長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

総選挙……あったんだって? 2012

2012年06月07日 15時04分43秒 | すきなひとたち
 どうもこんにちは~、そうだいでございます。千葉は昨日も台風の影響はあんまりなくて、今日はいいお天気になりましたよ。ほんとにちょうどいい感じの気温ですごしやすいですね!


 さぁさぁ、昨日はTV の世界ではいろいろあったみたいですねぇ。私の住んでいる町も、夜は外にひとけがないない! 視聴率はやっぱり良かったんでしょうかねぇ。

 思い起こせば、まる1年前の今ごろは、狂気の「ざっくりすぎるアイドルグループ史」の真っ最中にこの一大イベントを迎えていたんでしたっけ。
 あれから時間もたち、アイドル業界にも実にさまざまな変革が巻き起こりました。今ふりかえると、最新の時点で終わったはずの「アイドルグループ史」の最終章も、だいぶ昔の内容に見えてしまうほどに遠く感じてしまいますね。

 そして昨日、今現在の日本のアイドル界の中でもっとも大きなシェアをほこる存在にまで拡大したかのグループで、ついに恒例の最大イベントが展開されることとなったのでした。

 はっきり言って、わたくしはかのグループ自体に関してはさほどのお熱を上げてはいないのですが、やっぱりここはおさえとかなきゃいかんだろうということで!
 我が『長岡京エイリアン』でもしっかり情報を整理しておきましょうねェ~。



「第4回 AKB48総選挙」大島優子が1位を奪還
 (livedoor ニュース 2012年6月6日の記事などより)


 国民的人気アイドルグループ・AKB48の27枚目のシングル(タイトル未定、2012年8月発売予定)を歌唱するメンバーを決める「第4回選抜総選挙」開票イベントが6日水曜日、東京・日本武道館で開催された。

 2009年の第1回総選挙、2011年の第3回総選挙で第1位を獲得した「絶対的エース」前田敦子(20歳)が、2012年3月26日にさいたまスーパーアリーナで行われたコンサートで、AKB48からの卒業を宣言。それに伴い今回の選抜総選挙への不出馬も表明したことで、今回の総選挙は「ポスト前田」を決める争いとなった。姉妹グループのSKE48、NMB48、HKT48メンバーを含めた、過去最多の総勢237人の候補者による白熱の争いは6日17時30分にスタート。

 注目された1位は21時4分に発表され、先月5月23日の中間発表でも1位を獲得していた大島優子(23歳)が、2位の渡辺麻友(18歳)に3万票以上の差をつける10万8837票を獲得して1位に。2010年の第2回総選挙に続き2年ぶりの1位となった大島が、見事27thシングルのセンターの座に輝いた。


第4回 AKB48選抜総選挙の結果

選抜メンバー
1位 大島優子  AKB48チームK 108837票(中間発表1位) ※前回2位
2位 渡辺麻友  AKB48チームB 72574票(中間発表3位) ※前回5位
3位 柏木由紀  AKB48チームB 71076票(中間発表2位) ※前回3位
4位 指原莉乃  AKB48チームA 67339票(中間発表4位) ※前回9位
5位 篠田麻里子 AKB48チームA 67017票(中間発表6位) ※前回4位
6位 高橋みなみ AKB48チームA 65480票(中間発表5位) ※前回7位
7位 小嶋陽菜  AKB48チームA 54483票(中間発表11位) ※前回6位
8位 板野友美  AKB48チームK 50483票(中間発表9位) ※前回8位
9位 松井珠理奈 SKE48チームS 兼AKB48チームK 45757票(中間発表8位) ※前回14位
10位 松井玲奈  SKE48チームS 42030票(中間発表7位) ※前回10位
11位 宮澤佐江  AKB48チームK 40261票(中間発表10位) ※前回11位
12位 河西智美  AKB48チームA 27005票(中間発表17位) ※前回16位
13位 北原里英  AKB48チームB 26531票(中間発表16位) ※前回13位
14位 峯岸みなみ AKB48チームK 26038票(中間発表15位) ※前回15位
15位 横山由依  AKB48チームK 25541票(中間発表12位) ※前回19位
16位 梅田彩佳  AKB48チームK 24522票(中間発表14位) ※前回22位

アンダーガールズ
17位 高城亜樹  AKB48チームA 23083票(中間発表13位) ※前回12位
18位 山本彩   NMB48チームN 23020票(中間発表18位) ※前回28位
19位 渡辺美優紀 NMB48チームN 兼AKB48チームB 19159票(中間発表19位)
20位 秋元才加  AKB48チームK 19121票(中間発表32位) ※前回17位
21位 佐藤亜美菜 AKB48チームB 17009票(中間発表21位)
22位 倉持明日香 AKB48チームA 14852票(中間発表34位)
23位 島崎遥香  AKB48チーム4 14633票(中間発表22位)
24位 高柳明音  SKE48チームK2 14111票(中間発表20位)
25位 秦佐和子  SKE48チームK2 13920票(中間発表24位)
26位 増田有華  AKB48チームB 13166票(中間発表25位) ※前回20位
27位 大矢真那  SKE48チームS 12142票(中間発表28位)
28位 矢神久美  SKE48チームS 11712票(中間発表33位)
29位 須田亜香里 SKE48チームS 11323票(中間発表26位)
30位 古川愛李  SKE48チームK2 11179票(中間発表22位)
31位 木崎ゆりあ SKE48チームS 10554票(中間発表35位)
32位 小木曽汐莉 SKE48チームK2 9596票(中間発表29位)

ネクストガールズ
33位 岩佐美咲  AKB48チームA 9297票
34位 松村香織  SKE48研修生  9030票
35位 向田茉夏  SKE48チームK2 8552票
36位 仲谷明香  AKB48チームA 8505票
37位 中田ちさと AKB48チームA 8315票
38位 宮崎美穂  AKB48チームB 8173票
39位 永尾まりや AKB48チーム4 7809票
40位 藤江れいな AKB48チームK 7782票
41位 小林香菜  AKB48チームB 7195票
42位 前田亜美  AKB48チームA 7168票
43位 福本愛菜  NMB48チームN 6915票
44位 仲川遥香  AKB48チームA 6890票
45位 田野優花  AKB48研修生  6694票
46位 山田菜々  NMB48チームN 6683票
47位 宮脇咲良  HKT48チームH 6635票
48位 片山陽加  AKB48チームA 6602票

フューチャーガールズ
49位 武藤十夢  AKB48研修生  6428票
50位 石田晴香  AKB48チームB 6333票
51位 菊地あやか AKB48チームK 6185票
52位 多田愛佳  AKB48チームA 6140票
53位 松井咲子  AKB48チームK 6058票
54位 山内鈴蘭  AKB48チーム4 6027票
55位 仁藤萌乃  AKB48チームK 6025票
56位 木本花音  SKE48チームE 5982票
57位 大場美奈  AKB48チーム4 5969票
58位 市川美織  AKB48チーム4 5963票
59位 大家志津香 AKB48チームA 5933票
60位 小笠原茉由 NMB48チームN 5919票
61位 佐藤すみれ AKB48チームB 5706票
62位 矢方美紀  SKE48チームK2 5606票
63位 中西優香  SKE48チームS 5592票
64位 小森美果  AKB48チームB 5398票


1位・大島優子のコメント

「私は秀でた才能もないですけど、ただただ何事も全力で笑顔でやってきたことが実になって、その気にみなさんがさせてくれています。でも、花はいつか枯れてしまうこともあると思います。いつまでも太陽な存在でいてください。本当にありがとうございます。
 私はこの順位でその土台になればいいと思っています。さっき64位からみんなのコメントを聞いていると、本当に意識が高くてみんな志が高いと思います。これならまだまだやれる、そう思いました。『優子頼むぞ。』とみなさんに言われた気持ちです。AKBグループは頑張ることに慣れていますので、まだまだ頑張らせていただきます。ファンのみなさん、ずっと私たちを愛し続けてください。ありがとうございました。」


それまでの選抜総選挙との比較

第1回「AKB48 13thシングル選抜総選挙『神様に誓ってガチです』」
・開票日 2009年7月8日
・当選者順位 1~30位
・当選者に投票された総票数 5万4026票
・立候補者 AKB48、SKE48、研修生の98名
・1位(前田さん)の獲得票数 4630票
・最終当選者(30位)の獲得票数 1050票
・当選者の権利
 1位~12位 「メディアで活動する選抜メンバー(メディア選抜)」
 13位~21位 「選抜メンバー」
 22位~30位 カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」
・有権者
 12thシングル『涙サプライズ!』購入者、ファンクラブ「柱の会」会員、
 AKB48モバイル有料会員、DMM「AKB48 LIVE ON DEMAND」月額会員
・12th『涙サプライズ!』、13th『言い訳Maybe』ともに自己最高記録のオリコン2位を更新

第2回「AKB48 17thシングル選抜総選挙『母さんに誓って、ガチです』」
・開票日 2010年6月9日
・当選者順位 1~40位
・当選者に投票された総票数 35万4074票
・立候補者 AKB48、SKE48、研修生の104名
・1位(大島さん)の獲得票数 3万1448票
・最終当選者(40位)の獲得票数 1603票
 ※30位当選者は2613票
・当選者の権利
 1位~12位 「メディアで活動する選抜メンバー(メディア選抜)」
 13位~21位 「選抜メンバー」
 22位~40位 カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」
・有権者
 16thシングル『ポニーテールとシュシュ』購入者、ファンクラブ「柱の会」会員、
 AKB48モバイル有料会員、SKE48モバイル有料会員、DMM「AKB48 LIVE ON DEMAND」月額会員
・16th『ポニーテールとシュシュ』の記録
 2010年度オリコン年間シングルチャート5位
 AKB48としては14th『RIVER』以来、連続3作目のオリコン初登場チャート1位を獲得
・17th『ヘビーローテーション』の記録
 2010年度オリコン年間シングルチャート4位
 AKB48としては連続4作目の初登場チャート1位を獲得

第3回「AKB48 22ndシングル選抜総選挙『今年もガチです』」
・開票日 2011年6月9日
・当選者順位 1~40位
・当選者に投票された総票数 108万1332票
・立候補者 AKB48、SKE48、NMB48、研修生の150名
・1位(前田さん)の獲得票数 13万9892票
・最終当選者(40位)の獲得票数 4698票
 ※30位当選者は6660票
・当選者の権利
 1位~12位 「メディアで活動する選抜メンバー(メディア選抜)」
 13位~21位 「選抜メンバー」
 22位~40位 カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」
・有権者
 21stシングル『Everydayカチューシャ』購入者、ファンクラブ「柱の会」会員、
 AKB48モバイル有料会員、SKE48モバイル有料会員、
NMB48モバイル有料会員、DMM「AKB48 LIVE ON DEMAND」月額見放題会員
・21st『Everydayカチューシャ』の記録
 発売2日目の段階で推定売上枚数が108.5万枚となりミリオンセラーを達成した。
 AKB48としては3作目のミリオンセラー達成(18th『Beginner』と前作の20th『桜の木になろう』に続いて)
 AKB48としては連続8作目の初登場チャート1位を獲得

第4回「AKB48 27thシングル選抜総選挙『ファンが選ぶ64議席』」
・開票日 2012年6月6日
・当選者順位 1~64位
・当選者に投票された総票数 127万1063票
・立候補者 AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、研修生の237名( AKB48の前田敦子は辞退)
・1位(大島さん)の獲得票数 10万8837票
・最終当選者(64位)の獲得票数 5398票
 ※30位当選者は1万1179票
・当選者の権利
 前回の40人から64人に拡大されるが、タイトル曲を歌う選抜メンバーは21人から16人に削減され、前回まで12位以内のメンバーに与えられていた「メディア選抜」の枠は廃止された。カップリング曲を歌唱する前回までの「アンダーガールズ」に相当するメンバーは、17~32位の「アンダーガールズ」と33~48位の「ネクストガールズ」と49~64位の「フューチャーガールズ」に分割再編される。
 1位~16位 「選抜メンバー」
 17位~32位 カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」
 33位~48位 カップリング曲を歌う「ネクストガールズ」
 49位~64位 カップリング曲を歌う「フューチャーガールズ」
・有権者
 26thシングル『真夏のSounds good!』購入者、新規ファンクラブ「二本柱の会」会員、
 AKB48モバイル有料会員、SKE48モバイル有料会員、
NMB48モバイル有料会員、HKT48モバイル有料会員、
DMM「AKB48 LIVE ON DEMAND」、DMM「SKE48 LIVE ON DEMAND」月額見放題会員、
AKB48公式スマートフォンアプリ会員、AKB OFFICIAL NET会員 



 いんや~、まんず、もんのすごいスケールになっちまったずねぇ!!

 例によって私は TV中継はいっさい観ておらず、その時間帯はふつうに働いておりました。
 したがって私の判断材料は以上の文字情報と、それに付随して報じられた数多くの記事しかないのですが、まぁ~だいたいのことはたぶん、この文章をごらんになられているあなたのほうがよく知ってますよねぇ?

 なので、いまさら私のような門外漢が大上段に振りかぶって総評をブチかますつもりは毛頭ないのですが、今回は私がちょっとだけ感じたことなんかをぶつぶつ語ってみたいと思います。

 非常にありきたりなとっかかりで申し訳ないのですが、多くの当事者のみなさんの選抜総選挙の結果を受けての発言の中でも、今現在の AKB48グループのおかれている状況というか、グループ全体の体質のようなものをもっともわかりやすく物語っているものとして、私もやっぱりこの方のコメントに注目せざるをえませんでした。
 ちょっと長くなりますが、彼女のコメントを全文のっけてみましょう。


5位・篠田麻里子(26歳)のコメント

「こんなにも素敵な順位をありがとうございました。こうやってみなさんのあたたかさやありがたみを感じられるのもこの総選挙だと思っています。わたしはこの総選挙が嫌いではありません。自信があるからではありません。この日が来るまで眠れないこともありました。みなさんのあたたかい声援と、あたたかい気持ちがぶつかる今日の日を、この緊張感が味わえる今日をすごく成長できる日だと思っています。
 後輩に席を譲れという方もいるかもしれません。でも、私は席を譲らないと上にあがれないメンバーはAKBでは上にあがれないと思います。私はこうやってみなさんと一緒に作り上げるAKBというグループが大好きです。だからこそ後輩には育ってほしいと思っています。悔しい気持ちもあると思います。正直私もびっくりして少し悔しいです。でもそうやって悔しい力をどんどん先輩、私達にぶつけてってください。潰すつもりできてください。私はいつでも待っています。そんなに心強い後輩が出てきたならば私は笑顔で卒業できると思います。最後にこの票数は今日までの一年の私の評価ではなく今日から来年の私への期待だと思っています。もっともっと期待されたいと思ってますけど、この期待を胸に頑張っていきたいと思っています。」


 やっぱり、この発言ですよねぇ。少なくとも、グループに在籍している現役メンバーがこういった内容のコメントを明言したというだけでも、今回の第4回選抜総選挙が挙行された意義は十二分にあったと私は思います。

 発言の序盤と終盤はファンへの感謝の言葉でいろどられているのですが、なんと言っても重要なのは、同じグループの後輩たちに対しての「挑発」というところまでいっている叱咤激励です。

 みなさんは、このコメントをどう読み取ったでしょうか。「カッコイイ」? それとも「圧倒的に有利な立場にいる人間が上からなに言ってるんだ」?

 私がこのコメントを読んで感じた印象は、こんなものでした。


「ずいぶんとまた、のんきなことを言う人だなぁ……」


 まず、この発言によって私が思い知ったのは、

「 AKB48グループは、2010年のブレイクを経験したメンバーと命運を共にする集団になった。」

 ということです。つまり、選抜総選挙を最大規模のイベントとしている現在の AKB48グループにかぎって言えば、もはや「世代交代によって中核メンバーを変容させながら AKB48が活動を続けていく」といった可能性はゼロになったんじゃないんでしょうか。
 これは、別に篠田さんの発言でこれからのグループ体制がそうなるとかいうのではなくて、かねてからそうなっていたことがついに「ぶっちゃけられた」んだなと。

 多くの人が言うように、上位の選抜メンバーのメディア露出度はここ2~3年の活動をへて不動のものとなっており、決定的な事件や本人の卒業でもないかぎりは、順位に今回のような多少の異動はあるものの、おおかたの顔ぶれは「まぁ、そんなもんだよねぇ。」ってな感じになっています。
 その安定感に対して、人数はオーディションや新グループの発足によって際限なく増えていくのに、そのために1人ずつの活躍のチャンスがどんどん少なくなっていく新規メンバーが、それでも台頭していくのはそうとうに厳しいものがあると。
 篠田さんが言うように、この絶望的な状況を乗り越えて名をあげていくようなルーキーがいたとしたら、それは現在の選抜メンバー以上にたいへんな逸材であることは間違いありません。先輩がたも安心して卒業していけるでしょう。

 でもね。この新人たちのサクセスストーリーが成立するためには、ある、ものすご~く必要不可欠な条件がなければいけませんよね。
 それは、


AKB48グループが新人が台頭するまで健在であり続けること。


 これなんですけど……どうでしょうか?
 世間は……それまで待ってくれるでしょうかね。

  AKB48グループはちょっとおいときまして、かねてから私が惚れこんでいるかのアイドルグループは、メンバー交替をなかばシステム化することによって、人気やグループの体質・実力は上下変動するものの、グループ名を日本芸能史上に残る大名跡に育てあげながら活動を続ける道を選択しました。「後輩が先輩を潰すつもりでいく」という早急さはあえて選ばなかったのです。もちろん切磋琢磨や水のあうあわないはあったでしょうが。

 安定を選ぶか、激突するエネルギーの激しさを選ぶか。
 この選択にたいする答えを、はからずも篠田さんの発言はくだしてしまっていたんだと思うんですよ。そして、それはおおむね現在の選抜メンバーの総意なのではないかと。

 後輩が台頭するまで AKB48グループをささえていくのは他ならぬ篠田さんたちということになるのですが、彼女たちが中核にいればいるほど「 AKB48」は彼女たちの顔ぶれと同義語になっていき、後輩のになう「新しい AKB48」の姿はまぼろしのかなたに霞んでいってしまうのです。

 たとえば、これから10~20年ほどの歳月が経過したとしても、現在の私たちがまったく知らない集団が「 AKB48」を名乗り、篠田さんや大島さんといったメンツが「ドリーム AKB48」として別に活動している、ということはありえないでしょう。「 AKB48」とはそのまんま、昨日の熱狂を栄光ある選抜メンバーとして体感した彼女たちのことだからなのです。もう、それほどまでに長く両者はくっつきすぎてしまっているのです。

 ここで言っておきますが、私は必ずしもアイドルグループの名前が存続していくことが最上のことだとは考えていません。激しくスパークしていさぎよく散っていくグループだってステキなものはステキなんですよ。

 とにかく、本当にただ単に「次の新曲を唄うメンバーを決める」だけだったはずの選抜総選挙が、はからずも AKB48グループの命運を予兆させるようなかおりを濃厚にただよわせていたのは非常に興味深いものがありました。
 しっかしまぁ、毎回強く感じるんですけど、歌唱グループを選抜する選挙なのに、選ばれたメンバーがことごとく「新曲を唄うことに対する意気ごみ」を語らないというのは、いったいどういうことなんでしょうか。まぁ、そういうことなんでしょうね。フニオチ~!!

 ところで、不完全な TV生中継や NHKニュースでの報道というように、今年も熱狂といえば確かに、去年以上の熱狂はあったのですが、結果が発表されたとき、そこのあなた、なんとなく憑きものが落ちたような、「ふ~ん、結局はこんなふうなのね。」といったさっぱり感にみまわれませんでした? そんなことない?

 そうなんですよ。もはやサプライズはありえないのです。
 このさっぱり感は、もしかしたら私のような物見遊山の見物人よりも、涙ぐましい努力と財力をつぎこんでひとりで何十票、何百票と自分の推しメンに投票した熱烈なファンのみなさんにより強烈に去来しているのかもしれません。「あ~、どうがんばってもやっぱりそうなるのか。」と。


 多くのファンが語っているように、たとえば AKB48グループが長く続いていくためには、SKE48 やNMB48 といった系列グループのシングルにも投票権を組み込むといった新機軸をうち出してもっとニューフェイスを押し上げていくパワーを上げていくべきなのでしょうが……

 もう、いいんじゃないっすかね! やればやるほど限定されたメンバーの露出度が上がっていく選抜総選挙にそれほど血道をあげる必要なんかないんですよ。東京の一極集中を助長していくいっぽうですよ。

 たかが、次の歌を唄うメンツを決めるイベント! それだけ。
 今年も引き続いて投票数は増加したわけなのですが、そろそろ限界じゃないでしょうか。

 こういう破綻寸前ギリギリの状況の中で、外に広がる世間やファンに向けてでなく、中にいる身内にたいして「かかってきなさい。」と言うのに比重をおいているところが、実に「のんびりしたもんですねぇ。」と思うわけなんです、あたしゃ。

 どこまでいっても選抜総選挙はグループ内での相対的評価の問題なのであって、そしたら世界の中でのあなたの絶対的評価はどうなんですか? というところはまったく別の話なのです。ここは惑わされてはなりません。

 言いたいことは他にもいろいろあるんですが、長くなりましたので、最後にひとつだけ。


 選抜総選挙がおこなわれた2012年6月6日、その同日に、日本にとってまことに重要な存在意義のあったある方が逝去されました。

 私は別にオカルティックなことを言うつもりはないのですが、重要なイベントの当日、開催直前にこういう悲報を受け取ってしまうという時点で、 AKB48グループは2011年までは確実に持っていた「なにか」を失った段階に入っているんじゃなかろうかと感じざるをえません。

 「そんなのこじつけだろが! 彼女たちのせいじゃないだろ!!」と思われるかもしれませんが、意識してやる努力だけではどうにもならない部分さえをも自分たちの味方にひき寄せるのが「運」という才能だと私は考えているので、そういう意味で実に象徴的な日だったと思うのよねェ~、2012年の6月6日は。


 まぁ~、そんなわけでぶつくさ言ってきましたが、ファンのみなさんは、こんな私ふぜいのつぶやきなんか余裕で無視して応援を続けていってくださいませ! 怒っちゃや~よ!?

  AKB48グループさま、これからも日本の景気のためにがんばってくださ~い。

 いやぁ、来年の『総選挙……あったんだって? 2013』が、今から楽しみですなぁ!
 そのためにまず、来年も私が生きてるといいナ~☆
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