Azores, Corvo アゾレス諸島コルヴォ島

アトランティス群島は今から四万三千年前に沈んだ。
ブラジルのサンルイスの沖から二百キロに陸と平行に存在した細い陸地、サウスジョージアサウスサンドウィッチ諸島からブエノスアイレスの間にかけて存在した無数の群島、北緯35°41'15"、西経51°35'59"の緯経度の海中山地全域、そして大西洋各地、無人の雑多群島は“面倒を見る者は世界には存在しない”との判定により、沈降措置を呑んでいった。
機械由来威厳への礼節施設群、が座していた上の緯経度の人工数十人の島が、アトランティス文明群の玉座にして、眺望者が住まう地だった。
サンルイス沖の地下には上空を霧で覆った高度文明が栄えていた。
栄華、二千百年。
労働硬質度は日本と似ており、ふざけとらんかった。
考え事、会話が娯楽。
料理は全て箱入りのレトルト。
手作業の侍従は文明を危険にする。
週四十時間労働、だが質が、重くかなりダリ。
顔は中東からギリシアにかけて。
方々の星の地下文明から転送。
ある日、激烈理不尽行政への無力を伝える電報が山手線面積よりやや大、へ届く。
そっちの地下鉄の駅から時速四十キロの膨大な疑似洗浄水が流出してくる筈だ。
何やそれ。
駅は四カ所あった。
警報何ぞは存在せん。
見える正解雰囲気は世田谷区、文京シビックセンター、有楽町の国際フォーラムからビックカメラ辺り、国会議事堂、恵比寿駅、品川駅でから、漏れなく絶叫に包まれた。
小学校から、大学内の野原で青春会話中の学生やら無料迎煽で遊びおる旅行人やら、一切の容赦無く、溺死。
この島だけで四十七万人、死亡。
全員、ひたすら何でや。
塩水に浮かんでいきつつ、追求は非常識なる上空の霧を呑み続ける先には何が、との疑問は特殊窒素の壁に突き当たる。
電光は無い。
そのまま溺死。
地上には地下から放逐転送された被差別階級が無人農耕機と共に暮らしていた。
衣服はまじギリシア人。
手作業労働が基本な日々。
家は灰色のレンガ造りを機械が建てていた。
四万六千人は等しく死亡。
彼らは泣いた。
放逐理由、平均的アメリカ人の呑み食い、アホドラマ観て講評す、が何でイラク人の絶望と交換されていくべきか、なる倫理等式を描かしめられていく、いったなる疑問を打破しようとしなかった、の先とはこれ、か。
素性とはまじアメ。
Munching pigs.
Samuraiの膝は銃で撃てばいいのよ、で脅し力を充填していけばいいのよ。
数百人はサメに喰われて死んだ。
四十日かかった沈没には誰も気付かんでから、最後の十時間、とは誰も船を作る意欲を沸かせさせんかった。
ブエノスアイレスから南東の群島の地下は本格的にアホ。
アトランティスのぐへぐへ大阪系。
無労働、麻薬、売春、殺人格闘賭博、空中車、過剰洗練料理。
ガキは十六でみんなちんぽ。
人種は雑多でから、異人種も居る。
みんな月から転送組。
ここは天井があってから、そこを走ってるらしい配管からの漏水がある日ひどか。
政治家やら公的権力何ぞの配管はなか。
誰も知らん、直さん。
そしたら二日目に配管が派手に破れてからスカイツリーぐらいのふとか水柱が立った。
みんな、更に地下に逃げるやら空中車で取り合えず田舎に避難した。
しかし、だ。
スカイツリーぐらいのふとか水柱はどこそこ立っとってから遂には笑徳を集めおった。
何やそれ。
餓死者を含め、二カ月以内に九十三万人が死亡。
ただ、水流の中で浮かぶ苦悶、嗚咽。
薬物での無痛自殺者は稀。
拳銃はアトランティスでは稀。
地上には異空間科学が設営した土造りの家屋が林立していた。
地下との接点は無く、つまりは別の星。
南米との接点は稀。
危険と見なし嫌っていた。
ちなみに南米、アフリカとアトランティス文明との接点は無い。
地上はバングラデシュ人風貌。
月から転送組。
一カ月かかった沈没により全員死亡。
動物も泣いとった。
サンルイス沖と共に、ここらの地上風貌はブラジルの密林、東南アジア。
アゾレス諸島は一帯が陸地だったが、ここらには何も無かった。
そして、近傍存在を理由として大いに沈降措置を受けた。
大西洋海中に眠る四角錐物体は、沈没後、異空間科学が設営している。
理由は明らかに、アトランティス沈没の水紋。
ビミニ沖の海底遺跡はアトランティスとは無関係で、ここらは地上であった時、月とのいさかいに際してのおとり構造物として、奴隷が使役されて設営した。
玉座の島、の司祭達は真剣だった。
知的豪放さ、人間らしさ、人間らしき、を主張しゆくなる頭脳の真の子宮分泌物、知的洗練意欲、知的性欲、をいかに、科学性欲と健全に結び付け、宇宙内密充填なる大肉蛇として堂々とうねりゆくか。
風貌とは、映像化は不可能、そして・・・系のガチ妄アニメポスターを実現したとして、が統べる。
ここがラピュタの科学力が結集する間だよ姫、とムスカがガチで抜かしおる間、を音波ならぬ、鍵盤被律動力で動く巨石が行き交う。
空中に浮かぶアトランティス文明群の各種指標。
異星人、それは月人とパソコンでやり取りしおった。
評価は常に、それでは乱暴なのですよ、司祭。
この状態、長きが沈降措置に繋がっていった。
サンルイス沖の地下には現代のイギリスと似る風貌の街並みに、そのような人種が巣食っていた。
表層銘柄切創主義、とんずら、売り抜け、すっとぼけ、軽薄な謝罪、外見に基づく他人種の即興寸評衝動、actual combatで一人に全匹ガン泣き、知能と民度が低いのどっちかを急いで直さない、“R”と交際したい。
いやぞこのfacehugger cuntsが。
司祭達の本性はこの街に表れていた。
横暴交換取引所の設営衝動。
それは無からの創造、手での編みとは違う。
何故分からないのか。
他者の利他利器を交換する速度を、何故あなた達がそうも頑迷に固執して権益と主張しゆくのか。
何故、それが他の星々の民との融和の笑みを強力にもたらしゆくと確信しているのか。
それへの無視利他力、行為骨格とは他者の利他利器ではないのか。
いつ、その事をあなたは学びゆくのだろうか。
いつ、そのような学び、搾取の被害を是正しゆく衝動を無私のまま沸かせゆく事が出来るのだろうか。
永遠に出来ないのだ。
横暴交換取引所設営の前の、他者の銘柄の講評主義が、人間の自然の有り様から大いにかけなはなれた、他の星のまたたきなのです。
あなたは他の星からの末裔としての威厳を誇るあまり、何故そうもあなたが連邦とすべきあなたの星の民の利他利器を不当に過小評価しゆくのか、との致命に気付こうとしない時が長かったのです。
司祭の答えはこうだった。
我が文明群の人々の豪快さ、を厭わずのままのつまりは、知的との主張にある日々は長らく、こうして回りゆく様、実に障子の敷居、さり気無き軽快さ。
サンルイスの起源から遡る事、八千二百年前、玉座の島は異空間科学による地下での穿孔、内装を見始める。
玉座の島がアトランティス文明全ての子宮だった。
この島の起源とはそして、宇宙内密充満の、奇形知的横暴君臨衝動、透明にして消せぬ炎、余事象だった。
透明な炎の前は、降臨してきた未来人の文明とこれを倒せなかった文明の日々による、炎消火への邪魔力。
アトランティス文明は当該透明な炎を灯す側の力を放った。
そして炎、総量は文明を通じ、大西洋で十分の一への減却を見た。
玉座とサンルイスに生まれた人間の魂に、前世は無かった。
つまり一世目。(前世が現代にとって十年価値評価の人間なら、二、三世目であっても俺は一貫としてこう表現している)
ブエノス南東は専ら月系。
彼らは、ここらに生まれるべく、でしかなく、そして生まれを選んだ形となり、一人残らず、宇宙から消えた。
宇宙で望む煌めきを残していきたいという、一切の意思を刻めぬと、断定され。
これ、有り。
こことは一地獄。