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日本海大戦~秋山参謀の「奇行」

2013-05-24 | 海軍人物伝



その1







その2














今日は、少し息抜きに(わたしは全然息抜きになってませんが)
久しぶりのコマ漫画をお届けします。

いずれも「こんな聯合艦隊は嫌だ」という言葉も虚しく、実話でございます。

主人公は、海軍一の秀才、のべつ頭が回転し続ける天才、
「天気晴朗なれど風高し」
この一文にすらたただものでないひらめきを感じさせる伝説の参謀、

秋山真之海軍中将(最終)です。


天才となんとかは紙一重、と申します。

天才参謀秋山真之も、実は本人を知る者たちにはどうも
そのきらいがあったようで、いくつかの逸話が残っています。

明治三十年、秋山はアメリカに留学していますが、その際
駐米大使であった星亨(ほしとおる)の執務室に勝手に出入りし、
いつも勝手に棚の本を手に取って見ていました。

星という人物は押しが強く、のちに国会議員になったとき
「ほしとおるではなく、押し通る」
と言われたくらいの人物ですが、このとき秋山の行為を見咎め、
一言文句を言ったにもかかわらず全く相手にされなかったそうです。

早いうちから戦術家として後進を指導する立場でありながら、
秋山には実に粗野なところがあって、のべつ幕なしに口にモノを入れていました。

ドラマで描かれていた「豆をいつでもポリポリしていた」というのもその一つですし、
本日の漫画「その2」における逸話のように、周りが緊張する中、
果物かごの林檎に手をだし、一人でシャクシャク言わせながら食べだしたので、
東郷司令長官はじめとする聯合艦隊の司令部将官は
あっけにとられて見つめていたということもありました。

人前で放屁することも平気なら、海大の教授になってからも立小便をしました。
学校の門を入ったところにある桜の木が、彼のお気に入りのスポットで、
必ずそこで用を足してから建物に入ったそうです。

・・・・・・・・・犬か。

大人物なのか、それともやはり「紙一重」だったのか。

アメリカでもその悪癖は一向に治らず(というか、悪いことだとも思っていなかったようで)
人の家を訪問したとき、その家の植木の根元で用を足し、
直後にその家の夫人とその手で握手し、そのまま何事もなかったように家に入ったそうです。

っていうか、これ、誰が見てたんでしょう。


いやー、奇行というより野生児のまま一生を突っ走ったって感じですね。
しかしそれもむしろ天才の名にふさわしいと思ってしまいました。





 



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