今年最後の仕事はごみだしから始まった。大掃除をしてぴかぴかになった保育園。押入れに○十年も入っていた劇の道具なども処分したのでごみ袋とダンボールがわんさか出た。それをごみ置き場までせっせと運んだ。
年末休みに入った子や帰国組の子もいるので、子どもたちはいつもより少ない。その分、日ごろ、目立たない子が目いっぱいアピールしてきたり、普段甘えられない分を出してきたりと面白い。
お正月が来るので、年齢別のグループに分かれてかるた取りをした。4、5歳児は字札をよく聞いてからとるが、3歳児はなんでもいいから取りたくてどんどん前に出てくる。離れてすわっていてもいつの間にか頭がぶつかるくらいになり、挙句の果ては絵札の上まで進入してくる。字札を読みながら、何度も「ほらほら、後ろに下がって~!」を連呼する。途中、重なってしまった絵札を並び替えたら、「先生、下がって~!」だって。わたしゃ、君たちが取りやすいように並べているんだよ。そんなこと言われる筋合いはないわさ。だけどその口調が自分にそっくりで思わず苦笑いだった~。
着替えがなかなか出来なかった男の子、ここにきて急に生活習慣が自立してきた。「よかったね、○○くん、お着替え上手になったね」とほめてあげたら、「何回も何回もがんばってやってみた!」と嬉しそう。そう、あきらめずに続けることって大切なことだよね。
4月からたった8ヶ月の間に随分成長した子どもたちだ。思い起こせば、順番を守ることもお話を聞くこともできなかったのに、今はなんとか並んでるし、ルールのある集団遊びも少しはできるようになった。
子どもたちに置いていかれないように私もがんばらなくちゃなあ。
仕事着に加え、パーカーや上履きをリュックに詰め込み帰路につく。荷物が多くて、なんか小学校の終業式のあとみたいだな。
やっと終わった…というかここまで漕ぎついた。緊張と共に始まった新年度。異動がなかったら絶対味わえなかったものだ。いい刺激をもらえて良かったと素直に思う。来年もこの緊張感を持続していかなくては。
来春こそは四つ葉のクローバーを見つけたいな…