アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

生きている宗教、死んでいる宗教

2023-08-16 07:22:39 | 時代にFace it

◎クレージーで無思考誘導な時代と宗教

 

OSHOバグワンは、キリスト教もヒンドゥー教も死んでいる宗教だが、数少ない生きている宗教が、禅とユダヤ教ハシディズムであると語っているシーンがある。

ユダヤ教ハシディズムは、ユダヤ教の中でも数少ない冥想法の大要がわかる宗派であって、今でも覚者を出し続けているのだろう。

禅は、日本もさることながら特にアメリカで公案禅丹田禅を主要な冥想手法としながら、わかりやすい見性と十牛図を物差しに、本来禅にはない神秘主義の部分も巻き込みながら展開しているようである。

禅が神秘主義にまではみ出している図式は、老子を連想させる。

老子の悟りはとてもシンプルなものであって、禅的悟りに近いのだが、後世に老子が神秘主義の大御所に祀り上げられてしまった様子を思わせるものがある。禅では、開祖の達磨がそこまでになるのは邪道だからブレーキは効くのではないか。

OSHOバグワンは、晩年禅宣言をやったが、彼の禅への高評価が禅宣言につながったのだろうと思う。ただ彼には、禅の老師らしい峻険さがなかった。

 

フリーメーソンというのは、ユダヤ教とは別のシンボリズムを用いているようで、ユダヤ教ハシディズムとは別の宗教なのだろう。日本のフリーメーソン本を何冊か読んでも、33位階の最高位は有名な何某という話は出てくるが、導師(グル)が誰かということは一向に明かされない。故に密教的な宗教であり、また現今の導師(グル)も神を知る人物なのではあろうと思う。

出口王仁三郎は、彼らは大悪に見せて大善を為すと評してはいるが、ダンテス・ダイジは、太古の神の選民は、最後までそうかという事について疑問を呈している部分がある。

2020年の米大統領選挙は、世界のマスコミは一斉にバイデン推しのトランプ貶めだった。それと同様に今世界のマスコミは一斉に移民導入政策推しであって、日本だけが移民導入政策を強要されているわけではない。もとより移民国家である米国やオーストラリアの移民増加と、移民国家でなかった英国やドイツ、スェーデンや日本などが移民を増強されるのとでは、移民による社会の破壊圧力は全く異なる。

世界各国で民族を混淆させれば、個人主義と利己主義と相まって、自ずと不安と不満が渦巻き相争う治安の悪い社会ができあがる。全体として安定した社会として立ち行かなくなれば、人口の大幅削減策が検討されるなどということがあるのだろう。これは、全体としてバベルの塔の巨大化と言語が多様化しすぎて相互に話が通じなくなった結果、バベルの塔が崩壊した故事を思い出させる。

人為の人口の大幅削減策もあるのだろうが、地球沸騰化による農作物の大幅な収量減による世界的な飢餓の可能性は見えているのではないか。

食べることが安定しなければ、四六時中スマホを眺めて気を紛らわせるクレージーで無思考誘導な時代も直に終わるだろう。

 

万人が何のために生まれ、何のために生きるかを改めて問い直される時代に入ったのだ。

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