九月なのに・・

　九月なのに　陽射しの暑い残暑の尻尾が　後ろ髪を引いてたのは　　ほんの数日前だったのに

　雨が降ったら　急に気温が下がって　　冷や冷やと寒い九月になってしまった

　ひと月の間に　というよりも　昨日と今日の境い目で　　こんなにも天候って変わるものなのだったかしらン

　まるで　わたしの優柔不断のココロみたいで　おかしい

　空は　今は　雨も上がって　雲も薄くなり　　明日の晴れ空へ準備を始めている

　厚く着こんでみたり　　初秋の薄着で過ごしてみたり　　洋服たちも　出入りが慌ただしいこの頃である

　
　山本周五郎の小説を読んだことがなかったので　図書館へ数冊　予約したら　すぐに３冊届いてしまい　大急ぎで読んだ

　しばし　時代小説の中に過ごしていたけど　　読んでるさなかに　中村文則が届いた

　やっと　周五郎を読み終えて　　楽しみにしていた”　悪と仮面のルール　”のページをめくる
　
　なんだか　読みやすくて　二日で読了してしまった

　誰もが　顔の下に憂いを持ってるのだろうなと思うけど　　好ましく印象的のは　”　遮光　”　”　土の中の子供　”かなぁ

　予約中の”　すり　”（第四回、大江健三郎賞を受賞）が　届くのを　楽しみにしているところ