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くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

♪さかな・さかな・さかな~♪

2008年10月25日 | 保育園
実りの秋と共に、保育園生活も“充実期”に入る。この時期は気候も良いので園外保育に加え、おいも掘り、感謝祭など各園の特色を活かしながら、秋にちなんだ行事がいろいろ入る。我が園ではもうすぐお店屋さんごっこだ。幼児組(3歳児以上)は自分で品物を制作するが、乳児組(0歳児から2歳児)は主に保育士が制作する。私は“お魚担当”になった。

秋の夜長…、どんな魚を作ろうかと考えてみた。もちろん、手書きの方が味があるに違いないけど…、ネットで画像検索してみたら、わんさか出てくる魚の画像…!これ、活用しちゃえ~。

ということで、まず適当なお魚画像をマイピクチャーに保存!



これらを編集画面で180度水平に反転させて裏面を作り、ハサミでチョキチョキ~。



ティッシュをいれてお腹を少しふくらませなが貼り合わせて出来上がり!



どうよ、なかなかリアルでおいしそうでしょっ!
こういう“お仕事”(ほとんど遊びのようだが)大好き。記録の方は滞りがちだけどね。

ちなみにこのタラバちゃんは反転させても左右対称でかわりなかった。


休“腰”日

2008年10月25日 | 保育園
振り返れば、平和な1週間だった。昨日は、めずらしく0歳児のベイビーズがお休みで、どことなく保育室の雰囲気が違った。歩かない子がいないだけなのに、1歳児が不思議と“大人”に感じられた。とても静かで、時折、雨音が「ザザ~」と聞こえてくるほどだ。身長70センチ足らずの小さなベイビーズの存在が埋める保育室の空間って大きいんだなあ。腹這いになって手足をばたつかせ、「ウキャ~ッ!!」なんて叫んだり、百面相をして「ふぇ、ふぇ~ん」なんて甘ったれ泣きをしたり、はたまた畳のへりからコロンと落ちそうになったりすると、みんなの視線が一気に集まるものだ。赤ちゃんのオーラってすごいんだね。

そんなこともあり、保育士も腰の休養日。おんぶをしない日なんてこのところなかったからなあ。でも、あの暖かいずしっとした感覚が背中にないのもさびしいもんだった。

10月も下旬に差し掛かるが、まだ気温が20℃以上あるから暖かい。いまだ、日中は半そでも大丈夫なくらいだ。一年中で一番快適に過ごせる時期かもしれない。もうしばらくしたら朝夕から冷え込む日が出てくるのかあ。風邪も流行り始めるのかな。そろそろ、インフルエンザの予防接種も受けておかなくちゃなあ。

運動会

2008年10月05日 | 保育園
先週末から大きな台風がうろうろしてたから、お天気が心配だったが見事にピーカンな秋晴れになる。朝のうちは涼しかったが、準備をしていたらぐんぐん気温が上がり、夏のような陽射しになった。人間不思議なもので、お天気がいいと俄然やる気も増すものだが、プログラムが進むうちに、暑さでみんな少々バテてきた。水分補給の回数を予定より増やしてなんとか午前中を乗り切った。

お昼を食べるとたちまち元気をとりもどす子どもたち。さあ、あともう一息、午後は綱引きとリレーだ。子どもの綱引きが終わり、続いて、保護者の綱引き参加者を募ると、ぞろぞろと屈強な若いお父さんたちが出てきた。みんな大きくて体格がいい。なんだかK1みたいだ。入場曲、「we are the champ」にすればよかったになあ~と思うほどの迫力だ。童心にかえって子ども以上にエキサイトしてくれたお父さんたちのおかげで、綱引きは大いに盛り上がった。見渡せば、父親世代も若くなったもんだなあ…。
怪我もなく、予定通りに無事に終了。帰っていく子ども達を見送りながらほっと一瞬、安堵感にひたる。“終わりよければすべてよし”ということで、いい運動会ができた。簡単なお疲れ会でいただいた冷たいお茶のおいしかったこと、体にしみわたっていくのを実感した。

午前中、失われば水分を午後から夜にかけてたっぷり補給。ビールもうまかった~

コロコロ、ぐるぐる

2008年09月05日 | 保育園

5か月のBabyちゃんが2人、入園してきた。誕生日も数日しかかわらない同級生、二人ともしっかりしていてずっしり重いジャンボくんだ。

一人は、根っからの母乳育ち。哺乳瓶、マグマグといろいろ試してもなかなか吸いついてくれない。ミルクの味も嫌いみたいだ。ラッキーなことにママのお仕事が保育園のすぐ近くなので、お昼休みに授乳に来ることができる。離乳食があまり進まなかった日などは、待ってましたとばかりにおっぱいに吸いつく姿がかわいい。ほんの10分だけど、母子にとってはいい時間になっていて見ている方も幸せな気分になれる。お腹がいっぱいになれば満足げな笑顔、ママが再びお仕事に出かけると、オネムの時間で寝てしまう。“母乳Baby”だけあって、発達もすこぶる順調。だって、母乳ってママの血肉からできているんだもんね。匍匐室に寝かせると、腹ばい姿勢から、寝がえりをうち、畳の上をコロコロと転がり始める。ヘリから落ちそうになると元の場所へ戻されるが、転がる方向が決まっていてまたすぐにヘリまで到達してしまう。

対するもう一人は、アフリカ人を父に持つハーフ。骨格や筋肉の発達が月齢よりも早い気がする。うつ伏せにしておくと、お尻を持ち上げてすでに高這いをはじめようかという勢いだ。お座りもわずかだが支えなしできる。おへそを中心にぐるぐると回るのが好きであちこちの方向を向いている。こちらはすっかり“ミルクっこ”で、2時間おきくらいに欲しがり、ものすごい勢いで一気飲み。離乳食も、もぐもぐ食べている。性格的におとなしいけど、愛称で呼ぶと、「ニヤリッ」と笑い返してくれる。

小規模園なので、0.1歳は合同クラス。コロコロ、ぐるぐるBaby’sに興味を示し、お兄さん、お姉さんぶって、赤ちゃんのおもちゃを渡しにくる1歳児だが、気がつくとベッドから取って遊んでいる子もいたりして…。ドタバタ1歳児の動きも活発で、保育室がなんか賑やかになってきた。


新保育指針

2008年08月03日 | 保育園

暑いっ…!

これしか言うことがない毎日だが、子どもたちは、ついにこの暑さにも慣れてきたようでこのところすこぶる元気である。全く、子どもの順応性はすごいもんだ。逆に、我々、大人はバテバテだ。あまりの暑さに思考能力が一瞬、停止する。ジムで、ふと気づいたら、腕時計をしたままシャワーを浴びていた。ナイキのスポーツ用だがごく普通の生活防水のやつ。なんかバンドがロッカーキーに似ているのよね。もうこの際だから、ボディシャンプーをつけて思いっきり洗ってやった。なかなかきれいになったし、その後も変わりなく動き続けているから大丈夫かな。

夏休みの宿題のように来年度から改訂される新保育指針を読み始めているが、暑さで頭も煮えているからなかなか進まない。さらっと見た感じでは、今の指針をさらにまとめて重複する部分をそぎ落としているので、まるで、魚の骨のようになっている。だから、その裏側にあるものを読み取れと各社から解説書なるものが発行されているのだ。

          

右側、A4サイズのものが全国社会福祉協議会版で700円なり~。
左側は、フレーベル館版で、なんと190円なり~。

ページ数も内容も大差はないのに、この値段の差は何故?と思うが、聞くところによると厚生労働省の入札で見事に落札したのがフレーベル館らしい。もちろん、現場ではこのフレーベル館版に注文が殺到し、在庫が底をついており、6月末に園で一括注文したものが1か月遅れでやっと届いた次第なのだ。ちなみ社会福祉協議会版はネットで買った。保育士にとって、保育指針はバイブルみたいなもんでしょ。こんなに苦労しなくても手に入るように、全国保育所に配布してほしいよね。

今回の改訂で、保育指針は厚生労働大臣による告示となる。この中のことは遵守実行していかなくてはならない。育児という割り切れない問題に明らかに線引きをすることは危険なことだ。だからこそ、魚の骨のようになり、各保育所ごとの取り組みにまかされる部分が多くなっているのかなあとも思う。本来、子どもが育つ道筋や、成長に大切なことはそう大きくは変わらないはずだ。ただ、それを取り巻く世の中が変わってしまった。これからは保育所も、子育ての、より多くの部分を補う必要がある。保育の質も問われ、保育士ならび保育所の自己評価も重要視されるみたいだ。

仕事を続けているとこうやって新たな課題が提示され、勉強するチャンスが訪れるものだ。自分も成長していかなくちゃいけない。

とは思うものの…それにしても…
暑いっ


140億

2008年07月05日 | 保育園
久し振りに研修に行かせてもらった。朝から、身体を動かしているのが私の当たり前の日常なのだが、それが打って変わって午前中からどっぷり講義だ。最近、何気に研修を避けていたのは、正直、内容をレポートにまとめるのが苦手だからだ。向上心がなくて情けない…だから成長しないんだわと反省した。

さあ、気を引き締めて、かなり早く家を出た。人気のある研修なので会場は満員、さらに5年以上の経験者対象ということもあり、主任、園長格の人も多かった。講義してくださった先生は、元医師というだけあり、脳細胞や脳内発達についての話が出てきた。人間の脳細胞は約140憶あり、これは生まれたての赤ちゃんにもすでに備わっている。だけど、赤ちゃんは大人のように何故、何もできないのか。それはシナプスが髄蛸化されてないからで、いろいろな刺激を受けながらひとつひとつが結びついて育っていくそうだ。最近、キレやすい子が多いのは前頭連合分野の未発達に因るものが大きい。それには五感を刺激してあげることが大切…、などというととても難しく聞こえるが、要はたくさん抱きしめてあげたり、歌を歌ってあげたり、本を読んであげたり、自然と触れ合うことが大切だということだ。

一昔前までは、当たり前で単純だったことが今の子育てでは、難しいことになり、子育てにおける親子の心理的発達やバランスが崩れてしまった。親だけでは子供が育たない時代なのだ。だから、地域社会も専門家も各分野でできることを着実にやっていくしかない。保育現場でも、目を見て言葉をかけながらゆっくりおむつを替えるなど、触れ合う時間を多くもつことや異年齢保育を行い、斜めの関係を体験させ、友だち関係ができるようにするなど、子育てに加えて親育てをしていかなければならないということだった。

子どもは親が育てるものという時代は終わった…。もうそんなことを言ってられないくらい危機的状況でもあるのだ。それを裏付けるかのように、来年から保育所保育指針が変わり、幼稚園教育要領と一本化されていく。親のサポート、子育て支援がクローズアップされる影で、保育現場はというと必ずしもニーズに対応しているとは言えない。実際、0,1歳児40人もひしめいているという園や、一時保育を頻繁に入れられてしまう園もあり目をみておむつを替えてあげるゆとりなど持てないという。保育士も生身の人間だから、精神的、肉体的負担も大きくなる。午後のグループ討議で他園の保育士さんと話ながら、私が勤めている園の小規模な環境がいかに子どもたちにとって恵まれているかを実感した。クラスの子どもたちひとりひとりの顔が浮かび、たくさん抱きしめてあげようって思った。

さてこの研修、年内あと4回ある。少々疲れてきた私の脳細胞140憶を、目覚めさせながらいろいろ吸収してこなくっちゃ。

ふゆこさん

2008年02月23日 | 保育園
保育園の園庭に、毎年、冬になると訪れる鳥がいる。今年も雪が降る頃にやってきた。なんの鳥がわからない。雀よりは大きいが、鳩よりは小さい。いつもひとり、園庭の同じ場所にたたずんでいる。子どもたちが遊びだすとどこかへ行き、また昼寝の時間になるともどってくるのだ。

ある日、園長が子どもたちに、鳥のことを話している際、名前をつけてあげましょうということになった。冬にくるから“ふゆこさん”…ちょっと安易なネーミングだが、それからというもの、今日もふゆこさん来てるかなあと妙に気になってしまう。

立春が過ぎて、暖かい日が続いた、今週、ふゆこさんは突然いなくなった…。
どこへ行ってしまったんだろう。また来年も来てくれるかな。


相田みつを

2008年02月11日 | 保育園

出勤簿の横に、相田みつをさんの言葉が書いてあるひめくりカレンダーがある。今まで、なんとなく書いてあるなってくらいであまり心にとめていなかった。ある日、職員会議で突然、園長が、職員に「そこにあるカレンダーの昨日と今日の言葉みましたか?」と尋ねた。

そのとき どう動く

やれなかった やらなかった どっちかな

「この二つは、とっても深いなあと思いました」と。

さすが、年の功だな。私も含めて職員一同、結構、胸に刺さった。

それから、出勤簿に印鑑を押しながら、今日の言葉を気に留めるようにしている。

その時の出逢いが人生を根底から変えることがある
良き出逢いを


異動前に長年お世話になった、もう一人の園長から「人間、どこで出逢いがあるかわからないからね…」と言われた。それから間もなく、一年が過ぎようとしている。

私にとって良い出逢いが出来たと信じたい。


保育納め

2007年12月28日 | 保育園
今年最後の仕事はごみだしから始まった。大掃除をしてぴかぴかになった保育園。押入れに○十年も入っていた劇の道具なども処分したのでごみ袋とダンボールがわんさか出た。それをごみ置き場までせっせと運んだ。

年末休みに入った子や帰国組の子もいるので、子どもたちはいつもより少ない。その分、日ごろ、目立たない子が目いっぱいアピールしてきたり、普段甘えられない分を出してきたりと面白い。

お正月が来るので、年齢別のグループに分かれてかるた取りをした。4、5歳児は字札をよく聞いてからとるが、3歳児はなんでもいいから取りたくてどんどん前に出てくる。離れてすわっていてもいつの間にか頭がぶつかるくらいになり、挙句の果ては絵札の上まで進入してくる。字札を読みながら、何度も「ほらほら、後ろに下がって~!」を連呼する。途中、重なってしまった絵札を並び替えたら、「先生、下がって~!」だって。わたしゃ、君たちが取りやすいように並べているんだよ。そんなこと言われる筋合いはないわさ。だけどその口調が自分にそっくりで思わず苦笑いだった~。

着替えがなかなか出来なかった男の子、ここにきて急に生活習慣が自立してきた。「よかったね、○○くん、お着替え上手になったね」とほめてあげたら、「何回も何回もがんばってやってみた!」と嬉しそう。そう、あきらめずに続けることって大切なことだよね。

4月からたった8ヶ月の間に随分成長した子どもたちだ。思い起こせば、順番を守ることもお話を聞くこともできなかったのに、今はなんとか並んでるし、ルールのある集団遊びも少しはできるようになった。

子どもたちに置いていかれないように私もがんばらなくちゃなあ。

仕事着に加え、パーカーや上履きをリュックに詰め込み帰路につく。荷物が多くて、なんか小学校の終業式のあとみたいだな。

やっと終わった…というかここまで漕ぎついた。緊張と共に始まった新年度。異動がなかったら絶対味わえなかったものだ。いい刺激をもらえて良かったと素直に思う。来年もこの緊張感を持続していかなくては。

来春こそは四つ葉のクローバーを見つけたいな…

クリスマス会

2007年12月16日 | 保育園
昨日は保育園のクリスマス会。キリスト教主義なので、クラス発表の他にキャンドルサービスと聖劇がある。歌に劇に踊りにミュージックベルと大活躍の5歳児。さすがもうすぐ1年生となると違うものだ。緊張しながらも自分の力を存分に発揮してがんばっていた。

私の担当クラスの3歳児も、簡単な表現遊びを発表した。運動会はお家の方に甘えて泣いていた子が多かったのに、今回はみんな笑顔ではじけまくっている。たった3ヶ月でこんなに成長してくれたんだって涙が出そうになった。

今の保育園は、ベトナム、カンボジア、タイ、スリランカ、韓国、中国、ベルー、アメリカと国際色豊かな子どもたちが集まっている。異国で生活する人たちはたくましい。口には出さないけど、国へのいろいろな想いがあるに違いない。なんか必死で生きている。ふと、去年見た野田マップ「ロープ」のリング下を思い出したりする。このリングの下には出るに出られないたくさんのコロボックルがいるって。

やっぱり生まれ故郷は恋しいもの。クリスマス会終了後、午後の飛行機でお里帰りをするベトナムのファミリーがいた。「先生、ありがとう、良いお年をお迎えください」って。こちらこそ、たくさんの笑顔をありがとう。また来年、会えるのを楽しみに待っているよ~。