し合ったりする力がついてくる。お家の人と離れても泣かなくなる。というわけで、保育園の運動会というのは必然的に幼児クラスの子ども達が中心になってくるのだ。
年長児クラスの担任は、子ども達が自分の力を発揮して練習の成果を出してくれることを切望して緊張する。逆に乳児クラスに担任は裏方に徹する。ラインを引いたり、大道具を運んだり…。私は、久しぶりに乳児クラス担当になったので今までと違った動き方にとまどった。というのも乳児クラス担任は、練習になかなか参加できないのだ。何故って、午前中の練習時間は子ども達の食事、お昼寝時間にばっちり重なってしまうから。手のかかる赤ちゃんを放り出すわけにはいかない。そこで、各自、自分の持ち場をチェックしたり、連携を確認しあったりしながらぶっつけ本番で動く部分も出てくる。動いてみるとまた問題点や疑問点も出てきたりするので本番中でも再度、確認しあう。私にしてはめずらしく、昨夜は進行表を持ち帰り、何度も見直した。覚えようとしたけど、記憶力がないからダメだったけど。
でも、少しは予習が役立った。なんとか、自分の持ち場は忘れずにこなすことができた。仕事をする上で緊張感を持ち続けるって大事よね。また違った角度から運動会を見ることが出来て良かった。
主役の子ども達は大張り切りだ。我が2歳児クラスもあまり泣く子もいなくてお家の方と競技を楽しんでくれたし、本番に強い年長児は練習では見られなかったようなカッコイイ姿を見せてくれた。みんなの力が結集すると、さらに見えない力が生まれ一体感が出てくる。行事には子ども達が成長する瞬間がある。そんな子ども達の真剣な眼差しに感動した。お家の方の熱い声援やビデオ撮りに愛を感じた。
なんだかいい運動会だったなあ。
保育園には0歳から6歳の子ども達がいる。乳児クラスの子ども達はまだ小さいので、お家の方と簡単な競技をしておしまい。午前中には眠くなってしまうし、お腹もすいてしまうから。3歳児以上になると、ようやく、お友達と競い合ったり、協力し合ったりする力がついてくる。お家の人と離れても泣かなくなる。というわけで、保育園の運動会というのは必然的に幼児クラスの子ども達が中心になってくるのだ。
年長児クラスの担任は、子ども達が自分の力を発揮して練習の成果を出してくれることを切望して緊張する。逆に乳児クラスに担任は裏方に徹する。ラインを引いたり、大道具を運んだり…。私は、久しぶりに乳児クラス担当になったので今までと違った動き方にとまどった。というのも乳児クラス担任は、練習になかなか参加できないのだ。何故って、午前中の練習時間は子ども達の食事、お昼寝時間にばっちり重なってしまうから。手のかかる赤ちゃんを放り出すわけにはいかない。そこで、各自、自分の持ち場をチェックしたり、連携を確認しあったりしながらぶっつけ本番で動く部分も出てくる。動いてみるとまた問題点や疑問点も出てきたりするので本番中でも再度、確認しあう。私にしてはめずらしく、昨夜は進行表を持ち帰り、何度も見直した。覚えようとしたけど、記憶力がないからダメだったけど。
でも、少しは予習が役立った。なんとか、自分の持ち場は忘れずにこなすことができた。仕事をする上で緊張感を持ち続けるって大事よね。また違った角度から運動会を見ることが出来て良かった。
主役の子ども達は大張り切りだ。我が2歳児クラスもあまり泣く子もいなくてお家の方と競技を楽しんでくれたし、本番に強い年長児は練習では見られなかったようなカッコイイ姿を見せてくれた。みんなの力が結集すると、さらに見えない力が生まれ一体感が出てくる。行事には子ども達が成長する瞬間がある。そんな子ども達の真剣な眼差しに感動した。お家の方の熱い声援やビデオ撮りに愛を感じた。
なんだかいい運動会だったなあ。