ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

どんがめ下剋上

2012-06-21 | 海軍






「真夏のオリオン」という映画をご覧になりましたか?

「真夏のオリオンという曲をめぐって、米軍駆逐艦の艦長と伊潜の間に、数奇な触れあいが」
という、今の日本映画にありがちな、ご都合主義満載お涙ちょうだいな映画ではありますが、
全体的によくまとまっていて、わたしは好きです。
なかでも、潜水艦と駆逐艦の対決を戦闘シーンのメインにしているあたりが、新しい切り口で
戦争もののエンターテインメントとしては上出来だと言っていいかもしれません。

しかし、まあ、これが魅力でもあったりするのですが、この映画、「どんがめ乗り」たちが
なんというか、小奇麗すぎるんですね。

どんがめ。
海軍では潜水艦をこう呼び、どんがめ乗り自らもこのように自称していました。
もともとは、その鈍重な動きを揶揄してネーミングされたものです。

霞ヶ浦などで飛行学生がシゴかれるとき、ヘタな操作をしたり、もたもたしたりすると、
「鈍感!どんがめに行けどんがめに!」
と罵られたものだそうです。
鈍感、というのは今と少しニュアンスが違う気がしますが、つまりは「どん臭い」ってことでしょう。
同じ陛下の股肱に対して失礼もいいところですが、飛行機に乗ろうというような傾向の学生が、
海中をのろのろ潜る潜水艦を「鈍感なやつが乗るもの」と決めてかかるのも仕方ありません。

おまけにこの勤務、衣食住全てが、人類の忍耐の極限に挑戦するが如く過酷なのです。
特に衛生面。


「真夏のオリオン」の伊潜の皆さんが、航行何日目になっても、全員つるつるの顔をしており、
特に艦長の玉木宏など、一応汗などかいているものの、近づいたらドルチェ&ガッバーナの
「ブルー」の香りがしてきそうなくらい爽やかな顔をしているのですが、これは映画ならではで
きつい、臭い、暗い3K職場の実態とはかけ離れた印象です。

伊号の行動期間はだいたい一ヶ月半から二ヶ月半。
この間、受け持ちの海区(なわばり)の中を潜航したり浮き上がって充電したりしながら
辛抱強く敵が現れるのを待ちます。
潜水艦は速度が遅くて、艦船を追いかけることができないので、
大抵、待ち構えるか、迎え撃つ、という戦法をとるわけです。

昼間はほとんど浮き上がることなく、夜陰に乗じてこっそり浮上する毎日、
乗員は何日間も太陽を浴びずに、じめじめと湿った艦内にじっとしているのです。

このため、ビタミンと紫外線の不足で、全身が脚気症状になったり、視力が落ちたりします。
皆若いので、上陸して二週間もすれば元通りになったそうですが、
年配の艦長や下士官は、よほどの体力がないと務まらないでしょう。

映画には、若い軍医中尉にビタミン剤を渡されたベテラン下士官(吉田栄作)が、
反発から「飯食ってるから必要ない」などというシーンがありますが、もしベテランであれば、
潜水艦勤務のビタミン欠乏状態についてよく知っているはず。
このような台詞は決して出てくるはずはないのですが。


細かいことですが、近頃の映画って、こういう描写が本当にアマいですよね。


特に不人気で志願が少ないのが上層部の悩みの種でもあった潜水艦勤務ですが、
そのわけは、飛行機のような華やかさも、軍艦は勿論駆逐艦のような勇ましさも無く、
ひたすら海中で
隠密行動をとるという地味な兵種で、おまけに、
わずかの故障や被害であっという間に
全員が戦死してしまう、という
「逃げ場の無さ」となにより閉塞感が忌避されたものでしょう。


同じ危険で死亡率の高い航空でも、どこまでも広がる空の解放感と、海中の密室では、
どうしても前者に志望が集中するものと思われます。

それは決してイメージだけのことではありませんでした。
その危険さは、佐久間艦長の遺書で有名になった潜水艦事故であまねく知れ渡っていましたし、
実際に潜水艦勤務になった者は、この事故をいつも心のどこかで意識していたでしょう。
潜水艦に乗る限り常に死と隣り合わせ、といった考えから逃れることはできなかったのです。


潜水艦任務というのは常に隠密行動が本分で、最低限の戦況報告や指示を受ける場合を除き、
基地への無線連絡は基本的にしないことになっていました。
現在位置を探知されたり作戦が解読されることを避けるためです。
基地では艦が任務機関が過ぎても帰ってこなくなって初めて、その潜水艦の犠牲を知るのです。

・・ここで気づいたのですが、映画「潜水艦イ―57潜降伏せず」で、わたしがしびれたシーン、
つまりあの映画のクライマックスでもあるのですが、池部良扮する伊潜の艦長が
「伊57潜は降伏せず 只今から戦闘に入る」と基地に打電するシーンは、
この事実にてらすと、つまりありえなかった、ということになりますね。(がっかり)



しかし、このような過酷な勤務でありながら、いや、過酷な任務であるからこそ、
彼らはどんがめ乗りであることに誇りを持ち、強い連帯感で結ばれていました。
それは、他の大型艦や、個人技の航空には無い、一蓮托生の覚悟からきていました。

撃沈されたり艦に何かあれば、艦長から兵まで、一人残らず一緒に死んでいくのです。
共に死ぬと決めた同志の精神的な結びつきは、あるいは血より濃いものであったでしょう。

潜水艦には、「甲板整列」がありませんでした。
「男たちの大和」にも描かれた、あの「ヘタするとリンチ・タイム」が無かったのです。
軍隊における陰湿な、苛めとしごき、それによって渦巻く下級の者の怨嗟と仕返し。
そんなことをしているほど潜水艦は、いわば暇ではなかったのです。

艦長士官から下は水兵に至るまで、全員が同じ事業服で、暑ければFU一丁の食事タイム、
その食事の用意も、手が空いているものがする。
士官も自分で洗濯をしなくてはいけないし、時にはギンバイさえする。

陸軍に驚愕された「上下関係の(理由あっての)緩さ」が海軍の本領ですが、
潜水艦はそんな海軍の中でもありえないくらい「皆平等」でした。
死ぬのも確実に同時ということが骨の髄まで沁みついていると、組織とはこうなるのでしょうか。

潜水艦では全員で輪投げに興じ、負けた者がたとえ兵曹長であっても、
下級の者の「牛殺し」(デコパッチン)を逃れることはできません。

つまり、兵隊にとっては上がむやみやたらに身近に思える分、
上に行くほど「損した気がする」わけです。
まともに考えたら、何のために難しい兵学校まで出たのか、と思うくらいの割の合わなさです。

だから志望が少なかったのか、という理解も成り立ちますが、ところがどっこい、
士官たちは、そんな一見馬鹿馬鹿しいどんがめ勤務を、皆誇りにさえしていたというのです。
そして下の者たちも、そんな緩い階級差に乗じて士気がたるむかというととんでもなく、
だからこそ「一緒に死ねる」と本気で思えたのだそうです。

ここで、海軍で最も割の合わなかったと思われる、潜水艦艦長について。

潜水艦には士官は勿論のこと、艦長ですら個室が無かったというのです。
「イー57潜降伏せず」では、広い艦長室で、池部良が机の上の写真立てから家族の写真を抜き、
軍服のポケットにいれるという、これも私の好きなシーンがありましたが、
個室どころか、実は艦長は蚕棚と呼ばれる(これは現在の自衛艦でもほぼ同じ)ベッドに兵と同じように寝ていました。
ですから艦が揺れてよろめき艦長の顔に手をついてしまった、などという無礼狼藉は日常茶飯事。

大事にされすぎてリューマチになってしまった山本五十六は例外としても、
だいたい潜水艦艦長の少佐クラスは、脚を使って働かなくなるので
そろそろ体力の衰えが気になってくるお年頃。

一般に他の配置になった少佐なんぞより、ずっと足腰もできていたそうですが、それでも、
若いぴちぴちの水兵さんには基本的に動きがついていくことができず、
急速潜行で艦に飛び込むときには頭上に兵が降ってきたり、半ズボンの脛を痣だらけに
していたり、が潜水艦艦長の日常だったそうです。

しかし、それを考えると、「真夏のオリオン」で少佐が玉木宏って・・・・・。
そもそも少佐にしては若すぎませんか?あれじゃせいぜい大尉でしょう。

池部良は年齢的にはOKですが、だからといって冒頭の漫画を池部良で再現するのは
別の意味でヘンですね。

しかも、潜水艦長の指令は、他の配置より「一蓮托生」の結果を大きく左右します。
「不沈戦艦」と言われた伊41板倉光馬艦長は、何度も危機一髪の死地を脱出していますが、
ご本人が戦後述懐するような「少しの運のよさ」からだけではなく、
「艦長の決断」によって艦が救われたと思われる事例が数多くあります。
中には、もし板倉艦長でなかったら助からなかったのではないかと思われる例も。
板倉艦長については、また別の日に書きたいと思います。


ところで、今4巻まで出版されている佐藤秀峰氏の漫画「特攻の島」は、今佳境に入っています。
的(回天)に取り残された渡辺二飛曹を、敵中浮上して救うことを決断する伊潜艦長。

「恐れるな・・・時間はまだたっぷりある・・・・浮上オ!!」


最初はただのオヤジだと思っていたこの艦長が、やたらかっこいいんですけど。

今をときめく漫画家である佐藤秀峰氏が回天搭乗員を扱った漫画を描いていることや、
「真夏のオリオン」と「ローレライ」という二本の映画が潜水艦をテーマにしていること、
そして、ここで描かれた爽やかな二人の艦長(玉木宏、役所広司)を通じて、この、
一見地味でどん臭い兵器である潜水艦乗りのカッコよさを実は再認識しようとしているのか?
もしかしたら、日本の戦争ものが「潜水艦」にも目を向け始めているのか?
もしかしたら、ちょっとしたブームか?
とちょっぴり期待しないでもないのですが・・・まあ、たまたまだろうなあ。



この戦争で、総数139隻の潜水艦が参戦し、そのうち乗員ともども127隻が失われました。
そのうち24隻は、いつ散華し、どこで永遠の眠りについているかもわかっていないそうです。








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9 Comments

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サブマリーナ ()
2012-06-21 11:29:30
エリス中尉殿、お早うございます。潜水艦乗りの苦労は、並み大抵ではなかったです。マッキントッシュにUボートのシミュレーションゲームを所持しております。フランスリヨンが母港で、大西洋で戦うのですが、駆逐艦相手に魚雷をぶっ放すと、外れた場合は、ほぼ一晩中追い回され、海底か、潜水できる最深深度まで急潜行して、おとなしくしてなくてはなりません。もちろんモーターはOFF。その間、爆雷が雨あられ。ほぼ、3割の確率で、再浮上はできません(涙)ゲームですから、リスタートでき、なんとか辛抱できますが、本物は…‥。英国海軍では、潜水艦乗りが最も尊敬されるそうです。私は、潜水艦だけは乗りたくありません、どんなに尊敬されても。以上報告終わり。
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お詫びと訂正 ()
2012-06-21 12:46:25
エリス中尉殿、お詫びと訂正です。先ほど記入したコメントの中で、母港をリヨンと記載致しましたが、ラロシェルの間違いでした。内陸の街リヨンが、潜水艦の母港になるはずありませんよね・・・。では、失礼致します。このお詫びと訂正コメントで、前のコメントが未着にならない事を祈っております。
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Uボート (エリス中尉)
2012-06-22 12:59:45
実はUボートの世界にもこれからのめり込みそうな予感がしております。
先日遣独潜水艦について調べたときにU
ボートについても興味を持ったものですから。
ドイツ帝国最後の首相に指名されたカール・デーニッツのことなども今後知りたいですね。
息子がわたしのIpadに、勝手にバトルシップ・クラフトという戦艦を作成するアプリをいれたのですが、新さんのおっしゃるUボートのゲームも、このバトルシップクラフトも、それらのことに異常に詳しい人間(オタレベル)でなければ作れないものみたいですね。
「駆逐艦を魚雷攻撃したら追い回され」
これは、潜水艦にとって「よくある危機」。
駆逐艦のスピードには到底太刀打ちできないので、まさに天敵。
実際にも電源を切って海底でじっと砲弾雨飛をやりすごしていたんですね。

戦争映画の、潜水艦乗員が、宙に目を彷徨わせてじっと耐えているシーン、わたしはここに潜水艦の戦いの真髄があると信じています。
そのゲーム、わたしもしてみようかな。
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潜水艦乗りは外科医の夢を見るか (茶太郎)
2012-06-22 13:03:10
エリス中尉、こんにちは。
潜水艦には「皆平等」の精神があったというご指摘、改めて考えさせられるところがありました。漠然とながら無条件に、上下関係に根ざした規律と平等意識というものが相容れないものだと感じていたからです。

以前どこかで養老孟司氏が、「外科医と軍隊の世界ではやたら殴るものだ」といった旨の発言をされていました。そのココロは、非常時に対応しなければならない組織では、平時から命令系統を身体に覚えこませておかないといけないから、というものでした。「右でも左でもいいが、転びそうな時に出す腕を決めておく」のだ、とも。

だとすると、こういった常識的理解の枠に収まらない潜水艦乗りの精神は、どうやって可能になったのか、その背景に興味を惹かれます。平等意識は「死なば諸とも」という一連托生の自覚の生み出すところであったにせよ、その意識が組織の規律と高い次元で両立し得たというところに、何だか不思議な精神の隘路を垣間見るような気がします。
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外科医と潜水艦乗り (エリス中尉)
2012-06-22 14:05:59
外科医は確かに今でも殴りますね。
オペ中には手術台の下で脚を蹴るのが基本らしいですが、ある大学病院で気の短い助教がへまをやった助手の手を思わずメスではっしと殴ったため、当然大出血、その場で患者を放置して緊急手術、という笑えない話を聞いたことがあります。

体罰が必ずしも不当なもの、と言いきれない世界もあるわけで(この助教はやり過ぎにしても)それが外科医と軍隊だと。
どちらも反射神経レベルのミスが命に直結する世界ですね。

規律を体で覚えこませるのに殴る、ということが比較的正式にに行われていたのは兵学校だと思いますが、殴られた側も、殴られるには理由があったから別に恨んでいないと述懐していますね。
このような「理想の鉄拳制裁」が成立するためには、決して殴る側に不純な動機が無く、かつ両者の目指す目的の共有が必須です。

いかにどんがめ乗りといえども不祥事があれば上は下を殴ったでしょう。
何といっても軍隊には違いないのですから。
しかし、勿論想像でしかありませんが、潜水艦乗員の「同じ釜の飯」というにはあまりに強い一体感、連帯感は、先のコメントでも書いた「非常時には海底でただひたすら宙を見ながら危機の過ぎ去るのを待つ」ような特殊な戦い方から生まれてきたのではないでしょうか。

わたしが最近潜水艦に惹かれるのも、「戦闘時でなくてもいつも極限状態」という中で、どんがめ乗りたちはどう生き、どう戦ったか、そしてそういう状況でしか生まれない人間関係というものもあるのではないかという興味によるものです。

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祝着至極! ()
2012-06-23 18:09:03
エリス中尉殿、無事米国に到着したとの事、祝着至極。Uボートゲームをしたいとのことですが、結構難しいです。海図を頼りに母港を出港し、海上航行するも、敵空襲などがあり、そのたびに、めんどくさいですが急速潜行します。そのうち、HQから無電が入ります。緯度経度の指示があり、そこで連合軍の船団を待ち伏せしますが、昼間の場合はNG、護衛艦が居る場合、潜望鏡深度まで浮上するのは自殺行為です。なので、暗くなるまで待って、潜望鏡深度で観測しますがその頃にはバッテリーも切れかけていたりします。夜の場合、船影が良くわからないので、うっかり魚雷を放つと、駆逐艦だったりするわけです。ただ、夜の場合、近くまで接近できるので(1Km以内)まず打ち損じることはありませんが、護衛艦が一隻とは限らないので、注意が必要です。相手が貨客船だけであれば、浮上して艦砲射撃が有効です。相手も足が遅いので。ニューヨーク港まで行ったことがあります。その時は、×10速度を選択します。途中洋上補給、記憶では、二週間は掛かりました。しかし、パワーPCという骨董品のようなMacにインストールされているので、中尉殿のi Padでは動かないと思います。ところで、ブログ立ち上げの頃の書き込みに、サングラスの女がありましたが、エリス中尉殿は、とても掘りが深いですね。東洋人には見えません。もしかして、ハーフですか?私の家内はハーフです。では、米国の良い空気をたっぷり吸って、楽しくお過ごしください。防衛大学校のドリルも見てください。何回見ても、かっこいいです。では、失礼いたします。敬礼!
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潜水艦ゲーム (エリス中尉)
2012-06-23 21:17:04
あれからコメントを読んですぐ、息子のMac airでサーチしてみました。
わたしはウィンドウズ使いipad持ちなので。
無料の「サブマリーナ」という見るからに簡単そうなゲームが出てきましたが、それじゃないですよね?
おっしゃるゲームがどれかわからなかったのですが、その代わりBattle stations Pacificというのがおもしろそうだったのでダウンロードさせています。
(たぶんわたしは息子がやっているのを見るだけになる予感)
でも、コメントで頂いたゲームの詳細を見るだけで十分楽しめてしまいましたよ。
「二週間はかかった」というのは現実時間の二週間?
それはかなりいろんな意味で怖いなあ。
ビジュエルドなどという○○ゲームをしていて息子の幼稚園のお迎え時間を忘れたことのあるわたしには、もしかしたら立ち入ってはいけない禁断の世界かも。

わたしは仕事仲間の間で「ドイツ系のクォーターである」という噂を建てられたことがありますが、見た目も実際も普通に日本人です。
仕事で少し濃いメイクをしていて「日本人ですか」と聞かれたこともありますが、これもおそらく「日本人以外の東洋人」という意味ではなかったかと思っております。

防衛大学のドリルは頂いてすぐパッキングの合間に見せていただきました。
確かに!わたしこういうの大好きなんですよ。
カッコよくて背中がびりびりしびれました。
ついでにこの後出てきたマーチングを次々見入ってしまい、それでまた一層仕事が滞ったと言われています。
素敵な映像を教えていただき多謝。
お気に入りに保存させていただきました。
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潜水艦ゲーム ()
2012-06-26 10:49:55
エリス中尉殿に、左手で敬礼! (`.´)ゞ
防衛大学校のドリル、お気に入り頂き、卑兵も大変嬉しく思います。中尉殿は、きっとお好きだと思ったんですよ。ところで、Uボートのゲームでニューヨーク港まで行った話ですが、昨夜、相当酔っ払いながらコメントした勢か、良くは覚えていませんが、もう一度ご説明致します。当ゲームは、シミュレーターですので、時間が調整できます。遠出の場合、十倍速で設定。二週間は336時間ですので、実質33時間ほどかかった事になります。往復で66時間!?敵接近の場合、自動で通常モードに切り替わります。艦長が就寝中や出勤中は、ポーズにします。艦内は、前方から魚雷発射室、蚕棚、無電室、潜望鏡室、蚕棚、エンジン室、魚雷発射室があり、たまに艦長は見回りに行きます。浮上時には、艦橋に上がって良い空気を吸います。これが、長い時間潜航していますと、ゲームでも息苦しくなってきて、思わず「急速浮上!」命令、艦橋に登り深呼吸すると、部屋の空気がおいしく感じます。この航海では、六隻ほど撃沈し、無事母港へ帰港した時は、軍楽隊がお出迎え。ハンス艦長(私です)は、鉄十字の勲章を一個貰いました。ところで、ボストンの生活はいかがでしょうか?初夏のボストンは、きっと、爽やかでしょうね?では、失礼致します。 (`´)ゞ
返信する
潜水艦ゲーム (エリス中尉)
2012-06-27 08:18:05
 (`.´)ゞ←また可愛いのキタ―!

聞けば聞くほどすごいゲームですね。そして面白そう・・・。
ゲームと言えばドラクエしかしたことが無く、しかも、そのとき寝食を忘れてのめり込む「ゲーム廃人」になりかかったという理性の無いわたしには、絶対に踏み入れてはいけない世界であることだけはわかりますが。
艦長が艦内を見回りに行くと、ドラクエのように「かんちょう ごくろうさまです」とか「へんじが ない しかばねのようだ」なんて反応があるんでしょうか。
それにしても二等兵とは仮の姿で実は鉄十字勲章の艦長であったとは、おみそれしました。

ボストンは、今日は爽やかでしたよ。
だいたいここは夏場異常に陽射しが厳しく、夜はともかく昼間は外を歩くのも辛いほどなんですが、湿度は低いので日影は快適です。
ここでの生活はまたそのうちブログでお話しますね。
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