アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

中国の運命、日本の運命-2

2024-09-02 03:45:07 | 道教neo

◎人は神々を得て働き、神々は人を得て動く

(2021-04-09)

 

中国の経済、軍事、ITにわたる影響力は、まさに八岐大蛇の如くであり、自由主義陣営と共産主義陣営のまた裂きとなりバルカン国家化しているのは、日本だけでなく、米国や欧州もそうなってしまっている。

ネット上の噂では、中国は日本のみならず世界各国の戸籍データやマイナンバーを集めているとか、着々と世界制覇への布石を打っているだろうと想像され、そら恐ろしいことである。

『「笹目秀和」と二人の神仙/宮崎貞行/ヒカルランド』の予言では、一つのシナリオとして、中国で大規模な飢餓が発生し、それをきっかけに中国が世界戦争に打って出るということが書いてあるが、これはやや書き過ぎかもしれないと思う。

笹目秀和の予言集的なものとしては、「ストップ・ザ・富士大爆発」を読んだが、そこまで具体的には書いてはいない。

 

赤化の刧というのは、共産主義のことだが、「第二次大戦に勝者なし/ウェデマイヤー」では、第二次世界大戦で結果的に最も利益を得たのはソ連だったとか、近衛上奏文では、日本の敗戦におけるソ連の浸透ぶりが慨嘆されている。さらに「ヴェノナ/ジョン・アール・ヘインズ」では、アメリカすらも第二次世界大戦では、ソ連の意向に沿って動かされていたらしいことが描かれている。

かくして中ロ揃って赤化の刧なのだが、バック・グラウンドとしての欧州猶太も無視することはできない。西洋錬金術という冥想体系をこの2千年地下に潜らせたままにしてきた根源の力が、唯物論だからである。

その結果、このままではIT、軍事はじめ多くのテクノロジーが失われ、人口大激減を見ることになるという見解については、各国の神話、古伝承は一致した見通しを出しているとして差し支えないのではないか。

その結果を見て、ダンテス・ダイジが、「ホワイト・フォックス。俺はお前についてどんな判断もしやしない。」などと、ある意味投げやりな言葉を出している。

 

笹目秀和とダンテス・ダイジのリンクは大本教。笹目秀和は、「人は神々を得て働き、神々は人を得て動く」とモンゴルから西北中国、崑崙にかけてシャーマニズムを再興する使命であった彼らしい言葉を残している。その「人」が大神に立ち帰らないと、大難を小難になどと祈れはすまい。

 

※2024年9月2日追記:

『中国で大規模な飢餓が発生し、それをきっかけに中国が世界戦争に打って出るということが書いてあるが、これはやや書き過ぎかもしれないと思う。』と書いたが、これは中国の経済破綻が現実のものになったことで、穀物生産、食料生産が不振となれば、現実の可能性として浮上してくる。状況は変わった。

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冥想の二つしかない方向性

2024-09-02 03:43:49 | 覚醒のアーキテクチャー

◎最深の欲望実現、虚無、解脱

 

ダンテス・ダイジが、冥想の二つしかない方向性を語る。

表現はとても硬いが、要するに冥想テーマは、一つには各人の最もふさわしい欲望を生きるということ。もう一つは、「何も無い」ということを逃げずに生きるということ。

 

『冥想には、二つのテーマしか存在しない。一つは欲念相続の当体としての自己自身を最高の情熱と充足の中に生きようとすることであり、そして今一つの冥想の極意は、「何も無い」そのことの絶対を絶対自体で覚知することである。

 冥想には、あらゆる人間をしてその人自身の最も根本的欲望を知らしめ、そしてその欲望を実現する力がある。

 しかも、冥想は、あらゆる欲望が最終的に欲望そのものからの解脱を目指す時に、その純粋冥想の極点で、解脱即涅槃を成就せしめるのである。

 どのような豊かな幸福もそれがこの地上のものである限り必ず終息する時がくる。その時、人間は、人間であるがゆえの虚無を見ねばならなくなる。そして純粋冥想はその虚無と人間とをもろともに寂滅せしめる。

 そして あらゆる生命達は、再び地上に帰 ってくるだろう。有と無あるいは空・仮・中の三法などの教説は すべて煩悩即菩提の永遠の神秘を説こうとする試みである。』

(ダンテス・ダイジの断簡より引用)

 

冥想の神秘的な力により、人はまず最深の根源的欲望に気づき実現する。ところが、そこで人は虚無を感じてしまう。

次に人は、あらゆる欲望が最終的に欲望そのものからの解脱を目指すことになるのだが、冥想により、マーヤ(迷い)とはニルヴァーナ(悟り)のことであったことに気づくことになる。

 そのことを書いているわけだが、とても生硬な表現であって、わかりにくいかもしれない。

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