長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

検証・平成の黒船事件 リア=ディゾン写真集『Petit Amie』

2010年10月05日 09時14分09秒 | すきなひとたち
 おはようございます、そうだいです。今日は天気のいい始まり方になりました。どんな1日になることやら。
 昨日はなーんか身体が疲れてたな。家に帰るなり泥のように眠ってしまいました。「泥のように眠る」って、感じはよくわかる日本語なんですけど、なんで「泥」なんですかね? 「泥」ってアレ、眠ってる状態のものなの? 起きてる状態はなに? 乾いた土?
 あ、それとも、「泥にはまったように眠る」とかっていうもともとの言い方があって、それが略されたものなのかな? 眠ってる場合じゃないと思うけど。

 まぁ、こーんなていに疲れておりますので、今回はサラサラっといっちゃいます、お茶漬けのようにサラサ~ラっと。
 お題はリア=ディゾンの第1写真集『Petit Amie』(2006年10月刊行)。
 ヘンな写真集ですね。写真集としての体裁をなしてないというか、とにかくリア=ディゾンについての情報を集められるだけかき集めてみました、という印象の本です。
 それもそのはず、この写真集のために撮影した新しい写真はほとんどないらしく、その年のはじめあたりからインターネットの世界で話題沸騰となっていた彼女の写真をあらためて本にまとめた、というのがこの写真集の内容だったのです。
 にしても、満を持して刊行されたとはいえ写真集自体のボリュームが少なく、びっくりするほど画像の粗い写真もまじっているので、はっきり言ってブームの終焉した今現在から見るといささか「なんでこんな本が公称10万部も売れたんだろう?」という思いはします。
 ただ、口コミの集団心理による幻影だけが2006年から翌年にかけてのリア=ディゾン・ブームの正体だったのかというと、そうも言い切れません。
 アメリカ本国ですでに、けっこうな露出度の仕事も経験していた彼女が当たり前だと思ってやったポーズが、日本ではびっくりするようなきわどさだったことがウケたことがあったでしょうし、なによりアジアの血を半分ひいたその顔立ちが、あの伝説の「昭和の黒船」アグネス=ラムにも通じる、日本人に受け入れられる「100%アメリカっぽくもない謎の異邦人」感を持っていたのではないでしょうか?
 結論から言うと、写真集自体も彼女自身もなんでもないのですが、とにかく「異国に来ちゃった」という戸惑いとうれいをリアルに顔に浮かべることのできた彼女の存在自体が、当時の日本人にとって格好の「妄想女性像投影スクリーン」になっていたのではないでしょうか?

 しかし、スクリーンとは、自分の色がついてくればスクリーンとしての役割をなさなくなるもの。はじめから終わることのはっきりしていたリア=ディゾン・ブーム。この哀しさがまた、彼女らしい……

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