アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

上実下虚と下実上平

2024-06-20 06:40:14 | 浅い霊感から神人合一まで

◎憑依と脱身

 

日本では、古事記以来帰神の伝統があるので、神下ろしすなわちシャーマニズムが津々浦々にある。神下ろしに好適な状態は、上実下虚。本山博によれば、上実下虚は、気が胸、背部、頭部に上がった状態で(上実)、特にスワジスターナ(丹田)とムラダーラ(会陰)で気が足りなくなった状態を言う。

この状態は、非常に不安定な状態であって、変な霊がとりつきやすい状態である。こうなると呼吸は速く、浅く、心拍も速く、意識はぼーっとしていて、神仏の信仰心がないか薄い場合は、アストラルの変な霊がとりつきやすいという。

これに対して、ムラダーラ、スワジスターナが気が充実し活性化され、胸部、頭部が羽毛のように軽く、明るく、呼吸がないようになるのが、これが、下実上平。

(以上参照:神秘体験の種々相1/本山博P172-179)

 

下実上平は、定(有想定、無想定)の状態で、自分がまだ残っている状態。この場合は、上実下虚はダメで、下実上平はよしというように書いているが、

脱身直前は、あらゆるエネルギーが頭部に集まることは知られている。ババジの絵で、両目が上方を向いているのを見たことがあるだろう。つまり、脱身直前は、上実下虚になるのだ。

 

だから一概に、上実下虚はダメで、下実上平がよいとは言えない。

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