長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

まさか……こんなことが…… な、日々

2013年07月28日 22時16分36秒 | 日記
 ♪ぽんちゃ~ら、りんっりんっりんっとぉ~。みなさま、どうもこんばんは。そうだいでございます。

 もう夏ねぇ。今日は日曜日、私の町の大きめな公園では毎年恒例の盆踊り大会が開催されていました。昨日の関東は夜半からの豪雨のために各地の夏祭りやら花火大会やらがさんざんな目に遭ったらしいのですが、今晩はどうやら無事にステキな思い出になってくれるようです。
 まぁそんなこといってますけど、当のあたくしめはお祭りに行くヒマも体力も相手もいないんですけどね……もう暑さで涙に使う水分もとうに枯れてしまっている始末。泣くってどうすればいいんだっけ? そんな方法忘れちまったねぇ~、ずいぶん昔に。

 ところで、我が『長岡京エイリアン』でどうにかしたい話題も自分の中ではモリモリたまりつつあるのですが、今日も今日とて、まずはなるべく来月にある資格試験のための勉強に時間を割かなければいかんし、そもそもこの連日の暑さのために、調べものをしたりパソコンに向かう気にまったくならないというていたらくですので、今回もまた、最近の仕事や勉強のあいまに出会った日常のつれづれをパラパラとつぶやいていきたいと思います。
 それにしてもまぁ、去年はこの状況でよく「明智小五郎の映像史」なんていう企画ができたもんだね……まぁ、仕事の拘束時間とかしんどさが今年よりもだいぶソフトだったからできたっていうのが大きいんですけど、去年のほうが暑かったよね、今のところは!? バカですね~。そりゃあ資格試験も一発合格になるわけがありませんね。今さらながらひしひしと痛感ですが……それがわたくしなんです。死んでも治らない業ですね、もう。


トピック1 「久しぶりに大損ぶっこきました」

 これはまさに本日、日曜日の昼間に体験した出来事なんですが……
 この『長岡京エイリアン』でもさんざんっぱら語っているように、私という人間は本当にケチです。もう無駄づかいとか大盤ぶるまいとかいう美徳とはまったく無縁の生活を送っている人間で、ほぼ100% 「出費したからにはそれなりのバックを死んでももぎとって家に帰る」という行動原理で30年以上呼吸をし続けているヒューマンビーイングであると定義してさしつかえないでしょう。
 私のそこらへんがいちばん如実に現れるのが「娯楽のたのしみかた」でして、自分で選択したあらかたのエンタテインメントは、言うまでもなくラストのカーテンコール、アンコールのあとの出演者の最後の退場まで、映画だったらエンドロールも終わりきって会場が明るくなるまでず~っと座席にいすわり続けているような非常にせせこましい人間なんです。

 思いおこせば私は、ものごころがついた3才ぐらいのころにはすでに、そば屋でざるそばを頼んだときには食後に必ず、「なにもなくなったざるを持ち上げて、下にもう一段のそばがないことを確認する」という哀しすぎる習性を身にまとってしまっていた、ハイエナのような半生をあゆんできました。その癖はまぁ、幼児にとってざるそばと「二段せいろそば」の違いが理解できなかったことから生まれてしまった悲劇だったんですけどね。うれしかったねぇ~、生まれて初めて食べた二段せいろ。

 あの、要するになにが言いたいのかといいますと、私は何かの娯楽を体験したときに、もちろんおもしろい作品だったのならば文句なしに堪能するわけなのですが、たとえそれが「つまらない作品」だと感じたのだとしても、おもしろいポイントを無理矢理にでも妄想で付け足したり、怒りに怒って何かのスポーツ並みにカロリーを消費したりすることで「もとをとろう」と努力するようにしているんです。
 この『長岡京エイリアン』でもしょっちゅう自分が楽しんだ映画や舞台公演などの感想を私はつづっていますが、当然のごとく、すべてが私にとっておもしろかった、などということはありえません。むしろ、私なりの偏屈な理由で、おもしろくなかったと感じた憤りを好き勝手にぶちまけている回のほうが多いような気がします。たいして腹を割った意見を交しあう相手もいない私にとって、この個人ブログというアジール……というか「木のうろ」は、まことにありがたいもんです。シャウトし放題ですもんねぇ。

 そんな持論があったもんで、「どんなにつまらない作品でもどこかに見どころはある。それをつかみ取るまでは岩にしがみついてでも帰らんぞ! 作品が終わってもいないのに途中退場なんて、飽食のブルジョワジーがやることじゃああああ!!」などと威勢のいいポリシーを胸に貼っつけていたつもりだったのですが。


 ……途中退場しちゃった。スタコラサッサと、しっぽ巻いて。


 いや~、このわたくしに限って、そんな選択をとってしまうとは。
 私が記憶するかぎり、この30ウン年の生涯の中で、見はじめた娯楽作品を自分自身が能動的に判断して途中でリタイアしてしまうのは、大学生時代に渋谷の映画館で観た『鬼畜大宴会』(1998年 監督・熊切和嘉)いらい2例目です。15年に1本の割合かよ!

 こんなこともあるのねぇ~……ってしみじみしてる場合でもないと思うんです。だって、料金も払ったし、交通費もそれなりにかかったし、炎天下の中で歩いて体力も使ったし、なによりも貴重な休日の約半日をそれに費やしたわけだし。私事ながらも、試験直前のこの時期に!!

 でも……なんだか怒る気にもなりゃあしない。ただただ、ひどい目に遭ったもんだ、と虚空を見つめるばかり。

 いちおう、見知った方々が大勢かかわっていらっしゃる作品なんですけどもね……私もみなさんに久しぶりに会えることをずいぶんと楽しみにして、それなりに気合いを入れて参上したつもりだったんですが。

 もう、なにがおもしろいんだか全然わからない。なんでその内容で料金が発生しているのかがわからない。なんで他のお客さんがたまに笑い声をあげているのかがわからない。っていうか、途中で帰った人がなんで私も含めて2人しかいないのかがわからない。
 みなさん、これからおもしろいことが起きるに違いないと期待しておられるんでしょうか。それとも、私が歳をとってずいぶんと短気な人間になっちゃったのかなぁ。

 実は、私も自分で「うん、帰ろう!」と決めて腰を上げる寸前までは「いちおう最後までいないとな……せっかくここまでいたんだし、お金も払ったんだし。」と考えていたんですが、作品の内容とはちょっと別の要素で決定的な一撃があったので、なんの後悔もなく出て行くことにしてしまいました。

 その決定的な一撃というのはまぁ、作品は途中で休憩タイムとなったんですが、お客さんにお菓子がふるまわれるサービスが提供されたところ、私の近くにいたババ……いやいや妙齢のご婦人が、いかにも陰険な口調で、

「飲み物はないんですか? 水分もないのにお菓子だけって、おかしいですよねぇ。」

 って、のたまいやがったわけ。

 このドぐされババァアアアア!! アフリカではそのお菓子にさえもありつけないたくさんの貧しい子どもたちが、今日も水分もへったくれもない状況の下で生命の危機に瀕してるんだよ!!
 プログラムの一環でもそれは好意なんだ! 受けたくないサービスは丁重に断れ!! そんなグチを若者にぶつけてお前の残り少ない余生は楽しくなるのか!?

 んモォオ~さいっあく!! こんな死にかけバカと同じ空間にいることも耐えられないし、同じ「客」にカテゴライズされてるのもシャクにさわりまくり! 帰ろう、帰って勉強しよう!!

 ……とまぁ、そんなわけで勢いよく途中退場したのでしたが、やっぱりこれは、それだけあの婆さまの機嫌を損ねた作品内容の責任でもあるのでしょうし、その一例がなくとも、お客さんの様子はおおむね「はなはだ空気の悪い」ものとなっていたと思います。なんか、本当にどうしてその作品につき合わされているのかがわからない、っていう困惑の表情なんですよね。みなさん一様に。

 なんにしても、「帰って勉強したほうがマシ」って客に思わせちゃう作品って、もうダメよね。これで今年、資格試験に合格したら、この作品のおかげってことになるのかなぁ。そうしよっか。そうすれば少しは気も晴れるから。

 この作品のタイトルとか情報をここに記してもいいんですが……そうすると、私がこれまでこの『長岡京エイリアン』にあげてきた数々のエンタテインメント(もちろん、おもしろくなかった作品も含めて)と同列の扱いのようになってしまうので、いっさい記さないことにします。記録する価値すらない。ただそれだけです。別に作品に知っている方々が関わっているから気が引けたとか、そういうことじゃあないです。
 そういうことじゃあないんですが……ほんとに残念っつうか、どういうことだったんでしょうか? たまたま私が観た回だけがあんな惨状になってたってことなんでしょうか? でも、私が観た今日の回は千秋楽なんでしょ!? なに、あのグダグダ、迷走、バカ発言。

 そりゃあ、まぁ……この作品に関わったみなさんのお名前は記憶に残るよねぇ。記憶に残った以上は、その方々のこれからの活動にはなるべく近づかないようにしますよねぇ。お金を払わないようにしますよねぇ。私も、みなさんががんばってやっておられる途中で帰ったわけで、もうあわせる顔もないし。
 たぶん、今日さんざん時間をかけて行ったあの会場にも、二度と行くことはないんじゃないかな。

 それにしても、「編集者」って職業の人の中にも、あんな頭の悪い人っているんだねぇ。びっくりしたなぁ。
 頭の悪い人に司会者やらせたらダメよね。



トピック2 「身体をはった夏休み大実験」

 久しぶりのハロー!プロジェクトネタ?

 先日、私はほぼ丸一日、150人あまりの中高生といっしょにたわむれるというボランティア活動に参加してまいりました。もう、なにがなんだか。
 それはそれで楽しかったんですが、早朝にスタッフ全員が会場に集合したときに、ねぼけまなこで自分の名前が書かれた関係者用パスカードを受け取りに行ったところ、十数枚のパスカードがならんでいた中に、

「亀井絵里」

 という名前が書かれているものが。

 フォオオオオッ!!!! これは夢かまぼろしか!! 千葉のボランティア活動に、なぜに生き神様がご来迎!?
 まだ、まだいらっしゃっておらぬのか!! 高速で首をキョロキョロさせながら、自分の見間違いじゃないのかと目をゴシゴシさせてもう一度、くだんのパスカードを確かめてみたらば……

 やっぱり、自分の見間違いでした。完全なる一字違いの人違い。

 4つの漢字のうちのたった1文字が違っているだけで、なんでまるで違う人になるのかねェ~……いやいや、会場にいらっしゃったその方はとってもいい方だったんですけどね。

 そういったマヌケな見間違いから、早朝に一瞬だけ、自分の血圧を勝手に危険水域にまで急上昇させて挙動不審になってしまったわたくしだったのですが、その体験からふと考えてしまうことがありました。

 もし、もし「あの亀井絵里さん」が何の前触れもなく、何の紹介もなくこの会場に現れたのだとしたら、運営側もあわせて200人くらいいる人間の中で、いったい何人くらいの人が「あっ、えりりんだ。」と気づくことができるのだろうか。まぁ、名前を知っていなくとも、段違いにかわいい人が来たと思う人は大勢いるでしょうけど。

 なかなかおもしろい思考実験だ……2011年以降いっさい芸能活動をしていない亀井さん。おそらく、モーニング娘。に在籍していた当時の彼女を、3年後の現在も記憶している中高生がいるとしたら、それはもうアイドルグループヲタクの道を歩み始めている超エリート生だ。こう言っちゃなんですが、当時、小学生とか中学生の段階で「メディア露出度がそれほど高くない」プラチナ時代のモーニング娘。メンバーを記憶していた子どもがいったい何%いるのかというと……確率はそうとう低いだろう。亀井さんが声優で主演した『ジュエルペット』の第1作も、おもちゃの商品売上は良くてもアニメはそれほど話題にはなっていなかったらしいし。

 いっぽう、20歳前後の大学生から60歳手前の公務員くらいまでが集まっている数十人の運営スタッフの中にも、芸能人の亀井さんを記憶している人はいったいどのくらいいるだろうか……こちらもそうとう厳しい結果になりそうだ。
 そして、なんといってもこのイベント会場は千葉県! 東京でもないし、まず千葉市でもない!

 まさか……200人中、反応する人間はたった1人(おれ)!?
 そんな、バカな……私のこよなく愛するプラチナ期のメンバーにかぎって、そんなことが……

 待てよ、亀井さんに限らず、現在のモーニング娘。メンバーが個人個人でもしこの場に現れたのだとしたら、反応はどうなるのだろうか。
 ファンとしては全員のケースで一瞬のうちに歓声があがってほしいのだが……正直いってそれは難しいだろう。
 ただ、バラエティ番組などの TVへの露出度もプラチナ期に比べればだいぶ高いし、久々にシングルが連続でオリコン首位になっている勢いというものもある。おそらく、道重リーダーならば大騒ぎになるのだろうが、それ以外は……いや、『おはスタ』レギュラーだった生田衣梨奈さんはけっこう健闘するかも。

 そんな妄想をいろいろ浮かべた結果、これはやはり、身をもっての「実験」が必要なのではなかろうかと思い立ち、また日を改めた先日、私はあるプロジェクトを仕事場で決行することにしました。


夏休み特別プロジェクト「モーニング娘。の『工藤遥』Tシャツを着て出勤したら、どのくらいの反応があるか」
 ひつようなもの …… この前のモーニング娘。日本武道館コンサートで買った、胸に「クドウハルカ」とプリントされたオレンジの市松柄Tシャツ。
 たいしょう   …… 20代以上の大人の方々、20名ほど。
 やること    …… このTシャツを着て働いてみて、「クドウハルカ」が誰なのかがわかる人がいたら大成功!
 やるいみ    …… 太陽に聞いてください。


 注意事項としては、いちおう職場ではそんなトンチキな服の上に制服を着て働くことになるので、「クドウハルカ」というロゴ自体が露出されている時間はかなり短くなります(仕事前の移動時なので正味1分間もない)。そのため、まず「クドウハルカ」という文字さえ気づかれずに実験は終了してしまうのではないかという危惧もあったのですが……

 実験は意外にも、私が出勤した瞬間から「なにその派手なTシャツ! 誰? クドウハルカって!」という議論が一部で巻き起こる活況を呈し、「字体がポップだからアニメかなんかのキャラクターか」、「工藤静香みたいな歌手じゃないのか」、「Tシャツが市松模様なんだからレースクイーンじゃないのか」、などという憶測が休憩時間に飛び交う事態となりました。
 しかし、結果としては……残念ながら、モーニング娘。の工藤遥その人にたどり着いた方は、ひとりもおらず! 実に無念です。

 ところが! 胸の「クドウハルカ」からの線は断たれてしまっても、背中の首まわりに小さくプリントされた「ミチシゲ★イレブン」というコンサート名を発見した方が1名だけおられ、


「ミチシゲ……? みちしげって、あの子じゃない? ほら、TV で『わたしが一番かわいい~♡ 』とかって言ってる、あの!」

「あれよあれ、モーニングなんとか!」

「あぁ、あの、なんとかクローバー。」


 いや、クローバーじゃないっす。断じてないっす。

 結局、現役メンバーの中でも、道重リーダーだけはちょっと段違いで知名度が高いという実験結果が得られることとなりました。

 具体的に数値で分析してみますと、私が観察したところ、世代も幅広くほぼ全員が今現在、日常的に TV番組を視聴する習慣のある家庭で生活しておられるという20名の成人職員のうち、工藤遥さんを知っておられた方は非常に無念なことにゼロ。20名のうち1名知っている人がいた場合の知名度が「5%」であると計算しますと、今回の実験の結果は「工藤遥さんの知名度は5%未満」ということになります。あまりにも厳しい……やはり、くどぅー単体では難しかったか。
 いっぽう、道重リーダーの名前が出たときに、彼女の顔と名前がしっかり一致していると思われる会話をしておられた方は5名いらっしゃいました。すなはち、「道重リーダーの知名度は25% 」!

 つまり、工藤さんと道重リーダーの現時点での一般的な知名度では、実に「5倍以上」の差がある、ということになるのか……がんばれ、くどぅー!! その差は決して遠くはない。

「あのですね、この娘はもともと『狂犬チワワ』として非常に恐れられておりましたが、現在はまーちゃんのツッコミ役として我が国でもかなり稀少な逸材として八面六臂のご活躍をされておりまして……」

 と、工藤さんにかんする講釈のひとつでもたれたかったのですが、暑かったのでやめました。

 メンバーの皆さん、まだまだ世界は広い! リーダーに負けじと、真夏のハロコンもがんばって乗り切っていってくださいませ!!


 私の職場のみなさま、大変ご迷惑をおかけいたしました……明日からも、がんばらせていただきます。
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