アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

知られざる日露の二百年

2024-09-01 20:01:14 | 時代のおわりneo

◎軍事政策は平和ボケした外交と同様に無原則

(2015-11-07)

 

対ソ連、対ロシアの情報に関しては、基礎となる事実についてあまりにも公表されていない件が多く、常に群盲象をなでるが如き気分で、時々出るマスコミ報道に接するのが一般的ではないだろうか。

「知られざる日露の二百年/アレクセイ・A・キリチェンコ/現代思潮新社」は、これらの蒙を一部晴らしてくれる。

 

曰く、シベリア抑留の日本人は、ロシアは軍事捕虜だと主張するが、ポツダム宣言違反である。

曰く、(ヤルタ?)秘密協定でアメリカはソ連が北海道の上半分を占領するのを認めていたがソ連は結局間に合わなかった。

曰く、満州侵攻したソ連軍は、日本無条件降伏の1945年8月15日までにアメリカから認められた38度線?まで進むことができなかったため、その日以後も38度線に向かって侵攻した。

曰く、ノモンハンは、日露双方とも大軍勢で激突したが、ノモンハンそのものは軍事的にも地政学的にも奪い合うほどの価値があったか疑問。

曰く、日ソ中立条約は、1945年4月5日に既に破棄されていた。8月9日の満州侵攻は不意打ちではない。

 

ここに彼の名言の一つを紹介し、その見識の高さを知ることができる。

『軍事政策は平和ボケした外交と同様に、資本主義国にとってもまた社会主義国にとっても、無原則なものである。』(同書P147から引用)

情報操作は洗脳の基本。日ソ双方にとって都合の悪い話が多いのだろう。

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中国の運命、日本の運命-1

2024-09-01 04:53:27 | 道教neo

◎『「笹目秀和」と二人の神仙』

(2021-04-08)

 

笹目秀和は、モンゴル神仙邂逅記が出された頃は、奥多摩の御岳山に行けばいつでも会えるが如く思っていたのだが、もう亡くなって20年以上経つ。

ダンテス・ダイジが著作の巻末に自分の電話を載せていつでも会えるようにしていたが、それも数年のことだったのに似ている。

『「笹目秀和」と二人の神仙/宮崎貞行/ヒカルランド』は、前半が大著『神仙の寵児』のダイジェスト。ただ、設定がサーヤ内親王と従者2名が笹目秀和と対話することになっているのは面白い。

『神仙の寵児』は読んだことがあるので、前半は読まず、いきなり最終章から読んだのだが、昭和10年に中国南寧の紅卍会(大本教の提携先宗教)の道院でフーチを行ったところ、当時5億人だった中国の人口が○人に激減するという結果が出たという話が出て来た。この数字は、出口王仁三郎予言の日本人生存率より全然厳しい。

 

なんでも世界に共産主義旋風(赤化の刧)が吹き荒れるのは2度あって、一回目は収まるが、2回目の共産主義旋風の時に人類を一掃するような掃滅の刧が地球を襲うという。

一回目の共産主義旋風は、1990年代の初めにソ連が崩壊したことで、一度収まった。そしていまロシア中国が協力して世界制覇しようと勢いを盛り返したので、2回目の共産主義旋風の真っただ中にある。

そこで金を出してどこか戦乱や核戦争、世界的大変動に巻き込まれないような国や土地に移住しようと思う人も多いかもしれない。

だがこの本にも書いてあるように、人間一個が今ここにあるということは今生だけの結果ではなく、三千年も前からの結果でもあるということ。

そのような大変動のエリアから免れようと思って免れるものではないということ。高校生、大学生のみならず、社会人でもやれ、政治が悪い、経済が悪い、医療体制が悪い、などと外的要因を真っ先に考える癖がついているものだが、まず全身で感じ取ってみるというのは大切かも知れない。

自分がどういう運命なのかを。

どうやって生まれて、どうやって育って、生きて暮らして、死んで行くのだろうかを。

そして、日本がどういう運命なのかを。

そして弾き金を引くであろう中国がどういう運命なのかを。

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霊界の魔法の山に秘蔵されている宝捜し-3

2024-09-01 03:43:50 | 浅い霊感から神人合一まで

◎如何なる災難もふりかからない

 

エウゲニス・フィラレテスの宝捜しメモの続き。

 

『「山を発見して最初に起こると思われる驚異的現象はこうである。烈風が山を揺るがし、岩を粉々に打ち砕く。貴兄は獅子や龍、その他の恐ろしい獣に遭遇することとなろう。しかし決して恐れてはならぬ。断固たれ。そして不退転の決意を固めよ。貴兄を山へ連れてきた『指導霊』が如何なる災難もふりかからせはしないだろう。宝物はまだ発見されていないが、すぐ間近にある。烈風の後、地震が起こり、風が残していったものすべてを壊し、地に倒すであろう。だが決して倒れて死ぬようなことはないと確信するのだ。」』

(象徴哲学大系 4 錬金術 マンリー・P・ホール/著 人文書院P68から引用)

 

山を発見するのが、見神に当たる。如何なる災難もふりかからせはしないとは、自分を本当に傷つけることなどできないということ。

烈風が起こり地震が起こり、すべてを壊し地に倒すが自分は倒れないことは、確信というような思い込みでするのではなく、最初から自分は倒れないことを知ること。

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