アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

ネガティブ予言をどう考えているか

2024-06-21 03:00:04 | 吉凶禍福、占い、癒し

◎まずは自分が神仏を知る

 

私がネガティブ予言を考える場合に、次のような判断軸がある。

  1. 実現するのかしないのか。
  2. 現実化する予言なのか、単に霊界だけで起きていて、現界に移ってこない予言なのか。
  3. 予言をした人は、悟っているのか、悟っていないのか。
  4. 予言をした人は、予言の実現時期をわきまえている人なのか、そうでない人なのか。
  5. ネガティブ予言は、一人でも多くの人が神仏を知ることで、ネガティブ予言が現実化しないようにすることができる。ただし、極ジャンプのように神仏を知る人の多い少ないにかかわらず、起きてしまうようなものもあるようだ。

 

「1.実現するのかしないのか。」は、その予言を発した瞬間に、事象はズレはじめ、結果的にはずれることがままある。つまり、予言した瞬間にはずれはじめるというのが、予言一般の基本性質。

 

「2.現実化する予言なのか、単に霊界だけで起きていて、現界に移ってこない予言なのか。」これは、最初から現実化しない予言が大半であって、予言の時点で一部現実化する予言があるということ。ただし、そうした現実化するはずの予言であっても、1で述べたように予言した瞬間からズレ始める。

 

「3.予言を見た人は、悟っているのか、悟っていないのか。」

現実を最終的に起こすのは、神仏。大悟覚醒した人が、現実化すると見たビジョンは、予言時点では現実化するのが確実だが、時間の経過とともに変質し、はずれたりすることがある。

予言の当たる程度は、その人が大悟覚醒した人であるかによる。

逆に大悟覚醒していない人の見た予言ビジョン(幻視)は、正確性が大悟覚醒した人よりも落ちる。

 

「4.予言を見た人は、予言の実現時期をわきまえている人なのか、そうでない人なのか。」

これは、過去数万年レベルの記憶が、本山博とダンテス・ダイジでは全く異なるということからも、こうした疑問がわくものだ。

大正時代に関東大震災の予言を実際より早めの日付で予言して世間が大騒ぎになったが、時期が数年はずれて顰蹙をかったことがあった。これに関しての出口王仁三郎のコメント。

 

『正夢は時間、場所、事柄等、見た通り些しも違はず実現するものである。霊夢は比喩的に見せられるから、其判断を誤ると間違つて来る。假へば、空にお月様が二つ出た夢を見たとすると、二月とも取れるし、又あるべからざる事実として凶兆とも取れない事は無い。故に正しい判断をせねばならぬ。霊眼もこれと同じであつて、見せられた事が本当であつても、其判断のしかたを知らねば間違つて来る。空に五五と云ふ文字が現はれたとしても、五十五日、五十五年、五月五日、五年五ケ月、二十五日、と幾様にも取れる。正しい判断の仕方があるのである。』

(水鏡/正夢と霊夢、霊眼/出口王仁三郎から引用)

 さらに

出口王仁三郎が語る、霊眼に映った出来事が現実化するメカニズムは次のようなものである。なおこの文章では、神界幽界をまとめて霊界とよんでいるように読める。

 

『ここで自分は神界幽界の現界に対する関係をちょっと述べておこうと思う。

 神界と幽界は、時間空間を超越して、少しも時間的の観念はない。それゆえ霊界において目撃したことが、二三日後に現界に現れることもあれば、十年後に現れることもあり、数百年後に現れることもある。また数百年数千年前の太古を見せられることもある。

 その見ゆる有様は、過去、現在、未来が一度に鏡にかけたごとく見ゆるものであって、

 あたかも過去、現在、未来の区別なきが如くにして、しかもその区別が歴然推断され得るのである。

 霊界より観れば、時空、明暗、上下、大小、広狭等すべて区別なく、皆一様平列的に霊眼に映じてくる。』(霊界物語第一巻/出口王仁三郎から引用)

 

つまり、予知あるいは予言した瞬間に、その内容に合わせて現在も過去も変貌してしまうのだが、その様子を『あたかも過去、現在、未来の区別なきがごとく』と言っているのだろう。

 

「5.ネガティブ予言は、一人でも多くの人が神仏を知ることで、ネガティブ予言が現実化しないようにすることができる。ただし、極ジャンプのように神仏を知る人の多い少ないにかかわらず、起きてしまうようなものもあるようだ。」

つまりネガティブ予言には、揺るがすことのできない人類の大スケジュールあるいは地球の予定というものと、多数の人間の悪想念の結果起こる、天変地異、戦争、動乱、飢餓、疫病などという二種がある。

 

世間では、一言でカタストロフィ、大峠などと十把ひとからげに言いがちだが、そこは気をつけてみたい。

そして大災害を緩和し得るものは、その地に何人の神仏を知った人がいるかどうかである。ある日突然全員が大災害の危急に直面して、全員が悟るなどということは夢物語。日々の冥想の基礎の上に悟りが起こるもの。

まず自分の無力を実感し、日々の冥想を。

 

たつき諒2025年7月予言

覚者や超能力者、霊能力者の時間認識

ダンテス・ダイジの死と転生-1

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