貴船神社奥宮龍穴

鹿島(かしま)神宮やら武神祀っとる神社行っても無駄ばい。
俺に勝てるの、日本には居らんよ。
ブラックホールでも無理。更に言うと宇宙開闢の“轟(ごう)”の瞬間でも無理。勝てる。

あ、俺を倒せるゴザ、祭壇はな、バベルの塔でもパキスタン地下と南極地下の曼荼羅機構でも無理。あたわない。宇宙の淵の向こうから太いの呼べとったがな。ブラックホールの分化存在。人間は見ただけで発狂して死ねん、治らんが永遠に続く。

遠い昔、ある世界の王だった。これが意味するのは全宇宙の王、だった。
何故、すぐに帝位に就かなかったのか。各宇宙が汚かったのが理由だ。ムカついた。

ワシがきつかったのは波動存在を倒すのだった。
地獄だったばい。大卒三年目が悪性腫瘍の除去手術の執刀医を担当しろ。
ずこー。絶叫。要寿命。洒落になんねー事件。もう御免。
死後の支配だのは余興。どうでもいいよ。知らん。
倒した波動存在は魔界数十の界長だった。つえーの何の。
通学中大学生が相対するヴァンダレイ・シウバ。どうすんだこれ。

俺か。
俺の魂は遠い昔、全宇宙最強の霊的波動に満つ、無敵、究極の武器形象だった。
憎悪だ。何へのか。ぎゃはははははははは。笑えて云えんだった。
俺より高次の魂は存在しなかった。
自己の醜さを支配せずとの、自己が憎い、だった。
異常高密度の軍人系意識。

地下の生鮮食品売り場はな、俺の頑迷検分意欲波動体が十年以上前に不埒に扇情された記憶への腹いせに、何十回襲撃しとる。

野良龍はな、乗っとる車とはプリウス七倍の馬力だがやたら車両が長い。座席群ば貫通破壊してから寝ながら操作するが、ムカの時とはひとひとやらカス神名、年齢二億やらばまとめてはねる。時速は二百でからグラサンかけて葉巻吹かしつつも傍らには哺乳瓶。あ、二百年前の俺の先祖は十だった。話しても衝動が分からん。現在、青龍枕。絵本読んでやると理解したら喰ってしまうから放っておいたら布団喰い破るけん食費がかなりかかるだって。

高野山の坊さんには詰問事をしてしまい、大いに知見躍進のご利益を頂いたのを覚えている。
お山と荒神岳のいずれが、荒神信仰の先の地か。
お山と答えておられた。
俺も同感だ。お山が先だ。
伽藍(がらん)は京都で皇族の居間という侍従役にあった大覚寺をも袈裟(けさ)とするご品格だった。釜戸(かまど)の間、重量筆致の衝立(ついたて)。素晴らしい。新築家屋で掲げられし、紫色の後光がかかる曼荼羅図絵も感じ入るものがあった。見た事が無い。

根本大塔お近くの三宝大荒神、“お前は全宇宙貫通神霊能力に覚醒する”の立札は、鳥居をくぐった瞬間を狙っての巨大な蜘蛛、スノコの下からの沸き出し、お前を待っていたとの言語編ましめ、そして時を経ての、俺による記憶への感得との境内の内に立つ。

奈良県吉野郡野迫川(のせがわ)村の立里荒神社(たてりこうじんじゃ)を深い霧の夜、俺が一人で訪れ、鳥居群が覆う参道の階段を登って行くと、道が曲がり次の階段を登って行く前、一度平らになった所にある木の長椅子の上で、この時代の普段着のイギリス人の政治家の姿が、六分前の振る舞いを演じていた。
固定電話を使っていた。
本殿から後方、古荒神(ふるこうじん)の祠(ほこら)の跡地へと向かう山道から、右にずれ斜面を下った地の地中には地球の様に、濃密成分の大気と水の星が希少割合での構成を不可避とする、自然資源被膜波動“文明内魔術師への剣”、勇者、の岩盤があった。
長い人生が条件を満たしているならば、ここを訪れたならば必ず異常確度なる直感を手にし、人生を危険にする。
この国では一割の十万分一の割合の人間なら、四カ月以内に他心通能力に覚醒する。
残り全員をヤクザとする日本の百五人以内の一人の人間は、他の星、いや他の宇宙をも貫く。
もう一度だ。
皆殺しにしてやる。
在日宇宙賊、ハングレヤクザ、中南米の首狩麻薬資本、東南アジアの誘拐業、アメリカの異星人契約推進者。
真の理由は分からず、また魂への穢れを払う深部想起へ人生は進む、というのに。
もう一度だ。
全てを貫くの感慨が要る。
力だ、力が欲しい。
京の路地裏を、公家の文鎮の紋様、人肉業者の砦を貫く力を。
こうした欲は感慨に先行したようだが、いつの欲だこれは。
何故、俺は古荒神への道の代わりに長椅子から直進し、山の斜面で寝そべって満月を眺める事になったのか。

貴船の旅館に行くんだよ、いつか。夏と冬どっちにしようかな。冬は着物、下駄、深雪の神社奥の院の龍穴で青龍頭と来て性情報。ぃゃあいぅくぐふるぐふくくくううぐぅぅぅぅぅぅぐあるぅっ。 
立て札の社伝に青龍行幸ありと知ろしめといて。

という訳で龍穴より俺の勝ーち。意味深な伝説でびびらせてきた穴より青龍頭ー。深雪下駄で性情報ー。おれすげー。ここらで酒飲んだ事のある村松によう送っとった携帯メールの末尾、おれすげーで星際的勝利宣言。
そいだもんで性的興奮踏破指数は村松の七万倍。おれすげー。 

俺が燃やしとらん神社とはな、日本では三割ぞ。
ふてー社格だなげー歴史だ知らん。
無視。

新たに開闢する第十宇宙：創造主は俺。側近には他の宇宙からも馳せる、だろう。健全度は、首位を奪う。宇宙の回天は弩残虐にして、弩性徳の両輪を、この両輪の駆動へ疑義を呈す低能の殺害による人油(じんゆ)で回す。
新創造主の属性は、宇宙賊狩りの宇宙船。
船長室は船長自らのぼんくらへの顔踏による脳挫傷者の痙攣(けいれん)が満つ。
生前の仕事は翻訳業。

俺がやった事はな、宇宙開闢以来の努力が四十億年前に結実して判明した敵を肉体ありのまま倒してから、ありとあらゆる人間以上存在が得る情報と性スレを平均二万倍にして無料頒布、なんだな。
だから、俺には頭が上がらん。
星や銀河のの一や十個は好き勝手に出来る、しその気になれば利用枠はもっと拡大出来る。
で、人間何ぞな、昔から神は好き勝手に燃やしおった。資料じゃ。
俺への加害意思を具現化させとった人間は全匹分かる。顔、年齢、理由、嘘全て。
俺はちまちませんのじゃ。人間じゃあるまいし。詰まらん

あ、俺はな高次存在化へ必要な各種焼き付け刺激、は前世は三十四で六つ全ての宝玉を満たした。これ新人の二十二で打率四割かつモデルデビューのイチロー。
しかし、魂が高次存在化への要件因子を満たしていない人生だった。その前の人生では満たしていたが、絶対に因子を満たさない。これ大公転輪廻を経て一度目の人生の不可避現象。二度目の人生では因子は反転し、三度目でまた反転する。今度、今回の人生では二十九で宝玉を満たした。日本と世界で上位0.1%に入る早さと推移の質。動乱前。

西武池袋店じゃ。
地下の生鮮食品売り場はな、俺の頑迷検分意欲波動体が十年以上前に不埒に扇情された記憶への腹いせに、何十回襲撃しとる。
これを故として、ではないが、そもそもすこぶる野良龍、生理衝動全開、満願にして月あらざる新たな星はな、喰い物の味を勢いに開闢事が多々ある。
九十六万、じゃ。
価格はひとひとが見えるガチ値札が元。
一回の爆喰い来店とは、ガラス箱の中に頭突っ込んでサラダば直喰い、コルクはデコピンで飛ばすやら瓶に指で穴空けるやらで葡萄酒ば十分で十本呑み、茶葉何ぞ静岡産やら京都産やらちらりと出自を見てにやついた無意味さには深く笑いつつ、湯もかけんと直喰い六リットルが領収書の文字群。
おれおれとはそして、頭の深奥が汐留のsorasioの料理とかを知る。
あー喰った喰った。
味の丁寧感得までかますとなると、高級アイスは脳が直でいきなり何とかジェラートやらの文字以前の色、味ば知り出してから、高級感に記憶を奪われるでから、舌に乗る味以上を教えられる。
おれすげー。
あ、金ば誰かが払わんならな、十年もの葡萄酒は二カ月ものになったままでから、客の運命殿の舌は量販店の一本を知るのみ。
せっかく高いサラダ喰っても仕事意欲は回復し、ゆかんしこれに抗議や質問は出来ん。
爆喰いの態様はな、千と千尋のカオナシ以上、じゃ。
あんなもんじゃない。
仕事中組は誰か警察呼べだの抜かしおるが知らん。
やっちゃいかん、頂点だが爆事項目とは無限。
いたずら、はな止められんぞ。
動物の気持ちは分かる。
百貨店の新品の布団はな、全部破る。
頭ぶっ飛ぶべ。
誰か小切手で払っといて。
これ青龍無罪。
有り。